久々に本読み増ました。 | 湖南省で日本語教師

湖南省で日本語教師

湖南省の某所で日本語教師をやってます。専攻は中国語で、まだまだペーペーですが頑張ってます。

毎週水曜日は新宿まで授業を受けに行ってるんですが、昨日はサボりで行きませんでした。


電車賃が浮いたので、そのお金を使おうと、近所のBOOK OFFにお金を買いに行きました。(偉すぎて先生も許してくれるはずw)


3冊買ってその本の一冊を読み終わりました。


たのもしき日本語/吉田 戦車

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たのもしき日本語 (角川文庫)/吉田 戦車

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僕の尊敬するISSの王先生の参考書の中でも多く引用されるている「伝染るんです」の作者である吉田戦車と、川崎ぶらが、50音順にひとつ単語を取り上げ、それについて対談(おしゃべり?)する本。105円コーナーにあったので、思わず買ってしまいました。


やっぱり吉田戦車の語感、ってか言葉のセンスはハンパないですね。


「のど自慢」って別にのどを自慢するわけじゃないんだよな。それに素人ノド自慢はあるけど、玄人のど自慢はないな。


「仲良し」の対義語ってないの?


などなど。あとは本書にあった中国からの外来語についても目から鱗でした。


ロートル


ニヤケる


フンドシ


これって全部中国からの外来語らしいです!!


でもロートルは“老头儿”で理解できるんですが、ネットで「ニヤケる」を調べても中国からの由来だと書いてない。“若気”という言葉からきたともあるけど・・・・(おそらく“若気”という中国語はありません。)フンドシも南方由来説と大陸由来説があるので、どうもはっきりとは確定できない・・・


言葉とは往々にして不確定なものですね・・・。いったい「誰が」「いつ」発明したのかをはっきりと確定できるものは少ないはず。



それにしても、二人の会話の中で、「最近のドラゴンボールは殺伐としている」とか、「高校生が喫茶店に行くと不良のイメージ」とか「最近バーコードバトラーというのが流行ってる」という発言を目にして思わずびっくり!!「これっていつ書かれたの?」と思い巻末の出版年数を調べると、94年出版の本でした。時代は変わるもんだなー。16年前ですよ。



そういえば、僕の好きなアメリカのバンドにSAOSIN(セイオシン)ってのがいるんですが、このバンド名の由来も中国語からしいです。“小心”→ XiaoXin → シャオシン → セイオシン → SAOSIN



ね!!








―オマケ―

「言葉づかいは心遣い」の中国語はなんだろ?って頭を捻りながら考えてみたんですが、どうにも良い訳が思いつかない。そこで中国人の友達に訊いたら“言为心声”と一発で答えをくれました!!


僕は真剣に“说法措辞表示对别人的关怀”とか考えてましたよ(笑)いやはや、つくづく勉強不足です・・・。


これからもがんばります^^