「エサやるなら連れて帰ってお前が飼え!」とかいう批判を目にしましたが。 | LOVE&PEACE ‐ NOA いぬ・ねこの里親募集

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team NOA(一般社団法人LOVE&PEACE)
大阪、関西で 捨てられた子たちの里親探しをはじめどうぶつ達が幸せに暮らせる社会にするための活動を行っています。

この批判をしている人は無責任なえさやりさんに対してだけではなく、きちんと責任ある活動をしてる人たちに向けても同じように批判していた。

 
単純な人だなぁ。
 
(今は優しい家族のもとで幸せに暮らしている左からきなこちゃん/マーマレード・ジャムくん/とらちゃん)
現実はこんなふうに人慣れして甘えん坊な子ばかりではないのですよ。
 
TNRとは猫嫌いな人たちが嫌がる猫達を少なくしていくために有効な活動だと理解できないというのは残念なことです。
 
それを置いといても、おうちに連れて帰って幸せにしてあげられる子って限られてしまうんです。
 
チャオくん、イヴちゃんクラスでも4才くらいまでさわるのも大変だったんですから。チャオくんは今は抱っこの練習してますけど、やはりちょっとでも気にくわないことをするとガブッてやられますから。
 
 
野良性の強い子って怖がりさんで、警戒心が強くて、そしてとても繊細。
 
家に連れて帰っても逆にストレスで体を壊しちゃう子もいます。
 
そういう子はお外で暮らしていくしかないんですよ。雨や風に打たれて暑さ寒さの中で生きていくしかない子もいます。
 
 
それはしかたのないこと。
 
野良だから外のほうがいいとか言う意味ではないんです。
 
もちろん、野良で生まれた子の中にもおうちに来て、ごはんをもらったり優しく声をかけてもらっているうちに警戒心が解けて安心できたら徐々に心を開いてくれて、人懐っこくなっておうちの子になれる子だってたくさんいるんです。
 
その子その子の個性なんですよ。
十把一絡げに野良ではありません。
 
その見極めを間違うと逆に不幸にしてしまいます。
 
 
地域猫活動をしているボランティアさんもみんながみんな理解しているわけではないし、見極められるわけではありません。それこそ中には「かわいそう」が先にたって、無責任なえさやりさんではないというだけのボランティアさんだっています。
 
簡単なことではないですが、目の前にいる子に対してできる限りのことができればって思っています。
 
ほんとに胃が痛くなる話なんですけどね。
 
みんなが幸せになれるまでどれくらいの年数がかかるかわからないし、自分が存命なうちには無理かもしれませんけど。一歩一歩進んで行ければ、って思います。