お梅は呪いたい | kanoneimaのブログ

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私的備忘録

書名:お梅は呪いたい
作者:藤崎翔(ふじさきしょう)
出版:祥伝社文庫
内容:関東地方のある田舎町で、築百年以上の古民家の解体作業が行われた際、作業員が押し入れの奥から古い木箱を発見する。お宝を期待して箱を割ると、中から古びた日本人形が出てきた。これは約五百年前の戦国時代に、大名家を滅亡させた呪いの人形「お梅」で、祟りを恐れた者たちに封印されていたのだった。だが、呪いの言い伝えは忘れ去られ、令和の世に再び現れたお梅は、家主の親戚・松宮悠斗(まつみやゆうと)に引き取られる。坊主頭がトレードマークの悠斗は、両親にも内緒で動画チャンネルを開設していたが、視聴者はわずかな底辺ユーチューバーである。だから、人形を持ち帰ったのも動画のネタにするためであった。むしろ人形の髪が伸びるなどの怪奇現象を期待してすらいた。そんなこととは露知らぬお梅は、さっそく彼を呪い殺そうとする。だが、現代の家電に無知だったお梅は、真夜中にうっかり動いているところをスマホで撮影されてしまう。その録画を見た悠斗は最初こそ恐がったものの、チャンネルにアップすると瞬く間にバズるという快挙に興奮する。ところが、心霊動画をストップモーションアニメだとコメントする視聴者が現れ、すぐに誰も心霊現象だと信じてくれなくなった。悠斗は本物だと証明するために、お梅に動いてくれと土下座して頼む。一方、事態に驚愕したお梅は、悠斗を呪い殺そうと瘴気を発するが何故か効果がない。そんなときに、悠斗の部屋に泥棒が入り……。現代人を呪い殺すどころか幸せにしてしまうお梅は、転々と持ち主を変えていく。笑いと涙のオカルトハートフルコメディ!