みなさま、こんばんは。
カンパイ氏です。
いよいよ今週末は東京優駿(日本ダービー)です。この時期は、新年度募集の足音と、競馬の祭典ダービーと、本当にワクワクしますね。
さて、今年のダービーもクラブ馬がたくさん出てきてくれます。
出走予定のクラブ馬について、1歳の募集時に私が「全頭完全評価(レビュー)」でどう評価していたかを振り返ってみましょう!(※青字がレビュー部分です)
・アーバンシック
83エッジースタイルの21
(スワーヴリチャード、ハービンジャー、牡、栗毛、3月16日、NF早来、武井亮、2,800万円、56,000円)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】C
【潜在能力値】B
【コスパ値】B
【総合評価】B
母は芝中距離戦線で堅実に走った。母系はスピード不足で、その点ではもう少しスピードを補完できる種牡馬が良かったかな、と思う。ただ、父の母であるピラミマの血筋はスピードも豊富で、その辺りの良さが伝わってくれればと願うばかり。四肢は丈夫そうで、その点は好感。ハーツクライの血統は脚が湾曲している産駒も少なくないが、本馬はそういった不安はなさそうだ。一方で、かなり緩いので、仕上がりにはそれなりに時間がかなりそう。馬体重はすでに500キロ超え。造りを見るとまだまだ大きくなりそうで、その面からもゆっくり目の始動となるイメージだ。値段は抑えられた印象だが、大活躍する姿までは想像できなかったため【総合評価】はBランクとした。
・ゴンバデカーブース
10アッフィラートの21
(ブリックスアンドモルタル、牡、青鹿、02/24、5,000万円、125万円、堀宣行)
【耐調教値】A
【血統】A
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【総合評価】S
この馬は良かった。アーリントンミリオンやBCターフを制した父。こういう繁殖に付けたくて輸入したのだろうし、血統表は非常にぜいたくで期待が膨らむ。馬体面では前肢、後肢ともに整っていて、強い調教を課していけそうだ。2月生まれということもあるが、後肢の緩さがなく、馬体が幼い割に仕上がりは早そう。トモの容量も十分だし、丈夫そうな四肢を考えれば、堀調教師がどのように仕上げてくるか楽しみになった。価格は高いが、その分、出来は素晴らしい。積極的に狙っていきたい馬だ。
・シックスペンス
8フィンレイズラッキーチャームの21
(キズナ、牡、鹿、4/17、国枝栄、5,000万円、12.5万円)
【耐調教値】B
【血統】A
【早勝値】B
【潜在能力値】B
【総合評価】B
血統面では父とよく合いそうな母系だと感じた。馬体はいかにも米国のスピード血統という感じで、母系がよく出ている。背中が硬く、胴がつまり気味。ダートの短距離でこそ、という印象だ。四肢はよく整っているのだが、左前肢が若干内向しているように映る。この点は留意が必要だ。トモの容量は水準級。ダート狙いであればもう少しボリュームがほしいところだが、造りをみてもまだまだ大きくなりそうで、今後の成長に期待したいところ。値段は適正だが、クラシック狙いというイメージで出資すると間違える可能性もあるのでご注意を。
・レガレイラ
139ロカの21
(スワーヴリチャード、メス、鹿、04/12、3,000万円、75万円、木村哲也)
【耐調教値】B
【血統】A
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【総合評価】A
ドゥラドーレスの活躍もあって母の繁殖能力には注目が集まっているが、もともと血統構成は素晴らしかった。兄にも大きな期待をかけたが残念ながら募集中止に。本馬は兄を超える血統の良さがあり、期待は非常に大きい。左前肢が弓気味なことと、着地が不安定なことから、ウィークポイントはその点か。馬体に緩さはなく、怪我さえしなければ早期から力を発揮してくれるだろう。トモの容量は十分で、後肢も伸びやか。天栄との連携で慎重に調教を積めば、活躍が期待できる良駒だ。
以上です。アーバンシックは募集時にも書きましたが、まだまだ成長途上です。それでダービーに駒を進めてくるのですから、素質は相当なものだと思います。
ゴンバデカーブースは期待通りの活躍です。私はめったに【総合評価】Sランクを付けませんから、ダービーに出てきてくれたことは本当に嬉しいです。今後の活躍にも期待したいです。
シックスペンスは、募集時はダートマイルくらいで活躍できそう、という評価でした。芝で活躍してくれているのは嬉しい誤算ですが、ゆくゆくはぜひダートを使ってみてほしい、なんて思ったりします。
Aランクを付けたレガレイラも期待通りの活躍です。募集時に指摘したように脚元はあまり丈夫じゃないんですが、やっぱり木村厩舎と天栄の連携が奏功している印象です。
さてさて、どの馬も無事に、そして良い結果を出してくれることを期待します。ダービーに出走するだけでも出資者としては嬉しいことですよね。ぜひ、力を出し切ってほしいと思いますし、私も全力で応援します。
それでは、今日はここまで。またブログを書きますね。
カンパイ氏