日本語能力試験N2以上の文法 | 脳と身体と日本語教師

脳と身体と日本語教師

20年間やってきた日本語教師は一旦お休み。今興味がある脳科学と身体と心のことについて書いてみたいと思います。

こんにちは〜、久しぶりに書いています〜。

 

さて、今日はN2以上の文法を教えるときに注意することです。

 

私が教えるときに説明するのは

 

意味・接続・例文

よく使う言葉や、話者の感情、書き言葉、話し言葉、硬い表現など

 

多分、普通に教える内容。

 

でも、ここをあまりフォーカスしていない生徒さんもいるから

確認しましょう

という内容です。

 

特にN2、N1文法は使い分けが必要になってきます。

それを知るには、接続の形だったり、感情だったり、

使う場面(話し言葉か書き言葉、硬い表現か)が必要なんです。

 

でも、そこを飛ばしちゃうと使い分けができないのです。

 

それで、接続を教えるためには

名詞とか動詞とか知らないといけないし

その記号NとかVとか知っていないといけない。

 

初級から教科書を使って勉強していたら、

その記号は知っていると思う。

 

でも、日本に住んでいて、ある程度話せる場合で

N3以上を受験するために、先生と勉強するとなった時、

意外とこの接続にフォーカスしていない場合もあります。

N:名詞、V:動詞など。

 

学校で教えていたとき、

母語の授業や英語の授業で品詞を教えてもらっていない生徒さんがいました。

だから、動詞、名詞という言葉を使っても

 

???

 

となっている生徒さんもいました。

その場合は、そこから説明します。

 

今日の生徒さん流れ星

例えば、

「〜にもかかわらず」

意味:~のに・〜けれども

後文では、驚きや意外、残念や不満の気持ちを表すことが多い。

 

これをまず確認して、これを踏まえて例文を読むと

より話者の気持ちを理解できる。

 

接続

V・イA 普通形        + にもかかわらず

ナA(である)・N(である) + にもかかわらず

 

ここが欠けていました。

 

それを知らなかった生徒さんが

 

「あ〜一からやり直しか〜」

 

と言ったので、確かに・・・という気持ちもありましたがキョロキョロ

 

すでに知っているのもあるから

わからない、曖昧な文法だけ、文法書で確認したらいいよ

と返しました。

 

ですから、

日本語能力試験の文法を教えるときには、

必ず、接続、意味、そして、気持ちはあるか?

そして、書き言葉か話し言葉か、硬い言い方かも

きちんとおさえる必要があるし、

独学した生徒さんで問題をさせて、間違いが多い生徒さんは

ここをおさえて勉強しているか確認が必要ですね。

 

 

 
 

個人的には完全マスターがおすすめ。