14代当主になる跡取り息子である夫。

県外で長く暮らしていたけれど、節目には帰省し、

やっと家族ともに帰ってきて、家を守ってくれるであろう義両親自慢の長男。


我が家には跡取りとなる息子はおらず、

2人の娘です。

義両親の心配は、我が家の長女が結婚して姓を継いで15代をちゃんと務めるかです。


長女が生まれた時、

初節句を盛大にお祝いをしました。

初節句は、この地方の風習でもあり、

親戚を大勢呼んで、

仕出し屋に豪華な食事を頼み、

大きな雛人形を義両親が用意し、

周りの飾り付けも独特でした。

引き出物も用意しました。

親戚たちもそれなりのお祝いを用意して来ますので。

その当時初節句のためだけに、10時間かけて帰省したほどです。

近所の人も、雛人形を見にお祝い片手に来られました。


なんて、すごい、

と思っていました。

が、次女の時には何も無しです。

本当に何もなし。

お祝いすらなし。


何故か。


長女は、跡を取るかもしれないから。

もし、長男が生まれたあとであれば、

長女の初節句はしないらしい。

次男にもしない。

初節句は、跡取りのお披露目の場なのです。


徹底してるなあと思います。

跡取りに対する執念とまで呼びたいほどです。


そして、いまでも、長女には跡取り発言は常にあります。

↓↓↓下の記事にも書いたように、

長女は全く受け取ってないので良いのですが。



長女の将来の話になると、必ず地元で就職しないと!という義両親。

県外で就職したら、県外の人と結婚して、

そのまま帰ってこなくなる!

親のそばにいるのが安心で幸せ。

自分の娘たち義姉妹は全員県内で結婚して、県内の男性と結婚して、親のそばで安心して幸せ。

みたいなことを長女に言ってます。

自分の幸せや安心のために子どもの将来の選択を狭まさせること、

自分たちの長男の妻は自分の親から遠く離れた土地で暮らしているということ、

その自分たちの滑稽さに

義両親が気づくことはこの先も無いだろうと思います。


皮肉屋の長女は、

「じいちゃんたちの話で行くと、お母さんは今幸せでは無い人生を送ってるのよね」

と笑っています。

もちろん義父母の前では言いません。


長女も私も夫も義両親には言わないけれど、

今、長女は、日本人ではない人とお付き合いしています。

まだ学生だし若いし、

結婚までするかどうかは分からないけれど、

義両親が知ったら絶句しそうです。

ちょっと面白そうだけど面倒なので黙っておきます。





長女の雛人形は値段も大きさもこんな感じ。

多分3回くらいしか飾ったことない。

 

長女と次女にはそれぞれ小さなお雛様を買って、

毎年ちゃんと飾っています。

 私の憧れの雛人形はこれですが手が出ません。

 


父の日ギフト探しの時期が来ました。