I am fine, thank you! | La Biblioteca Alcolica

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アル中の図書館~お酒と読書の備忘録 in シドニー・オーストラリア

 
 
普段、私は特別「国際結婚」しているとか、パートナーが日本人ではないとか意識することなく暮らしていますが(多くの多民族国家に暮らす人達は同じ感覚だと思います)先週珍しく「あぁ、この人は英語ネイティブで私は日本語ネイティブなんだなぁ(しかも英語は上手くない)」と思ったことがありました。
 
もちろん、いつもゆるぎなく「おっさんとワシ」であることには変わりありません。ウインク(人種とか国民性とか、そういうものを超越したとっても不思議で変な、でも感性の合うカップルなのよ)
 
今月末に、人生初となる手術を母国以外で行うことになった私。
外科医のオフィスと入院先の病院に書類を提出する前に、おっさんに確認してねとお願いしていたのです。
税金の申告(源泉徴収)から、転職の際にサインする会社との雇用契約書までかならずおっさんに確認をしてもらっています。英語だけではなく、オーストラリア人の観点から「これ、おかしくないか?」とか「ここ、確認した方がいい」などのポイントを指摘してもらう目的もあります。
 
いきなり寒くなったシドニーの気候に身体が付いていけないアラフィフカップル。ちょっと前に体調を崩しまして、私はすぐに治ったのですがおっさんは喘息持ちの虚弱体質につき、中々治りません。
そして書類の確認の日程がどんどん延びていったのです。
私としては5月の第三週までには書類を提出したい!と。
でも、予定していた木曜日が土曜日の朝になってしまったのです。まぁ、土曜日の朝ならいいかぁと思ってジムに向かう道すがらおっさんにメッセージ。
 
Fine, as long as we can do it by Sat morning. Thanks. (土曜日の朝までにできるなら大丈夫です)
 
そうしたらFineて言われたら怒ってるみたいで怖いからやめて・・・ってメンヘラ女子みたいなメッセージが来たので、いやいやいやいや、私日本人やで?しかも、英語ちゃんと海外で習ったことなくて30代後半で海外移住した日本人やで?知ってるやろ??
「How are you? って聞かれたら I am fine, thank you!しか言わないよな、日本人って」って言われる国の人やで?って送ったら「English speaking men, known they're shit when their wife says “fine” :)」(僕は、妻がFINEという言葉の裏にどんな感情を秘めているか読み取るのが下手なことで知られる英語話者の男です)ときた!
 
なので 「If you could help me by Sat morning, that would be awesome! Absolutley FINE! Totally FINE!」(土曜日の朝までにやってくれるなら最高!全然大丈夫!ほんまに大丈夫!)これでいい?って送ったら、爆笑絵文字と共にご機嫌になりました。
 
まぁ、映画とかでもFINE!怖いときあるよなぁー、確かに。
これはやっぱり対面で発音して感情を乗せて聞いてもらわらないと誤解の元になるかもねー。
 
「じゃあ、次に君と会うのは法廷でだね。」「Fine!(上等や!やったろうやないか!)」
「そんなに別れたいなら別れてやるけど、それ相応の覚悟はしておくんだな!」「Fine!(結構よ。別れられるならなんでもくれてやるわ)」
 
みたいな、感じの多いものね。
 
今回のメッセージも、何回か予定が延期になった後だったから、おっさんとしては、冒頭の「Fine」を「(はぁ、あんた何回目?!もう)いいわ!」っていう意味で取ったのでしょうね。
Absolutely, Totallyもつけないなら、シンプルに That's OKって言えばよかったか。
まぁ、そういう学びも面白いのです。
 
 
↓これや、これ。このファインやからな。このFINE!元気、OK、大丈夫=FINE!口笛
今朝は何の話からか忘れたけど、私がおっさんに「バカ舌」という日本語を教えておっさんにはその英語バージョン「Uncultured Palete」を教わりました。
こうやって、お互いの下手な英語と下手な日本語で独特な会話を楽しみながら独特な関係性を楽しんでいる変なカップルなのです。デレデレチョキ