下線部だけ答えようとしちゃダメ | 脳と身体と日本語教師

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20年間やってきた日本語教師は一旦お休み。今興味がある脳科学と身体と心のことについて書いてみたいと思います。

こんにちは、関東地方、寒いですね〜。

私は先々週末は沖縄におりまして、

やっぱり沖縄は暖かかった・・・太陽

 

さて、今日は日本語能力試験(JLPT)の勉強について。

 

めちゃくちゃ基本的なことなんだけど、

語彙や文法の練習問題を解く時、

問われている下線部分だけ、またはその前後だけ読んで

解いている生徒さん、いませんか?

 

私が担当した生徒さんにいました。

その生徒さんはN2を受験するために

すでにN2文法の勉強も一通りしていて、

練習問題も解いていたようです。

 

先週、その生徒さんと一緒に問題を解いていたら、

下線部の問題だけ読んで、答えようとしていました。

 

これは効率悪いなあと思いました。

もちろん、本番の試験では下線部前後だけ読んで答えて

読解問題に時間を取るという作戦もあるけど、

練習の場合、問題で書かれている文はきちんと読んで、

その文を言う、書かれている状況をイメージすることが大切だと思います。

 

特にN2レベルになると、同じような意味でも、

場面によって使い分けるとか、

発話者の気持ちの違いなどがありますから、

きちんとイメージすることが大切です。

 

そして、その正しい文を暗記するまで音読すると、

耳で聞いて覚えるタイプの生徒さんには有効です。