ABEMA視聴(1/10~1/28)
大宋少年志~secret mission~
正義に、集え。大ヒットドラマ「慶余年」脚本家 王倦(ワン・ジュエン)が贈る6人の若き勇士たちのアクション&ラブ史劇
時は宋(ソン)の時代。太学院で学ぶ元仲辛(げん・ちゅうしん:ユアン・ヂォンシィン)は兄の元伯鰭(げん・はくき:ユアン・ポォーチィー)が反逆者の嫌疑をかけられたことで、退学を命じられてしまう。友人の王寛(おう・かん)はそれに異を唱えるが覆らない。そんな中、元仲辛と王寛の前に、趙簡(ちょう・かん)と名乗る謎の女が現れる。彼女は軟禁されている元伯鰭の救出に手を貸すと言う。訝しがりながらも、元仲辛と王寛は、趙簡に指定された妓楼に赴く。そこには “高官(殿前太尉・韋卓然(い・たくぜん))の息子”であることを笠に着る韋衙内(い・がない:ウェイ・ヤ(イァ)ーネェィ)もいた。妓女の姿をした趙簡が現れると、3人は薬の入った煙幕で眠らされてしまう。翌朝、3人が目を覚ますとそこは寂れた寺で、しかも刺客を率いた趙簡に取り囲まれていた。実は彼女は、国の将来を担う人材を育てるため秘密裏に組織された機関「秘閣」の一員だったのだ。趙簡は、元伯鰭の救出を手伝う代わりに、忠誠の証として王寛を殺すよう、元仲辛に迫る。兄の救出と友人の命との選択を迫られた元仲辛は...。
キャスト
元仲辛(張新成:チャン・シンチェン)
趙簡(周雨彤チョウ・ユートン)
王寛(王祐碩ワン・ヨウシュオ)
薛映(鄭偉:チェン・ウェイ)
韋衙内(禾浩辰:ハー・ハオチェン)
裴景(蘇暁彤:スー・シャオトン)
第1話 動き出した宿命
慶暦(けいれき)元年、西夏が北宋領に侵入した。“祈川寨(きせんさい)の戦い”で大敗を喫した北宋(ほくそう)。その後、北宋と西夏は休戦の和議を結ぶ。2年後、北宋の都・開封、禁軍の都頭(ととう)・梁竹(りょうちく:リャンジュー)は私怨も重なり、1人生き残った元伯鰭(げんはくき)を捕らえる。元伯鰭の異母弟・元仲辛(げんちゅうしん)は太学院の不良学生であったが、兄の仕える樊(はん)宰相の失脚により退学となる。曲がった事が嫌いな優等生・王寛(おうかん:ワンクァン)は処分に不服を申し、元仲辛に同行する。そんな折、街角で謎の美女から歓門妓楼への招待状を受け取る。新規開店と聞いてすぐ出向いてみると、南斜街(なんしゃがい)の妓楼は荒れ果て閉鎖されていた。不審に思いつつも招待された時間である夜に出直してみると、妓楼は繁盛しており...。
※第一集=第1話
※慶暦:中国・北宋の仁宗の治世で用いられた元号。1041年~1048年。
※元伯鰭は嫡子、元仲辛は庶子
※店看板の文字:香柱 名點茶(茶房?)
※多謝:ドゥシエ
※今夜一飯
※柘枝舞(しゃしぶ:妓女の舞)
※元公子(ユアンゴンズ:元殿)
※酒瓶、酒杯
小景(シャオジン:妓女)
梁尋(りょうじん:梁竹の弟、元伯鰭を庇って祈川寨で戦死)
第2話 選ばれし者たち
元仲辛(げんちゅうしん)と王寛(おうかん)、殿前太尉(侍衛の長官)の息子・韋衙内(いがない)が一夜を過ごしたのは、妓楼ではなく荒れ寺だった。寺の周囲は武装した者たちで囲まれていて逃げられない。彼らをこの場所に招き監禁したのは、謎の美女・趙簡(ちょうかん:ヂァォヂィェン)。武装集団の正体は遼(りょう:リャオ)の暗兵団(あんへいだん)だという。3人は芝居を打ち従うふりをする。趙簡は仲間になる証明として王寛を殺せという。元仲辛は刺殺の演技をして騙し、油断した趙簡に刃を突きつける。が、突然、王寛が短刀を奪って形勢逆転。驚く元仲辛を義弟と呼んだ王寛は、趙簡を許婚だと紹介する。趙家は皇族なので、武装集団は禁軍だと判明した。ただし、趙簡は家が没落したため婚約は破棄されたと主張して口論となる。趙簡は開封(かいほう)に潜入した敵国・遼(りょう)の間者を捕らえるために協力を求めるが、元仲辛は兄の解放と報酬5万貫を要求する。
※荒れ寺で祀っているのは漢の武将の英布(えいふ:インプー)
※小娘子(シャオニャンズ)
※姑娘(クーニャン)
※太尉(タイウェイ)
※互いの父親が生辰帖を交換し、幼い趙簡と王寛が婚約した回想シーン。
※汴梁(べんりょう)城=開封
※富源蜜果坊:果物の砂糖漬けの店、香草果(こうそうか)、越梅杏(えつばいきょう)
※宰相でも月の俸禄は三百貫
※染香閣(せんこうかく:遼の間者の店)
※龍の子:皇帝の子という意味(民が称すると不敬)
※王寛が麒麟児なら、わたしは鳳凰の子、神仙の子、文武両道児
※小景の正体は間者
※元伯鰭は自宅に監禁中
※遼の間者の偽名は韓
第3話 青春をかける
王寛(おうかん)と韋衙内(いがない)は拉致され、連行された場所で対面する。そこは宮中の秘閣という名の学院(枢密院と中書省が協力して秘密裡に創立)だった。秘閣の学長・陸観年(りくかんねん:ルーカンニェン)は王寛と韋衙内に入学を勧めるが、訳ありの元仲辛(げんちゅうしん)の入学は難しいと言う。一方、客と妓女を装った元仲辛と趙簡(ちょうかん)は、敵を釣り上げようと街を歩く。しかし、元仲辛は趙簡を騙してわざと身元を示し、韓と名乗る遼の暗兵団の間者と接触する。
※唐居客棧(とうきょかくさん:宿、禁軍の偽装)、紙窓の格子窓、上下開閉式
※韋家と王家は仇敵
※大衍暦(たいえんれき)の書物、会三教論(かいさんきょうろん)の書物、崇文院しか所蔵できぬ貴重な書物
※秘閣:崇文院内にあり、貴重な書物や書画を所蔵している
※王寛は太学院で首席
※小景と趙簡は秘閣の学生
※屋台の幟:胡餅鋪(焼餅(シャオビン))
※屋台の幟:代寫書信(代書します)
※「元某在此:元仲辛ここにあり」の幟
※旧封丘門(ふうきゅうもん)で茶房が集まっている
※店の幟:周家 果木翹羹(周家の砂糖煮)
※南方料理、膾(なます)と餅菓子
※州北瓦子(しゅうほくがし)という盛り場、操り人形や影絵芝居といった見世物が楽しめる、火吹き芸
※瓦舎:盛り場
第4話 画策の連続
遼(りょう)の間者・韓断章(かんだんしょう:ハンダンヂャン)と手を組み、趙簡(ちょうかん)を捕らえた元仲辛(げんちゅうしん)。染香閣に運ばれて拘束された状態で目覚めた趙簡は元仲辛を殺せば秘閣の内幕を話すと、韓断章に交渉を持ちかける。そんな中、元仲辛と趙簡の失踪により禁軍が出動し、街は混乱状態に。王寛(おうかん)と韋衙内(いがない)、秘閣に在学する小景=裴景(はいけい:ペイジン)と薛映(せつえい:シュエイン)は陸観年(りくかんねん)からの命令で、失踪事件の解決に当たる。王寛は二人が失踪直前にいた瓦舎(盛り場)の傀儡師を調べようと提案し、開封府で韋衙内の権力を使って記録簿を出させる。一方、元仲辛は傀儡団とある作戦を決行する。
※盛り場の演者を役所が記録している
※盛り場の一座・老賊
第5話 運命への抵抗
目的の達成に近づいた元仲辛(げんちゅうしん)は、韓断章(かんだんしょう)を逃がそうとする。しかし、韓断章はわざと捕まるために開封(かいほう)に来たのだと不可解なことを言いだす。街中に張り紙がはられ、暗号を解いた王寛は解放された人質を探し、韓断章を見つける。韓断章は宋の皇帝に会いたいと述べる。元仲辛は計画どおり趙簡(ちょうかん)を連れて都を出ようとするが、拘束されていたのは彼のほうだった。兄のためにどうしても秘閣に入りたくない元仲辛は、王寛(おうかん)たちの目の前で井戸に身投げしてしまう。しかし、王寛は自害しないと言い、屋敷を出る。元仲辛はどうやら水路を潜り川から上がって逃げたようだ。元仲辛は偽の通報で梁竹を屋敷の門へ誘き出し、兄を連れ出して開封から脱出しようとするが……。
※傀儡師たちは開封を根城にして闇に生きる者たち
※傀儡師の親方で都のごろつきの元締め、通称・老賊
※遼の北院の惕隠都監(てきいんとかん:暗兵団とは関係ない官職)・韓断章
※カイツブリの油:鳥の脂肪を煮詰めて刀身に塗る、軍での手入れ法
※申(さる)の三刻
※禁軍・宣武軍の梁竹
※店:器銀手工
第6話 決断の時
弟・元仲辛を庇い、梁竹と闘う兄・元伯鰭。一歩も動かず梁竹の剣を受け流し、ついにその刃を折る。何本もの軍刀を折られた梁竹は、拳で打ちかかるが敵わず倒された。元仲辛は兄に逃げようというが、元伯鰭は祈川寨(きせんさい)の戦いを理由に開封に留まると答える。梁竹から報告を受けた韋衙内(いがない)の父で殿前太尉の韋卓然(いたくぜん)は城門に兵を引き連れてやって来ると、梁竹(りょうちく)率いる禁軍を攻撃したとして元伯鰭(げんはくき)を捕らえようとする。そこへやって来た陸観年(りくかんねん)は助け船を出し、元伯鰭は辺境に赴任する樊(はん)と共に開封を出て行く。陸観年は残された元仲辛(げんちゅうしん)を秘閣へと勧誘する。行き場のない元仲辛は観念して秘閣へと向かうことに。しかし、案内された場所には石壁が立ちはだかっており、元仲辛は秘閣への入り口を自ら探しださねばならないと分かり...。
※枢密院の兵符
※志願して辺境に赴任する樊(はん)は、資政殿学士(しせいでんがくし)に任命され按撫使(あんぶし)も兼任している、邠(ひん)州の長だ
※契丹族に滅ぼされた渤海国、小景は生き残り(父親の命令で秘閣入り)
※薛映は郷兵。軍人だと示す顔の入れ墨がなく、布で手を覆い隠している、手に入れ墨をされた宣毅軍の兵士か郷兵。
※第三寮の付青魚(ふせいぎょ)、秘閣一の美人(メイレン)だが、女装した男子(ナンヅ)
※講義の内容は追跡・武芸・裏社会
第7話 始動
秘閣・第7寮の寮長に趙簡(ちょうかん)と王寛(おうかん)、韋衙内(いがない)が立候補したため、5日間の講義を受けた後、3人の師匠により選任されることに。1人目の師匠は元仲辛(げんちゅうしん)のよく知る老賊(ろうぞく)で、裏社会についての講義を受け持つ。2人目は追跡の達人である軍人・岳(がく)。元仲辛はある計画を立てていたのだが、3人目の師匠はまさかの梁竹だった。
※すべての罪人に施される刑罰=入れ墨(罪名を記される。始まりは周代、窃盗犯は耳の後ろに施され、流罪になった者は頬や額に施される。(老賊には額と耳の後ろ)
※額に入れ墨、軍人の証(信安(しんあん)軍:遼と対峙してきた辺境軍)、追跡の師、軍人の岳軍校(がくぐんこう、軍校は役職?)、軍人の入れ墨は番号の筈、なぜ「斥候」の文字?軍で第一の斥候のため
※小姐(シィアォヂィエ)
※薛映は字が読めない
※宋で罪を犯した者は、各地の「牢城(ろうじょう)」へ送られる
※置いてある茶道具が煎茶のものに見える
※尿瓶
第8話 消えた仲間たち
韋衙内は賄賂と元仲辛の入れ知恵の成果で秘閣・第7寮の寮長になる。秘閣の学長・陸観年は第7寮に任務を与える。牢城内で死んだ遼の間者が持っていた密書が消えた。密書を捜す命を受けた王寛(おうかん)たち第7寮の4人は、偽の入れ墨をいれて囚人になりすまし牢城に潜入する。元仲辛は講義で負った怪我を理由に待機、看護役の趙簡も残留することになる。趙簡は牢城任務を回避するため、元仲辛が故意に怪我したと責めた。しかし、まもなく4人が牢城から消えたという知らせが秘閣に届く。残っていた元仲辛(げんちゅうしん)と趙簡(ちょうかん)は、陸観年(りくかんねん)から密書を捜す任務を任せられるが、2人は密書の情報に疑問を持つ。すると、陸観年は2人を密室に連れていき、情報を提供した者に会わせる。そこには鎖につながれた韓断章が机に座って間食しながら読書しており……。
※死者が出て封鎖された採掘坑、魔物が居るという噂
※夜の点呼
※室内便器(蓋つき馬桶?)に隠された仕掛け扉の起動装置
※密書は弓弩(きゅうど)の職人の名簿、宋の弓弩院は遼の標的
※紫姑車(しこ:紫姑は厠の神、糞尿を集める車、四角い棺桶のような形)を曳く肥し汲み(糞工)に成り済ました間者、どんな屋敷も出入りできる
※間者は開封を出る直前、韋衙内と揉め事になり、窃盗の罪で牢城送りになる
※間者は獄中で病死、遼の間者が密書を捜索する為牢城内に送り込まれている
※遼には北院と南院があり、両者は対立、韓断章は北院の惕隠都監(てきいんとかん)、間者は南院
※禁軍を動かせば遼に気付かれる
※牢は男女別だが、夫婦なら一緒の場合もある
※囚人か営頭(えいとう)が犯人?
※駆虫薬(くちゅうやく)を寝台の下にまいて虫(ゴキブリ?)を追い出す
※元仲辛、子どもの時虫の多い家に住んでた
※囚人のボスから丁二(ていじ:囚人、窃盗犯の顔役)へ
※夜、房を抜け出し炊事場の地下の貯蔵庫へ、談話の集会、伝道師
※伝道師の上に尊師
第9話 謎に包まれた姿
牢城で小間使いをする囚人の丁二(ていじ)の案内で、夜の談話集会に連れ出された二人。丁二には裏がありそうだと考える元仲辛(げんちゅうしん)と趙簡(ちょうかん)。元仲辛は夜の談話集会で伝道師に武器を盗むように指示された。囚人たちを操る尊師(ズンシ)に会うため、元仲辛は牢城の営頭(えいとう)を説得しようとして口論になる。趙簡は陸学長に問い合わせて責任を負ってもらおうと提案して受け入れられる。元仲辛は武器庫の鍵を持ち出す。尊師に仕える伝道師は元仲辛の手柄だと信じて大喜び。尊師に対面することになった元仲辛と趙簡は、その正体について丁二か、営頭(牢城の上級武官)か、それとも陸観年(りくかんねん)か、あれこれ考えを巡らせ...。
※宋で兵士になるのは賤しい身分の者で入れ墨も施される。衛兵は脱獄は許さないが、夜出歩くのは黙認する
※秘かに掘った地下室に尊師がいる
※尊師大人(ズンシターレン)=韋衙内
※趙簡を見初めたことにして、人払い。二人きりになると、韋衙内は衛兵に殿前太尉の息子とバレたと説明、助けを乞う。別行動の三人は洞窟へ、行方は知らない
※伝道師は脱獄のために韋衙内を首領に祭り上げたと元仲辛に説明
※伝道師は殺人のあと、決起すると韋衙内に伝える。
※脱獄したら死罪
※殺人や放火以外ならすぐ出られる
※趙簡に同情した丁二、兄が若死にした後、自分を嫌う父に牢城に入れられた
※嫁げという父に逆らい、三度叩頭して家を出る趙簡の回想
※部屋を出るとき扉に髪を挟むが、夜帰ると落ちていた、誰かに忍び込まれ、見張られていると営頭
第10話 命の危機
伝道師を筆頭に囚人たちは韋衙内を尊師に祭り上げ、彼を盾に脱獄を企んでいた。元仲辛(げんちゅうしん)は囚人の脱獄計画を営頭に密告する。その間に趙簡は消えた仲間を探して洞窟に入る。採石場から姿を消した趙簡を丁二と探す元仲辛。そこへ衛兵がやってきて作業を中止させ、囚人たちは牢に戻される。元仲辛(げんちゅうしん)は営頭に呼ばれるが、部屋にいたのは副営頭で、外の禁軍兵を連れて来るはずの営頭は病で急死したと聞かされる。副営頭は元仲辛と前営頭の関わりを疑い、元仲辛は営頭の密偵だったと弁明する。その頃、趙簡は洞窟に潜入し王寛(おうかん)と再会する。洞窟には楽を奏でる謎の女性がいた。捕まったが抜け出してきたという王寛は、自分が逃げれば薛映(せつえい)と裴景(はいけい)が殺されると言い、洞窟を調べるきっかけとなったある物を趙簡に託す。一方、副営頭は趙簡(ちょうかん)の姿が見当たらないのを理由に、元仲辛を殺そうとする。だが、牢房に趙簡が戻っていたことで間一髪助かるが……。
※採石場
※医館に持ちこまれた営頭の遺骸が秘閣に運ばれる
※託された品=手ぬぐい、手巾とは違う。下着の帯にも使う。余家(よか)製の印、高級品
※副営頭は一味、営頭を殺した、後任が来るまで三日間が勝負
※元仲辛は使者として洞窟内へ、趙簡も付いて行く
※薬で虫を操る
※洞窟の奥の女性:素(そ:スー)、元仲辛の知人、汴水(べんすい)の船頭を仕切る長で、名は星橋(せいきょう)、元は名家の令嬢、運河の女神
※汴水は排岸司(はいがんし)と下卸司(かしゃし)の管轄
※趙簡は洞窟で人質になったという嘘で自由行動
※牢城の内側は味方の兵、外を守る兵は精鋭
※趙簡が盗み出した囚人名簿で素星橋を探すと、事故死の記載、入所は三カ月前、罪名は塩の密売
※遼の間者(馮主:ふうしゅ)は二カ月前に入所、病死(裏の空き地に埋葬)、実は洞窟で生存の可能性
第11話 男の正体
遼の間者・馮主(ふうしゅ)の生死を調べるため、人目を忍んで趙簡が墓掘りをしているところへ現れた丁二(ていじ)。趙簡の助言で好意を持つようになった丁二は墓掘りを手伝い、一緒に遺体を確認した。趙簡と元仲辛が夫婦でないと見抜いた丁二は元仲辛(げんちゅうしん)に、望みを聞くかわりに趙簡を譲れと迫る。囚人だったが事故死を装い洞窟に潜み、汴水(べんすい)の船頭団を仕切る素星橋(そせいきょう)は、手を結んで決起するために尊師との面会を要求する。尊師に付き添う副営頭と伝道師たち一行と洞窟で面会した素星橋は、元仲辛たちが遼(りょう)の者しか知らないはずの密書を捜していたことで、遼の間者だと疑っていた。そこで元仲辛は疑いを晴らすためにある行動に出る。翌日、脱獄が決行され、戦う元仲辛たち。そして、疑わしき丁二の正体が明らかになる。
※馮主の密告で素星橋たちは捕縛、遼への帰還に邪魔だったから
※開封の運河は汴水・恵民(けいみん)・金水(きんすい)・広済(こうさい)の四つ、南東に延びるのは汴水だけ
※小エビは海で取れて淮南(わいなん)から届く。汴水は淮南と繋がっている。運ばれてきた小エビは都に着くころには黒ずみ味が落ちている。
※汚物に漬けておくとエビは赤くなる。その後洗い流して酒楼などに売ると値段は数倍
※肥しは普通、群牧司(ぐんぼくし)が買い上げて農家に売る、その値段は高く、「群牧は糞を食う」と言われるほどだ
※馮主は肥しを船頭に売っていた、船頭の人脈を使って職人の家を調べるため
※西夏の密偵は丁二の配下、宋の貧民が西夏になびくよう噂を流す任務だった
※伝道師の目的は若君(丁二のことか?)を脱出させること、最後に副営頭を殺して自害
※素星橋は手柄に免じて刑期をを短縮、まもなく釈放
第12話 終わりの向こうに
牢城での任務を終え、第7寮員は陸観年(りくかんねん)から一人ずつ呼ばれ、貢献度が最上位と最下位の者を挙げさせられる。今回の任務は完璧ではなく、罰として最下位の者が秘閣を辞めねばならない。趙簡が欠席のまま韋衙内と薛映が最下位票を二票獲得し、どちらを除籍するか話し合えと言い渡される。二人は口論となり、韋衙内が退寮だと学長が決めた。だが、その事態を阻止するために、元仲辛(げんちゅうしん)は手柄で帳消しだと主張し、陸観年と第7寮の仲間たちを趙簡(ちょうかん)の待つ場所へと連れていく。そこは元仲辛と趙簡が捜し出した遼(りょう)の間者の根城であり、第7寮員は捕らえに入る。捕縛された間者の中には素星橋がおり...。
※根城の扁額:雲蒙蒼翠
※店の幟・看板:聚福客棧、蔣檢閲茶
※素星橋と馮主は恋仲
※燃やした密書は贋物、本物は素星橋が隠し持っていた
※素家は皇帝に取り潰された
※新寮長は趙簡
※太尉府:韋衙内の実家
※你回来了(ニー フゥイライラ:おかえり)
※韋衙内の胸飾りは長命鎖?
※萬豐湯餅鋪:万豊湯餅(ばんほうとうへい)店(薛映の実家、軍戸(ぐんこ)、親父は軍人失格だ、臆病者で戦う意気地がない)、城南にある
※薛映の父の所属は河北の宣毅(せんき)軍、河北は荒れた厳しい土地、軍戸は一生同じ場所に縛られる、離れるのは戦に行くときだけ
※秘閣に入ることを条件に軍戸を解かれた、秘閣を辞めれば軍戸に戻され、息子が産まれれば軍人として入れ墨を施される。
※店員は腕に手ぬぐいをかけたまま盆を運ぶ、薛映の母は髷を頭巾で包んでいる(宋の装い)
※弓弩院の一級職人・陳親方
※禁軍に内通者?
※三本指を立てて誓いの仕草
※親戚に成り済ませば面会が許される、従叔父(いとこおじ)
※県丞が発行した通行証を身分証明に使う
第13話 好機は窮地
次なる任務のために動き出した第7寮の6人。宋(そう)が誇る兵器・弓弩の一級職人である陳(ちん)親方を遼が狙っていると判明。親方を保護するために、趙簡と元仲辛が親戚と偽って面会。王寛と小景は移送先の城東の屋敷の掃除担当。薛映は馬車担当で、布団を用意する韋衙内と外で待機。趙簡と元仲辛が親方を弓弩院から城東の屋敷へ極秘経路で移送する際、襲撃に遭ってしまう。秘かに尾行していた韋衙内(いがない)と薛映(せつえい)は逃げる陳親方の身柄を押さえ、薛映の両親が営む店にかくまう。2人は名誉挽回のため手柄を独占するつもりだったのだ。そんな折、陳親方の消息不明が枢密院で問題となり、禁軍の捜査が始まる。
※六博(りくはく)宝典の書物、春宮図の書物
※秘閣に裏切り者?
※車行炮(しゃこうほう)の設計図が未完成、陳の発明した兵器
※遼と西夏は騎兵戦に長けている
※太尉の書斎の扁額:徳星聚秀(賢士才人が集う)
※秘閣は陛下の肝煎り
※湯餅店の裏手の建物の扁額:金石為開
※弓弩院の守衛
※陳親方の両腕に矢じりによる切り傷、刺し傷ではない
第14話 父親の姿
禁軍の捜査は薛映(せつえい)の両親の店にも及び、薛映はふがいない父親にいら立ちを隠せずにいた。王寛(おうかん)は裴景(はいけい)とともに、事件当日の裴景の外出経路をたどる。一方、弓弩院の陳(ちん)親方の部屋を捜索した元仲辛(げんちゅうしん)と趙簡(ちょうかん)、それに偽の令牌で禁軍のふりをした王寛。その後王寛は別行動し、二人は親方馴染みの妓楼に潜入して、そこで怪しげな者たちの姿を確認する。しかも、なぜか韋衙内(いがない)までが妓楼に現れ、不審に思った2人は韋衙内を見張ることに。
※陳親方の部屋にあった秀香楼(しゅうこうろう)の舞い手の下着→妓楼へ
※王寛と趙簡はまだ破談の手続きをしていない
※王大哥(ワンダーグァ:小景の呼びかけ)
※店:城南豆腐店、仲家光牌鋪
※多額の銀票(ぎんぴょう:紙幣)
※舞い手:紅紅(ホンホン:こうこう)、花花(ファファ:かか)、翠翠(ツイツイ:すいすい)
※再来(:またのお越しを
※武芸は人を不幸にする、母の四人の兄は敵情を探りに行き、敵の騎兵隊に殺された
※父は将軍の側近として護衛兵だった、軍営を抜け出し、かたき討ちとして敵将を討つが、敵将の持つ文には薛映と同じ時に生まれた息子のことを報せていた
第15話 苦肉の策
韋衙内(いがない)と薛映(せつえい)が陳(ちん)親方を監禁していたことに憤る趙簡(ちょうかん)。しかし、内通者がいるかもしれない禁軍に引き渡すことはできず、投げ文で試したところ、曲者たちが現れる。元仲辛(げんちゅうしん)と趙簡と韋衙内で尾行して捕縛しようとしたが、逃げられる。さらに元仲辛が老賊に確認すると、彼らに陳親方捜索の命令は出ていなかった。そもそも、なぜ陸観年(りくかんねん)が第7寮に重要人物の移送を託したのか、謎は解けないまま。おまけに学長から一カ月間外出を禁じられた第7寮の6人。そこで、陳親方を秘閣に連れて来てかくまうことで意見が一致する。元仲辛(げんちゅうしん)と陳親方は女装し、女子しか知らない抜け道を通るという荒業を使う。
※弓弩職人の監禁は一家皆殺しの罪
※扁額:天子之衛(禁軍の建物)
※禁軍に投げ文
※講義:斥候技芸養成基礎理論
※放心:心配ない
※枢密院が疑い始めて、都の56の組織を調査、秘閣もその1つ
※劉生(りゅうせい)
第16話 学長命令
陸観年(りくかんねん)は第7寮が陳(ちん)親方の捜索をやめていないことに気づき、王寛(おうかん)に彼らを監督するよう命ずる。そんな折、第7寮の部屋に抜き打ち検査が入ることに。第7寮の者たちは陳親方を隠すために必死で策を講じる。さらに、彼らは1人ずつ禁軍の審理を受ける。こうして第7寮の留守中、陳親方は女装して浴室の抜け道から逃げ出そうとする。
※監視(ヂィェンシィー)ですか?監督(ヂィェントゥー)だ
※第5寮の劉生先輩が抜き打ち検査に
※劉生は趙簡を気に入っている→美人計
※検査は毎月一日と十五日、今回はお上の命令、すべての組織で秘閣もその一つ
※検査で生辰帖(身上書=婚約の書状)が見つかる
※審理した三衛兵の中に内通者がいた?
※趙簡にした約束のせいで王寛の箱(生辰帖)を盗みに行かされる元仲辛
※趙簡は他を足止めするために馬車の車輪に細工をする→車輪が外れて横転
※浴室で袋叩きになった親方が逃げてきて箱を落とした元仲辛、落ちた身上書は親方が拾う、箱だけ拾った元仲辛
※陳公(チェンゴン:陳親方)
※饅頭(マントウ)、弓弩院の親方の部屋に干からびた饅頭が沢山あった
※剥いたゆで卵を傷口に当てて冷やす?
※夫人(フーレン:奥さん)
第17話 陽動作戦
設計図を完成させた陳(ちん)親方。しかし、第7寮でかくまっていたことが陸観年(りくかんねん)にばれてしまう。第7寮は陳親方を枢密院まで移送し、内通者を突き止めるために禁軍と陳親方に罠をしかける。禁軍に嘘の矢文を打ち込むと、嘘の移送路で捜査をする禁軍の馬山(ばさん:都尉(とい))を見た韋衙内(いがない)は、父・韋(い)太尉の部下であることに気づく。一方、元仲辛(げんちゅうしん)は陳親方の饅頭へのこだわりを解こうとし...。
※店:臺窟鬼茶房、饅頭鋪
※軍には楡林(ゆりん)横町、親方には延慶観(えんけいかん)を通る
※看板:醋坊老窖酒
※審理に居た馬都尉(マートウェイ)
※太尉大人(タイウェイターレン)
※饅頭鋪の女将は陳の実妹
※秘閣は皇宮の中、
※家で弓弩の実験をして、誤射で妹の夫を死なせた
※相公(シャンゴン:あなた(夫に対する呼びかけ))
※第三寮の独狐(どくこ)が抜け道に侵入した禁軍の相手をする、第二寮の顧観音(こかんのん:秘閣で一番の怪力の女性、13,4歳)も助太刀
※宿舎:道徳仁義、非禮不成、非禮不備、正俗
第18話 最後の言葉
陳(ちん)親方の移送任務は終了するが、捕まったはずの馬山(ばさん)が処分されないことに趙簡(ちょうかん)は疑念を抱く。一方、趙簡の身上書を預かった元仲辛(げんちゅうしん)はどうするべきか悩むが、何より対処が難しいのは元仲辛自身の気持ちだった。そんな中、元仲辛と趙簡が枢密院にいる陳親方に会いに行くと、陳親方は別れ際に「二度と会えないだろう」と告げるのだった。
※王寛の父(参知政事:さんちせいじ)に頼み、枢密院の敷地内の屋敷を借りて陳親方を移送
※枢密院の門の扁額:樞密院
※親方から渡された趙簡の身上書を王寛に返そうとする元仲辛、だが持っていろと受け取らない
※今日は冬至だ。雲呑(ワンタン)でも食べよう
※冬至の集まり、薛映の家、罰杯(ばつはい)
※禁軍の上層部に問題?
※親方と面会後、屋台で食事、禁軍に追われ、元仲辛を庇って趙簡が射られる
※薛映の家に禁軍、四人が連行される
※医館か薬鋪に泥棒に入り、薬を煎じて趙簡に飲ませる、矢傷の手当、青い矢(珍しい)、使用人を気絶させる
※四人は陳親方の遺体と対面
第19話 毒牙
陳親方殺害容疑で禁軍から追われる元仲辛(げんちゅうしん)と趙簡(ちょうかん)。第7寮は捜査を禁じられ休暇を出される。元仲辛は機転を利かせ、王寛(おうかん)名義の土地で皆と落ち合うが、趙簡が倒れる。昨夜、逃走の際に元仲辛を庇って禁軍の矢に当たった趙簡だが、その矢は実は毒矢であり、12刻以内に解毒薬をのまなければ命を落とすというものであった。韋衙内(いがない)は父が管理する解毒薬を禁軍の劉(りゅう)副都尉を使って入手しようとする。軍紀だと言って劉が弓と毒矢を持って付いてきたため、茶館に入った韋衙内は、花売りに扮する裴景と一芝居うって解毒薬を渡す。だが、薬を運ぶ王寛と裴景(はいけい)は何者かに尾行され...。
※侍衛は五人一組で行動
※手紙「禁軍梁竹借薬一用:禁軍梁竹が薬を拝借した」を残して、元仲辛と趙簡は押し込み先から去る
※万豊湯餅店で店主に伝言「明月相照らす」、王維(おうい)の詩の一節
※禁軍の毒矢(青い矢羽根):「藍羽触骨(らんうしょくこつ)矢」、黒甲衛(こくこうえい:禁軍の秘密部隊)が使う
※爹(ディエ:父上)
※追っ手は、西夏の間者(西夏軍の校尉)、鎖骨に入れ墨、剃髪の跡、薛映が捕縛
※王寛、婚約破棄の意向を元仲辛に告げる
※西夏の間者の待機場所:柳街(りゅうがい)の雲記(うんき)酒館
※間者が自害する
※元仲辛は家族に拷問された、兄が庇わなければ死んでた
※薬が贋物で、再び趙簡が倒れる。王寛は父の伝手を使うという。
※父に離縁状を渡すように言われる王寛
※解毒薬を入手するために韋衙内は父の面前で毒矢を刺す
※趙簡、仲間を託す遺言、元仲辛に告白
第20話 信頼
間一髪で裴景が解毒薬を届け、趙簡は回復する。元仲辛(げんちゅうしん)は解毒薬と引き換えに人質に取られた王寛(おうかん)を救いに行く。韋(い)太尉から韋衙内(いがない)と縁を切れば、王寛を解放すると条件を突きつけられ、元仲辛は別れの言葉を告げる。その後、王寛と薛映(せつえい)、裴景(はいけい)は西夏(せいか)の間者のアジトとなっている酒館を捜査する。一方、約束を破って元仲辛と趙簡は韋衙内と落ち合い、従僕のお仕着せを手に入れて太尉府で潜入捜査をする。元仲辛と趙簡(ちょうかん)は、韋太尉の怪しい情報を入手し...。
※店:雅茗居(がめいきょ)、酒館前の茶館
※雲記(うんき)酒館:店が開くのは正午、女将・蕓娘(うんじょう:寡婦、開封生まれの宋人)、
※店の幟:利生藥材鋪
※店の看板:浮梁名茶
※姿を消した劉(りゅう)副都尉が怪しい
※老爺(ラオイエ:旦那様)、小爺(シャオイエ:若様)
※女将と間者捕縛、尋問
※短刀の柄に刻まれた字は細封雲(さいほううん)、間者の名、名門の出
※劉と馬山は韋太尉の腹心
※万福庄(まんぷくしょう)で買った亀の薬膳煮凝り、桂記(けいき)の焼き菓子、瓦子(がし)南通りの豚肉、桂花(けいか)の焼き菓子
※陶器は危険なので木の椀
※細封氏は有力な一族、今の西夏は拓跋(たくばつ)氏の天下
※拓跋氏の袁昊(えんこう)
※馬山は他の役職を得て復帰している
第21話 御曹司の決意
王寛(おうかん)たちは陸観年(りくかんねん)の協力を得て、西夏(せいか)の間者・細封雲(さいほううん)を恋人の蕓娘(うんじょう)とともに自国へ戻す準備を整える。2人を開封(かいほう)から脱出させる代わりに、禁軍と西夏による設計図の取り引きの内情を聞き出す計画だ。一方、韋衙内(いがない)は韋(い)太尉を探るために1人で韋太尉に同行するが、馬山の姿を見かけて脅すと、家が窮乏していることを教えられてうろたえる。
※通関手形と路銀
※将官の慰労会に出かける太尉についていく韋衙内
※太尉は燕雲十六州の投資に失敗し火の車
※劉は数日前に死んだ、練兵に事故はつきもの
※取引場所は西の郊外の廟、戸を長く三回、短く二回叩く「30年の悲願を神に祈る」
※劉生が秘閣の任務で間者と女将を射殺
※扁額:篤禮崇義
※賄賂の帳簿を燃やす
※家廟の扁額:孝為行首
※間者と蕓娘の仲は軍紀違反
※廟門の扁額:梵坊
※裴景が蕓娘に扮装、廟で毒の線香を供えて間者たちを昏倒させる