長男と優 | KANNA MAGAZINE.COM

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お父ちゃん、お母ちゃん、三兄弟の家族の日々。
2015年9月生まれの優は、常位胎盤早期剥離のため新生児仮死で生まれてきました。脳に大きなダメージを負ってしまい不自由な体になってしまいましたが、毎日頑張る優を家族みんなで大切に育てています。

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長男との写真を引っ張りだしてきてみました。
長男は、優を心底可愛がってくれています。
10歳です。物事の分別がつき、自立心も芽生えて、反抗してくることも出てきました。繊細で喜怒哀楽はっきりしていて、優しい。母親思い。もちろんダメなところも山ほどだけど!
優が生まれて来た時、長男には全部話していました。長男に支えられていた部分もあるし。
そんな長男が優のことで最初に泣いたのが、「話せない」ということでした。
「百歩譲って、歩けないのはいい!車いすだっていい!だけど、話せないのは嫌だ!!」と泣き出しました。切なかったなぁ。
長男はおしゃべりなので、家にいてもずーっとしゃべり続けているタイプです^^
だからかな。弟と会話ができないのは辛かったんだと思う。
つい先日も、優に話しかけているのが聞こえてきたのだけど
「優~、優がお話しできたらいいのにな~、優とおしゃべりしたいな~、優、おしゃべりしよう~。」と、もにょもりょと優をかまっている姿を目撃しました。
 
お風呂の時間、優はお兄ちゃんたちをじっと見るのだけど、目があうと、そらせない長男。優と目が合っている間は「お風呂から上がれない(´Д`)」と言って、いつも白目をむいた隙にさっとお風呂から上がっていきます。長男の、弟愛です。
 
そんな長男が昨日の夜、こんなことを聞いてきました。
「優って、うちの小学校の養護学級に入る?」と。
「いやー、優はちょっと無理かな。優は特別支援学校に入れたらいいなーと思っとるよ」
「ならよかった♪」
「なんで?」
「なんかねー、4年生のなかでもね、養護学級の子たちをバカにする子たちがおるんよ。もし優がそんな扱いを受けるって想像したら耐えられん」
「え、マジで?ひどいね・・」
 
という会話でした。きっと、一部の子の話だとは思うけど、悲しいです。4年生って、福祉の勉強の真っ最中のはずなのにな。
私たちの頃、そういうこと言う子がいた記憶がないです。仲良かったし、支援クラスのお友達ってなんだかほっとけなくて大好きだった記憶しかない。
まぁ色々勉強です。長男次男はこの先まだまだ色んなつらい経験をするかもしれない。しないかもしれない。分からないけど、サポートはしていかないといけない。
 
長男、10歳の節目ということで、地元のTV局がやっている市内の小4全員が、将来の夢を発表する番組で、夢を語りました。
それで、「立派な医者になる」と宣言してくれました!
なれるかどうかはさておき、その気持ちが泣けます。
ありがとう。
これからもお母ちゃんを支えてください。
 

 

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