アニマルポリスへの期待と課題 | LOVE&PEACE ‐ NOA いぬ・ねこの里親募集

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team NOA(一般社団法人LOVE&PEACE)
大阪、関西で 捨てられた子たちの里親探しをはじめどうぶつ達が幸せに暮らせる社会にするための活動を行っています。

先日のシンポジウムでは吉村洋文大阪府知事もゲストとして登壇し、10月に開設予定のアニマルポリス#7122についての解説をされていました。その他、Evaさんの動物愛護管理法の改正に向けての渉外活動の経緯の報告などがありました。

 

法改正に向けてはどうしても国会議員の先生などに陳情などをしていかないといけません。それこそ自民党から立憲民主党、共産党にいたるまでどうぶつ達のことに理解をしていただかないと始まりません。本当に大変だったと思います。杉本さんはじめ関係各位の思いに敬意を表したいと思います。

 

ただ、ネットを見てるとどうぶつボランティアの人たちって、けっこう左派といわれる政党支持者がものすごく多い。

 

動愛法改正に向けては自民党・公明党、そして大阪では維新の会。左派の方々が嫌う政党の方とも連携しないといけないので、ここで引っかかっていては前に進みません。

 

大阪府・大阪市はこの数年、以前にも増してどうぶつ行政に力を入れてくれています。やはり吉村洋文大阪府知事と維新代表でもある松井一郎大阪市長のコンビだったからこその進展だと思います。維新って、都構想だったり変な議員も多かったり批判の多い政党ですが、どうぶつ行政は他の政党ではなかなか動かないですから。

 

先日発表されたアニマルポリス開設の報道。

 

報道発表資料 動物愛護管理施策のさらなる推進に取り組みます - 大阪府動物虐待通報共通ダイヤル「おおさかアニマルポリス#7122」の活用と「おおさかアニマルパートナーシップ制度」の開始について -

 

大阪に半世紀住んでいるので、大阪府・大阪市のこれまでのぐちゃぐちゃさは身をもって知っています。

 

昭和時代には保健所職員による、こん棒を振り回して野犬狩りをしてトラックの荷台に押し込まれた泣いている犬たちの姿を見てきましたし、大事にしていた野良犬のタロくんを野犬狩りで失ったことは今の活動を始める動機のひとつにもなっています。

 

平成時代初期までは、森之宮にあった犬管理指導所の巨大な螺旋状のエレベーターを降りた地下の檻の中に閉じ込められた犬たちを金属バットでガス室へ追い込んでいたのも知ってます。

 

そんな非人道的な行為が行われていた行政が、犬や猫の命を守るために考え、行動してこられたこの10年間は本当に変革の時代だったと思うのです。

 

現在の大阪府動物愛護管理センター(羽曳野市)は一般の人が短時間ですが、犬猫と触れ合える時間を持つこともできます。外部の人をシャットアウトして隠蔽していた前時代のことを考えると大きな進歩ですね。まだまだ殺処分は多いので、本当にゼロにしていくために自分たちも頑張るけど行政も頑張ってほしいです。

 

10月から開設されるアニマルポリス。#7122。

これについては運用をきっちりしていってもらいたいという希望があります。

きちんとした担当者を置いてほしいです。

間違っても左遷されるようなとこにはなってほしくない。

 

かつて、大阪府の分室において、犬猫の持ち込みをしにきた、無責任な飼い主をお客さん扱いして頭を下げていた事実があります。

 

飼えなくなったペットを連れてきた無責任飼い主に対して、今でいう再任用みたいなおじさんおばさん職員が、「それはご苦労さまです、この書類に記入してください」。記入が終わると「お疲れさまでした」と頭を下げてお見送り、そして連れてきた犬や猫は殺処分判定して森之宮送り。

 

自民党の衆議院議員(当時・現府会議員)と大阪府の課長が臨席する会議の席で直接文句言いました。改善すると約束してくれましたけど。

 

この議員を迎えるにあたってセンターを外部業者に委託してきれいにおそうじをして、あれだけ殺さないでって約束してたハクビシンちゃんを殺害された恨みは忘れてないですからね。

 

こうした暗黒の時代を経験しているので、アニマルポリスを開設するところまで尽力してくださった知事・市長をはじめ職員・関係各位のみなさんに敬意を表するとともに、過去のいろんな黒い部分をひきずらないようしっかりと運営していただけるようお願いしたいです。自分たちも後方支援として何ができるかも考えていきたいと思います。

 

でも、さっきも書いたけど、どうぶつボランティアさんは左派の方々が多いので政治的な話をしだすと絶対ケンカになるんだよね。

 

ボランティアに政治の話はぜったいアカンわ。

とにかく内容重視でいきたいと思います。