埼玉県所沢市。
日本の航空発祥の地として知られるこの地は、航空公園や米軍施設など面白い施設がいくつもありとても楽しい街です。
そんなこの地で、県道6号線を川越方面へ走ったところに面白い変電所があります。
下富変電所というようです。
▲下富変電所外観
見てびっくりですね。すごいです。緑色の変電所です。
鉄塔も緑色です。
緑も、深い緑でなく黄緑系で、明るい爽やかな緑色です。
引き込みの鉄塔が美化鉄塔であることはよく見ますが、変電施設を見ると、無機質そのものであったりします。
ここは鉄塔も建屋も緑色で揃えてあって、とってもお洒落ですね。
▲モノポールと鮮やかな配色が目を惹く
66kV2回線の膝折線から分岐した下富線が引き込まれます。
GW無しのモノポールが2本、最もシンプルな引き込み鉄塔の一つでしょう。
勿論鉄塔番号は甲乙表記です。
17mの小柄な体ながら、腕金と鉄塔下半分の配色を変えることでしっかりと美化柱らしさをアピールしています。
▲下富線甲の1/乙の1(1998/4,17m)
変電所の建屋は飾り窓などから東電によくある外側4辺だけの囲いのようです。
しかし、塗装でこれだけイメージが変わるものなんですね。
庇は鉄塔と同色、壁面はさらに2分割でトリコロールカラーです。
誰がやろうと言ったのでしょう。
単純なように見えて、個性的で素敵です。
お茶畑と共に、今日も癒しのアースカラーを地域に振り撒く、そんな下富変電所でした。
〈参考〉
・【A】鉄塔中毒【A】: b233[7/23-膝折線・下富線・野火止線再訪]