関東土木保安協会です。
昭和の零細工場が点在するような雰囲気を持つ東京都は足立区の新田。
荒川放水路と隅田川に挟まれた島のような中洲の地に、鹿浜変電所があります。
鹿浜変電所から出ている送電線が、志茂町線になります。
この子も跨ぎ君だったので、結界を拝みに行かせていただきました。
どうでもいいですが、今回から跨ぎ鉄塔はマタギな一基として銘打とうと思います。
志茂町線No.4鉄塔です。

▲志茂町線No.4(1961/9,28.3m)
車も通れないような細い道を跨いでいます。
上写真でマンホールが見えますが、舗装が路地で分かれている辺り、暗渠でもあるのでしょうか。
昔の航空写真を見ても、この路地ははっきりとは確認できないのですが、地図で見ると路地は環七を渡り反対側までもまっすぐ伸びています。
恐らくですが、その昔は堀でもあって、暗渠化して埋め立て小道となったのではないかと推測できるような、そんな立地です。

▲小道上に立つ志茂町線No.4
高崎駅の近くにも高崎線という1960年代の4回線対応の矩形鉄塔があります。
あちらも用地の都合なのか、4回線鉄塔とした時に収まりがいいためか矩形鉄塔を何基か採用しています。
この志茂町線もこの次のNo.5も矩形鉄塔で、似た条件で同じ様な設計をされているようです。

▲民家があるためか昇塔防止措置は少し高め
後付けなのか各水平材のところにメッシュの素材を付けてグレイチングのような見た目になっています。
鳥も営巣しやすそうに見えてしまいますが、何か目的があって付けられているのでしょうか。

▲独特の形状だ
結界を拝ませて頂きます。
メッシュ材が張られているためきれいに頂部まで見ることはできませんが、M字状に構築されたアングル材の組み方など面白い画です。

▲志茂町線No.4の結界
手前のNo.3は道路に面し目立ちます。
こちらも面白いですね。
下に北清掃工場線を併架します。
碍子連が短く、22kV級でしょうか。

▲志茂町線No.3(1961/9,27m)
こちらも古めかしいですが、ケーブルヘッド周りの取り回しが独特で、面白いです。
領家線もですが、66kVの下段にもっと電圧が低い線を収めてる鉄塔がこの辺りはちらほらありますね。

▲古参のドラキュラ
プレートに「上は」「下は」と親切な説明書きがありました。
初めて見るような気がします。

▲併架は北清掃工場線
あまりにも路地に馴染みすぎていて、民家が近く、撮影時も洗濯物を干されている住民の方に申し訳ないなと思いつつの記録でした。
そんな生活感に溢れた跨ぎ鉄塔。
まさに建て替えなくとも環境調和型な、志茂町線No.4でした。
〈参考〉
・一般社団法人日本海上起重技術協会 : 感電災害を防ぐために(pdf)




















































































































