我が家はそこそこ子どもに厳しい親です。

「自由なんて言葉は、自分で稼ぎ出してから言え」くらいのことは常々言っています。

管理的な親だと思います。

心配で心配で仕方がないのです。

怖い思いをしないように。

お腹をすかせてませんように。

寒さを感じませんように。

でも、その解消を子どもに求めてはいけないと知っています。

その不安の解消は、自分で処理しなくてはなりません。


私たちはいつか子どもを手放さなければいけないのです。

その時に、子どもが自分の足で立てるように育ててきました。

長女は、

「過保護なのか放任なのか、どっちかにしてくれ」

とよく言っています。

どちらかに出来たら苦労しないわ!

と返しています。

ただ、娘が先日しんみりと

「大学の先生とか友達とかに、ものすごく親に大事にされて愛されて育ったんだね、とよく言われる。」

その言葉には、私たちへの感謝が含まれていると感じられるような声色でした。

長女はいわゆる反抗期というものが長く、

親子ともにきつい時期を経験しました。

今になれば笑い話になることも、その時期はお互いぎすぎすしていました。

大学に入り、離れてからこそ良い関係になった気がするくらいです。

次女もそろそろ反抗期の気配が漂い始めました。

思春期と更年期のホルモン戦争のようです笑


長女はとてもしっかりした子ですが、

弱いところも充分にあります。



長女は、大学を半年ほど休学したので、

卒業は半年遅れます。

その遅れをさらに半年遅らせて、3月卒業にするために、

半年もう一度休学して、ワーキングホリデー制度を使って、外国で生活をしたいと言い出しました。

長女は今外国の人とお付き合いしていて、

彼の帰国に合わせてそのまま一緒に行くそうです。

費用は、あちらで稼ぐし、住まいは恋人の実家に。

円高の今、半年遅れた分の学費も返せるはず!

と言ってきました。


不安は山のようにあります。

恋人と上手くいかなかったら?

ストレスに弱いのに。

円高がいつまで続くか分からない。

色んな心配にちゃんと反論を用意している娘でした。

娘だって不安なのですから。

そして、私たちが反対しないということも知っています。


行って欲しくないけれど、

あまりに遠すぎて何もしてやれない!と思うけれど、

子どもが自分で選んだことを応援出来る親でいたいと思っています。


さて、これから、

義父母への話が待っています。

どこまで話すか、夫と作戦を練らなくてはいけません。笑

跡継ぎである長女が、外国の人と付き合っていて、短期であってもその国に行く。

相手の家にお世話になる。

全部話せば、何を言い出すか分かりません。



義父母との軋轢はできるだけ減らしたいのです。

理解し合えないことははっきりしているのです。

だったら争いは無駄なだけです。

【夫がどうしても帰省したい理由】で書いたように、

家じまい、墓じまい、14代当主の夫で家系図が途絶えること、

全てを義父母に知らせずに、2人を見送ることが出来たら、

私の長男嫁の務めは果たせるはずです。

それが義父母の願う長男の嫁の務めとは真逆なものだったとしても。




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