殺処分をなくそうとできる限り譲渡をしようと頑張っているセンターがある一方で、今も昔ながらに短期間で致死処分をしているセンターがある。
警察署においても各署で対応がバラバラです。
なのでブログで書いたことも、ご覧くださっている地域の事情とあっていないこともあります。
地方に権限を委譲するという部分は大いにあって結構なのですが、命に関わることに関しては国のほうである程度のルールを定めてほしいものです。もちろんいのちに寄り添うようにね。
行政の方々の中には命に優しい職員がたくさんいる一方で、血も涙もない職員もたくさんいるのが現状です。所長などの幹部にその血も涙もない職員が就いていた場合、目も当てられない状態になってしまいます。
また、警察署においても同様で通常は家庭動物の遺棄に関しては生活安全課で取り扱う事件になるはずなのですが、そのほとんどが会計課が取り扱う拾得物(落とし物)として処理されています。迷子の場合はここでいいのですが、明らかに捨てられたようなケースでも拾得物として受付をして、保管期限が過ぎたらそのままセンター送りになるところがほとんどです。
さらに言うと、その保管期限のお世話は会計課の若手職員が担うことが多く、ごはんなどは職員の自費というところも多いのです。そして病院に連れて行くことはしません。NOAに来る子の場合は完全に所有権が移ってから病院に連れていくという感じです。
NOAの言い分が通用するのは大阪府内だけで、県をまたぐと素人と同じ扱いになるのでややこしい。
一部の警察署では殺処分率の高いセンターへは送らずに、署内での里親探しをしたり、ボランティアと連携して譲渡への道を作っているところもあります。
こんなの本当にほんの一部の警察署だけですよ。
このブログでも署内に貼られている里親募集の貼り紙の写真を紹介したこともありますが、見えないところで命を守ってくれているのはセンターの職員でも警察署の署員でもいるものです。
個人的にはそういう職員さんにはボーナスをはずんでほしいとか思っちゃうのですけどね。
そうならないのが残念でなりません。
でもね。
リップちゃんはおまわりさんのミスでNOAに来ることになりました。マニュアル通りに手続きしていたら今頃生きていられたかどうかわかりません。
リップちゃんは優しい家族を募集中ですよ。