書名:護りと裏切り 下
原題:Defend and Betray
作者:アン・ペ リー(イギリス作家)
出版:創元推理文庫
内容:嫉妬が動機の夫殺しを自白したアレクサンドラ。しかし、周囲の人々はカーライアン将軍の浮気を否定し、アレクサンドラも嫉妬していなかったと証言する。アレクサンドラは拘置所へ面会に訪れた弁護士のラスボーンにさえ、犯行に至った真の動機を明かそうとはしない。彼女はなぜカーライアン将軍を殺したのか?アレクサンドラの絞首刑を食い止めるため、ヘスターと探偵のモンクは諦めずに関係者に事情を尋ね続ける。そして明らかになる戦慄の真実とは……。事件を巡る全ての真相を明らかにするべく、ラスボーンはオールド・ベイリー(中央刑事裁判所)での審議に挑む。英国の名家に巣食う忌まわしい秘密を描くヴィクトリア朝ミステリ。『ウィリアム・モンク』シリーズ第三弾。
※原書初版1992年
「窓が十五個以上あることが陪審員の条件だ」
かつらと黒いガウンを身につけた弁護人
馬の毛で編んだかつら
赤味がかった濃いライラック色の半喪服
半喪服というよりは四半喪服といったところ
黒レースの縁飾りと、肩かけやボンネットにあしらった黒サテンのリボンがなければ、喪服とわからない装いだった。