里親募集をするにも色んな形があります。
知人友人を中心にお声がけをする縁故系
里親募集サイトに掲載する系
Twitterやインスタ、FacebookなどのSNSを活用する系
譲渡会を開催、あるいは参加する系
猫カフェ等の希望者側のタイミングでも会いに行ける系
目的は保護した子に優しい家族の元で幸せになってもらうことですから状況に応じた形を選択して幸せにつないでほしいですね。
ところが人間がやってることですから簡単にはいかないことが多いです。
どれがいいとか悪いとかの話ではありません。
人間が問題なんだなって本当に感じます。
それは里親募集する側もそうだし希望する側もそう。
絶対変な人がいるんだから。
そんな人間によって幸せへのチャンスをつかんだ子を地獄へと突き落すことになってしまう。
けっして自分たちが良くてどこかの団体はダメとかいう狭い了見ではありません。
「里親詐欺」って聞いたことがあると思います。
目的は一体何なんだって思うような詐欺もいっぱいあります。一般的には虐待とか転売とか考えられますが、以前里親としてもらい受けた子を次々に捨ててたっていう事件がありました。意味が分からん。それにアニマルホーダーにネグレクトね。もうひどいったらありゃしない。
他にはきちんと勉強しない人たち。
ウソの申告の多い希望者とかやたら里親さま~と揉み手でもらってくださいと門戸を開けっぱなしのボランティア。
きちんと脱走対策をせずに脱走させちゃったり、猫とダックスがいることを黙って狩猟犬種の大型犬を迎えた家では、猫が命を奪われダックスが重症を負ったという事件もありました。そこの小学生のお子さんはPTSDですよ。あと里親ではないけど多頭繁殖系の家で気の荒い犬種の子が複数いる中にトイプーちゃんを預かって留守にしている隙に事件が起きて命を落としたりっていうこともありました。無知で無責任な人間ってほんと怖い。
みんな最初は誰でも無知なのですよ。でもお迎えするっていう時に勉強しないのは絶対に許しちゃいけない話です。
こういう系統の希望者ってけっこう嘘をついてくるので見抜くのが難しい。特にファミリーだと託す側もちょっと安心してしまう隙ができやすかったりしますしね。言い訳にしかならないんですけど。
ボランティア側も千差万別。
保護頭数と譲渡数を看板にしてるとこでは譲渡会でもとにかく細かいことはいいから里親を決めろっていう感じでやってるとこもありますし。
NOAがあまり譲渡会に出ないのはそういうとこが多くてちょっといろいろ言われたこともありましたのでね。現在ウチのボランティアさんが参加してる譲渡会って、そんなにガツガツせずに幸せ探しをちゃんとしようっていう感じのとこが中心です。
今いる保護猫たちは譲渡会に向いていない子ばかりですけどね。
そして里親募集サイトなんかには掲載はさせてもらっているものの、やはり見た目と性格のいい子のマッチングはけっこういい感じで決まるんですけど、訳ありの子はなかなか難しいですね。今いるのが全員訳ありなので余計に難しかったりします。
こういうのやってると本当に人間不信になってしまいます。あまりにも変な人が多すぎて。お前はちゃんとした人なのかって言われたらそうじゃないかもしれないけど、こと犬や猫やうさぎのことについてはきちんと考えて行動していると思っていますので。
ほんとみんなに幸せになってほしいっていう思いは強いんですけど、現実は思うようにいかないことも多くてきついこともありますが。
でも幸せになってもらうためにこれからもブログとかで色々言い続けたいと思います。