#165 携帯電話各社の電波塔比較 | 関東土木保安協会

関東土木保安協会

Kanto Civil Engineering Safety Inspection Association

~ 土木の迫力 機械の技術 礎となった名も無き戦士達の魂 ~
関東土木保安協会は、鉄とコンクリートの美学と保全活動を追求します。


日本の主要携帯電話サプライヤーには、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクがあります。

電波塔ではどのような違いがあるのかと思い見ていましたが、宮城のあるところで三社が近くに転がっているところを発見しました。
せっかくなので比較してみましょう。

まずはNTTドコモです。

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小さなオフセット型パラボラアンテナが特徴ですね。
アンテナ類も大型のものが複数付いています。
下部には電話局の無人RT-BOXのような伝送設備収容函があります。
「蓄電池設備」と書いてある通り、バッテリーが設置されており停電後の出力が長時間保障されます。
鉄塔は写真の様なアングル材で組み上げたものや、3本の鋼管をラーメン構造にしたスマートなものや1本の鋼管柱でできたものなど様々です。共通するのはどれも安っぽくないということです。
基地局によってはマイクロ波による通信も確保してあり、
地上の線路が死んでいても通信が確保されています。


お次はKDDIです。

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第二電電、国際電信電話が母体だけあって、
そこそこしっかりした作りが多いです。
バッテリーのボックスがあるところも多く、停電後の出力も確保しているでしょう。
一部に鋼管もあるのでしょうが、基本的にはアングル材をトラスに組み上げる鉄塔が多い気がしますね。
アンテナは数がそこそこある印象です。


最後がソフトバンクです。

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単一の鋼管に、基地局設備を搭載しただけのシンプルな設備です。
バッテリーも積んでいるかもしれませんが、僅かに保証する程度でしょう。

まー安っぽいといえば安っぽいですが、
ウン年前の前会社の新規参入からこれだけシェアを拡大してる訳なんで、
初期投資から維持管理費まで低減させているのは当然です。

停電の際に使えなくなってもほとんどの利用者は不平不満は出ないでしょうし、最も味気なく、合理的な姿です。

皆さんの携帯の基地局はどれですか?
気に入った基地局があったのなら乗り換えましょう。
基地局でサプライヤーを選ぶあなたは、立派な電波塔マニアです!