ともかく小動物は危険極まりなく、犬でも小型犬はリスクが高いという本能の持ち主のポインターくん。
素人が扱える子ではないというところがハードルをより高くしてしまっていました。
それでも期限があるので、お申し出下さったご家庭にお迎えをしてもらいましたがあえなく撃沈。
一晩で迎えに行かざるを得なくなってしまいました。
土日の間だけ預かってと頼み込んで元いた場所に連れて行きましたが残された時間は刻一刻と迫ってくる状況で焦りは増すばかりでした。
そんな時に和歌山のワンダブルさんのスタッフの方からご連絡をいただきました。
トップの責任者の方は病院で静養されていらっしゃるのですが、その方からポインターくん連れておいでというお言葉を伝えてくださいました。
以前から行くところがない子がいたら遠慮なく連れておいでねとおっしゃって下さっていましたが、今回のポインターくんは簡単に連れて行ける子ではありません。
ワンダブルさんは規模はNOAとは比べ物にならないくらい大きく、しっかりしたスタッフさんも揃っているところですが、当然たくさんの子達がいます。そして老犬がほんとに多いところです。
前回も書きましたがそんなところにポインターくんを連れて行って何かしらの事故がおきたら。そう思うと安易にお願いをすることはできません。
ワンダブルさんは昨年の秋に亡くなったポメ柴のテディちゃんがお世話になりました。
テディちゃんはお年寄りの子で、同じく行くところがなくなりワンダブルさんに迎えていただいた子です。
最期は病におかされ苦しい時間もあったと思いますがトップの方からテディちゃんは私の子です、私が最期まで守りますとのお言葉をいただきました。
そんなことがありましたのでまったく知らないところではないのですが、やはりポインターくんの本能からの行動についての不安がありました。
その後、理事の方からもメールをいただき、トップの方ともお電話でお話をさせていただきました。
不安に思っていることなど色々お話させていただきました。
テディちゃんがいた頃より居住スペースはしっかりと強化されていること、資格のあるしっかりしたスタッフが見てくださること、不安に思うところをしっかりと聞いてくださいました。
猶予がないポインターくん。
あの無邪気に甘えるかわいい子を見放すことがどうしてもできません。
行政側ともお話をして、明日、和歌山へ移動することが決まりました。
トップの方は入院されていますが理事の方やスタッフの方が受け入れをしてくださるとのことでした。
ワンダブルさんに甘えっぱなしというわけにはいきません。
週一とはいきませんが、可能な限りお伺いしてお手伝いをさせていただきながらポイくんのことをこちらでも引き続きお伝えしていきます。
安心して過ごせる環境の中にいてもらって、今度こそ本当に愛してくれる優しい家族を探していきます。
ポイくんのネックは小動物や他の犬達とあわないこと。
周りには先住の子がいるおうちしかありませんでした。
それが行くところが見つからなかった最大の原因です。
でも世の中にはこういった犬種が好きな方はたくさんいます。
そんな方に迎えていただけるように働きかけていきたいと思っています。
今日、お世話になっている社長さんからも会社の一室で預かれるよというお電話がありました。
そして先ほども遠く静岡県からもメールをいただきました。
ほんとにたくさんの方々からご心配をいただきました。
すべてのみなさまに心より感謝申し上げます。
まずは命がつながったことをご報告し、明日お届けさせていただいた後も引き続きポイくんのことをお伝えしていきますので引き続き応援よろしくお願いします。