レクイエムの懐メロ… | 巫kannagiのお喋りブログ

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昭和の時代が懐かしい!ほっこりします♪忘れていた記憶が蘇ります♪
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昭和の時代、レコードが流行り、親がしょっちゅう聴いていたのを思い出す時がある。





「門前の習わぬ小僧」みたいに、聴いていると、自然に覚えてしまうものだった。


近所の同級生のうちも、同様だったようで、学校で口ずさんでいると、知っているクラスメイトもかなりの数がいたものだった。


特にうちの両親は、石原裕次郎氏が好きで、父は、田端義夫氏や鶴田浩二氏も、好きだった。母は、菅原洋一氏が好きだと言っていたのを記憶している。

顔がまんまるで、ハンバーグみたいなところから、当時、世間では、ハンバーグと呼ばれていた。








父が、田端義夫氏の歌が好きだった理由を、生前尋ねたことがある。


マドロスに憧れていて、船乗りになりたかったと言う理由だった。マドロスが流行っていた時代を過ごしていたからだと思う。


鶴田浩二氏は、耳に手を当て、音を確かめるような仕草で歌うのが特徴的で、「傷だらけの人生」の歌詞が、気に入っていたようだった。


 古い奴だとお思いでしょうが

 古い奴こそ新しいものを 欲しがるもんで

 ございます。


から、語りが始まり…歌が流れる。途中でまた語りが入る。


 好いた惚れたとけだものごっこが

 まかり通る世の中でございます。

 好いた惚れたは、もともと心が決めるもの…

 こんなことを申し上げる私も

 やっぱり、古い人間でござんしょうかね。


の語りのあと…


 ひとつの心に 重なる心

 それが恋なら それもよし

 しょせんこの世は 男と女

 意地に裂かれる 恋もあり

 夢に消される 意地もある


と、歌詞が続く。


何故、意地に恋は裂かれるのか?

これが、次の歌詞に出てきます。それは、日陰育ちのひねくれ者が理由だったのです。

明るい場所は苦手だと…お天道様に背中を向けて歩く馬鹿な人間なんだと…そう言う歌詞ですね。


当時に気持ちをタイムスリップして時代背景を理解するか、感情移入しないと、今の人には理解不能かと思われます。


この歌を聴くたびに、あぁ、こう言う世の中もあったんだなぁ~と、感じてしまいますね。


菅原洋一氏の「知りたくないの」は、当時のヒット曲でした。


女性の気持ちを歌った曲で、「あなたの過去など知りたくないの」と言うフレーズが、インパクトが大でしたね。要は、どんな女性と付き合っていたかは、知りたくないと…薄々感じている別の女性の存在などは、忘れて欲しいのと…言う歌詞の内容に続き、あなたの愛が真実なら嬉しいとなり、昔の恋は忘れて欲しいので、締めくくる。


この歌詞が、当時の女性には、グッと来たようで、母は、気に入って、よくレコードを聴いていたのを、思い出しますね。



価値観の変容化とでも言いましょうか?

70年代頃から、古い考えが急に、崩れ出し、若者たちの新しい考え方が出て来たのも、その要因の一つだったと思います。


学生が社会に出て、貢献するものだと思っていたのが、学生運動が起こり、ただの運動ではなく、大学を占拠し、警官隊と衝突なんていう時代に、全国的になったことも、憂慮していたんだと思いますね。また、学生たちには、仁侠映画の影響も大だったと思いますね。


ただ、今となっては、懐かしいとしか言いようがなく、頭の片隅にある、古い記憶が、歌によって、呼び起こされ、鮮明になるのですね。


良い思い出と、そうでない思い出も、あるのですね。そうでない思い出は、割と美化されるとは、聞いてますが、そうならないケースも、存在するんですよね。


そうならないケースについては、歌をレクイエムとして聞くしかないんじゃないかと思いますね。


そうならないケースは、将来のある時点まで、良い思い出だった、楽しい思い出だったものが、急に時代も変わり、自分も環境が変わり、置かれている立場も変わり、黒歴史に変容してしまう可能性を秘めていると言うこともあると思いますね。


たまに、どうしても、昔の歌が、頭の中や心の中でグルグル回る時は、カラオケで歌って、外に放出してやるのが、一番の供養なんじゃないかと、思うのですね。

☝️😅👍