今回は、本日の授業の振り返りと、その内容について自分が考えたことを書きたいと思います。
まずはじめに、
最新のトレーニング=最先端の学術的理論に則っているトレーニング
ではない
と話していました。
イメージが先行して使われていることが多い。ただし、受け入れられているのには理由があり、万能というわけではない。
が、良い面もある。
だから、 「提唱されている内容を鵜呑みにせずに、長所と短所を考えてから取り入れるべき」 とのことです。
◎ボールエクササイズ、ピラティス、ヨガ
これらの最大の共通点は、「ウェイトトレーニングで付けた使えないアウターマッスルよりも、
機能的な肉体、優雅な曲線美」
といったイメージがあるようです。
・では、バランスボールの特徴は?
「バランス感覚が養われる→不安定な場面で安定させられる」
と考えられています。
しかし、これを競技のためのトレーニングとして考えた場合、競技特異的にはかなり疑問がある。
と話していました。
言葉の意味は多義的に使われることがありますが、「バランス」を指す意味として、
①安定したところで横方向からの力などを耐える力
と言えます。
たとえばスポーツでは、相手からタックルされたときに、脚の力で踏ん張ることができれば倒れません。
また、道を歩いているときに石に躓いて前に倒れそうになったときに、脚を出して踏ん張れば倒れません。
よって、バランスボールの特徴を「バランス感覚が養われる→不安定な場面で安定させられる」
とするならば
この場合の「耐える力」を養うことができないと考えられます。
しかし、「バランス」という意味を
②「不安定な場面で安定させられる」
とするならば、バランスボールは有効と考えられます。
例えばスポーツではスノボーやサーフィン。不安定な場面で身体を安定させることは重要だと思います。
また、日常生活では・・・そんな場面ありますか?いつも安定した大地ですくすく生きている気がします。雪の上を歩くことなどは当てはまるでしょうか。
→スノボーやサーフィンはバランスボールよりもバランスディスクの上でバランスを取る練習のほうが、
動作特異的には近いかもしれません。
そのほかのバランスボールの特徴、良い面は
・可動域を大きく取った運動が行える
・柔らかいので痛くない
などがありました。
最後に、バランスボール上でベンチプレスやスクワットなどをする場合についてです。
「不安定な局面でも力が出せるように」このようなトレーニングをするという話があります。
なるほど確かにテニスでもサッカーでも、不安定な場面で力が出せるようになれたらいいなぁと
納得してしまいました。
しかし、
・ウェイトトレーニングの目的→筋肥大、筋力アップ
という基本的な考えから、バランスボールでベンチプレスやスクワットをすることを見ると、
①不安定な場所では力が出せない
②不安定な場面で安定するための練習としては中途半端
③アブナイ
と言えます。
横方向の力に耐える力をつけるなら、脚や腹筋、背筋などの部位に焦点を当ててトレーニングを
したほうがはるかに効率的です。筋力は基本的に65%以上の負荷を与えることで強くなるのですから。
不安定なバランスボールの上では十分に、集中して、大きな負荷をかけることは難しいでしょう。
⇒よって、 「提唱されている内容を鵜呑みにせずに、長所と短所を考えてから取り入れるべき」 とまとめます。
まだまだつづくよ!!
最後にここから、僕の考えたことをちょっとだけ・・・
最近スキーをしました。10年前の技術しかない僕ですが、どうも重心の移動が下手です。
ターンのための体重移動で板に乗り切れないときや、そのまま転びかけることもあります。。。
だから、バランスボールやバランスディスクの上で身体を揺らすような練習ってどうでしょうか?
平行して脚の筋力を増やすことも重要だと思います。
全米エクササイズ&スポーツトレーナーズ協会
認定パーソナルフィットネストレーナー NESTA-PFT
奥藤 健
NSCAを勉強ちゅう。。。