#565 渋谷駅改良工事 2021/3② ~駒場架道橋の橋桁~ | 関東土木保安協会

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前回の続きです。


2番線ホームから恵比寿方を見てみます。
渋谷ストリームからのデッキがだいぶ見えます。


この調子でホームの上をデッキが覆って改札ができるようなイメージを見ていますが、実現するとだいぶ便利ですよね。
前回も渋谷ストリーム側を載せましたが、こちらも結構な速さで工事の進捗がありました。


ホームの下を見てみると昔に埋めたのか古そうな鋼材がちら見えしました。


2番線から軌道移設の様子を見てみます。
国道246号を跨ぐ駒場架道橋の部分が一番進んでいるように見えました。


土留めの鋼材なんでしょうか。
道床が落ちていかないように止めるためのものなんだと思います。
ここに並んでいる分はまだ行っていない恵比寿方で使うのでしょうか。


PC枕木もバラストも使わないと、素人でも省力化がだいぶ図られているのを感じ取れます。薄くてスカスカです。
左隣の2番線は舗装軌道という形式になりますでしょうか。
こちらも橋桁の部分だけは昔の省力化軌道になっています。
技術の進化を感じさせます。


原宿方を見たところです。
45km/hの速度制限標識がある先に前回載せた新しい鋼管柱が見えます。
竣工のイメージ図からすると、この柱くらいまで山手線が3番線側の東へ寄るような感じなのだと思います。


今の中央東改札の少し南辺りです。
この部分が山手線側の西まで伸びてきて、新しい駅舎になっていくのでしょう。


原宿方へ進み、銀座線の橋脚のところまで来ました。
反対から見ても分かりましたが、もう古い橋脚が無くても大丈夫なくらいの立派なものができています。
橋脚は役目を交代して完了になるでしょうか。


それにしてもこれの橋桁の交換がとんでもなく大変そうです。
撤去時にJR線は止めないといけないでしょうし、そうするとまた週末や年末年始に工事となるかもしれません。
銀座線も渋谷に来ない折り返し運転となるかと思います。


中央東改札から出て、銀座線の桁の南にある連絡通路に来ました。
原宿方を見てみます。
ちょうど上写真で言うと右奥のひかりが差している桁と桁の間の空間です。
銀座線側の桁には動きは確認できませんでした。


ここら辺、前も載せたかもしれませんが、東側の渋谷ストリーム側を見ると、橋桁を伸ばせるような作りになっています。
ここが伸びて新しい銀座線渋谷駅とJR線の中央改札との連絡通路になるものだと思っています。


左を見るとその桁を渡した先に何やら支持物の準備のようなものがありました。
ここに桁がかかるのでしょうか?



2020年度末の渋谷駅、次の大変革は山手線の移設と銀座線の桁の掛け替えです。