「ドレスデン国立古典絵画館所蔵
フェルメールと17世紀オランダ絵画展」
(会期:〜4月3日(日) に行った。
この展覧会は、
ヨーロッパの古典絵画を数多く収蔵している
ドイツのドレスデン国立古典絵画館のコレクションから、
17世紀オランダ絵画の名品を紹介する展覧会。
ドイツ旅行でドレスデンに行ったことを思い出す。
ドレスデンは又行ってもよいと思う素敵な所だった。
そのことはこちら。
そして、フェルメールの絵画については、
オランダ・ベルギー旅行でマウリッツハイス美術館で観た。
その時のことは、こちら。
17世紀オランダを代表する画家、
ヨハネス・フェルメールは、
写実的かつ綿密な空間構成と
美しい光と影の表現で
世界中から愛される作家。
今回の見どころは
日本で絶大な人気を誇るヨハネス・フェルメール。
フェルメールの初期の傑作
《窓辺で手紙を読む女》を修復後、
所蔵館以外で世界初公開という。
複製画:ザビーネ・ベントフェルト《窓辺で手紙を読む女》
(ヨハネス・フェルメールの原画に基づく)
2001年 個人蔵
同作は壁面にキューピッドの画中画が塗り潰されていること
が知られていたが、2017年の調査によりキューピッドは
フェルメール以外の人物により消されたことが発覚。
翌年から画中画の上塗り層を取り除く修復が開始され、
2019年5月には、キューピッドの画中画が部分的に現れた
修復途中の作品が記者発表にて公開された。
映像で、
上塗りされた絵具層を慎重に取り除き、
徐々に姿を現していくキューピッドの修復
の過程を紹介されていた。
凄い作業であった。
ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む女》
1657-59年頃 ドレスデン国立古典絵画館
好みとしては、ごちゃごちゃと描いていない
想像力をかきたてる
キューピッドの像がない方
が好きだけど。。
他にも、
同館が所蔵する巨匠レンブラント・ファン・レイン、
ハブリエル・メツー、ヤーコプ・ファン・ライスダールなど、
フェルメールと同時代に生きた
17世紀オランダ絵画の黄金期を彩る名品
約70点が展示されていた。
印象深い作品を記録しておこう。
レンブラント・ファン・レイン《若きサスキアの肖像》
1633年 ドレスデン国立古典絵画館
サスキアはレンブラントの妻。
すみませんが、あまり若くはみえません。
ハブリエル・メツー
《レースを編む女》1661-64年頃
ドレスデン国立古典絵画館
リアル感が素晴らしい。
ヤーコプ・ファン・ライスダール
《城山の前の滝》1665-70年頃
ドレスデン国立古典絵画館
ヤン・デ・ヘームの「花瓶と果物」。
細部にまでこだわって描かれている。
ミヒール・ファン・ミーレフェルト《女の肖像》
制作年不詳 ドレスデン国立古典絵画館
美しい女性。衣類の光沢までも美しい。
- ワルラン・ヴァイヤン
- 「手紙、ペンナイフ、羽根ペンを留めた赤いリボンの状差し」。
- これは当時流行った”騙し絵(トロンプ・ルイユ)”。
- 面白い。
- 遠目に見ると、本物の状差しがあるように見える。
YouTubeさんよりいただいた
軽く撮った展覧会の様子。
・北海道立近代美術館:2022/4/22~6/26
・大阪市立美術館:2022/7/16~9/25
見どころ満載ですよ。
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