#676 ドライブスルー店舗 ~リンガーハットの場合~ | 関東土木保安協会

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ドライブスルー対応店舗、前回は幸楽苑を紹介しましたが、今回はリンガーハットをご紹介します。
リンガーハットといえば「長崎ちゃんぽん」。
こちらも麺物系のお店ですが、幸楽苑よりも多くドライブスルーを展開しているようで、約570店舗中80店舗がドライブスルー対応となっています。

今回訪れたのは、埼玉県の国道16号線沿いに構える、春日部豊春店です。
これまた幹線道路の脇で、ロードサイド店舗らしい環境ですね。


店舗外観です。
看板にはしっかりとドライブスルーの文字。
舗装にもしっかりと掲示がされています。
ドライブスルーへの本気度が伺えますね。


リンガーハットの店舗といえば、黄色の長崎ちゃんぽんのフォントに、この鐘のトンガリが印象的ですね。
一世を風靡したアルペンの三角形、ハローマックのギザギザ、パリミキのトンガリ屋根と並ぶくらい、当たり前のアイコンです。
すき家の時計台も凝っていて好きですが、このリンガーハットの鐘もなかなか好きですね。
ロードサイド店舗も移り変わりが激しく、この風景も探さないと見られなくなりつつあるという印象です。
大手のチェーン店舗も動向が見逃せません。


幸楽苑と同じく、リンガーハットでもドライブスルーは店舗の前に注文口だけ堂々と鎮座するスタイルです。
リンガーハットのドライブスルーは個人的には以前からあるイメージですが、元の白線があるところ、この店舗は最近追加されたのかもしれないですね。


ドライブスルーの注文口です。
幸楽苑と同じような、申し訳程度の屋根と注文口が設けられています。
白線の上書きもそうですが、カーポートの基礎など新しく、やはりここ最近追加されたのでしょう。


今回は都合もあり店内で飲食し、ドライブスルーを利用しませんでした。
(ちゃんぽん、チャーハン、餃子を頂きました)
実際には、ドライブスルーを注文後、この指定の枠線に移動し届けられるのを待つ形態です。
幸楽苑と同じですね。
文末の公式サイトにも流れが記載されています。


注文口は高さ2.1m。ミニバンであっても擦りませんが、キャリア搭載車などは注意です。
照明も設置され夜も明るく照らされます。


メニューを見てみます。
営業時間も記載されていて親切ですね。
幸楽苑と比較すると、ウリのちゃんぽんを中心にラインナップしており、麺物中心ながらドライブスルーでは主張が控えめだった幸楽苑とは対照的です。
下の方にはギョウザやチャーハンなど、麺物以外のオプションも載せていますが、主軸をちゃんぽんで攻める辺りはドライブスルーへの力の入れ方が違いますね。
また、しっかりと「ドライブスルー専用の麺を使用」している旨を謳っています。
期間限定が載っているのも見ていて楽しくなりますね。
冷凍袋も販売しています。


この冷凍袋ですが、店舗入口脇に設置してある自動販売機でも取り扱っています。
昨今注目され流行の兆しがある冷凍販売機。
一昔前の食事系自販機界隈を賑わせたニチレイの自販機では、加熱し調理状態で提供されましたが、昨今の冷凍販売機はあくまで持ち帰って自宅などでチンする利用方法をイメージされています。


ドライブスルーに冷凍販売機のダブルコンボで来客を迎え撃つ、見ても楽しいリンガーハットのロードサイド店舗。
コロナ禍の新しい取り組みに終わるか、定着し新たな風景の一つとなるか。
目まぐるしく変わる飲食チェーン業界に投げられた石を、今しっかりと記録させて頂きました。



〈参考〉
・リンガーハット公式サイト : ドライブスルーでちゃんぽんが食べられる!?