フリースクールで場面緘黙のカミングアウトをするが難しさを感じた | 場面緘黙の子供を治療したいパパのブログ

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9歳の娘が場面緘黙です。3歳から症状に気づき、ママといろいろ試行錯誤の日々。娘とママとパパの3人家族で場面緘黙を治すよう頑張っている記録をブログに残し、子供、幼児の場面緘黙で同じ悩みを持つ方々とつながりたいと考えています。

 

 

フリースクールの環境をもっと安心できるようにできないかと思い、娘に場面緘黙理解の啓発絵本「なっちゃんの声」を読んでもらうことを提案してみました。



娘と話し合ったところ、読んでもらいたいと希望したので、スタッフさんに相談しました。


スタッフさんは娘が希望することならと快諾してもらえ、スタッフさんから「なっちゃんの声」を他の子たちに読んで理解をしてもらう時間(20分程度)を取ってもらいました。


「なっちゃんの声」のなっちゃんと同じ症状をもつ娘のことを知ってもらいたいという、娘の気持ちを伝えたいという意図でスタッフさんが話してくれた。


娘はみんなが絵本を聞いている3m後ろくらいでパパの背中に隠れて聞きました。


始まる前はドキドキしていると伝えてきました。


絵本を読んでいる初めのうちは緊張し、パパの後ろに隠れて、パパの身体をぎゅっと握っていました。



読み終わり、みんなが話し合うくらいの時間になると少しリラックスしていました。



スタッフさんは娘だけを特別扱いする意図になると良くないとの判断で、場面緘黙という言葉は使わず、話すことが苦手で、他の子も苦手なことや得意なことがあるよねという授業内容にして、みんなが助け合う雰囲気を作りたいと言ってもらい、その流れで話をされました。


パパとしては、ん?それはどうかな?と思ったのですが、スタッフさんの意図もわかるし、それも悪くないかと思い、承諾したものの・・・結果的にはそれが良かったのか微妙なところだなと思いました。キョロキョロ




フリースクールに来て、みんなそれぞれしんどかったり、悩んでいたり、苦手なことを発表し、話し合う形になり、結局みんな同じだよね・・・という雰囲気ができあがりました。


それはそれで良いことかもしれませんが、他の子も娘も困り事があるんだなとわかっただけで、特に他の子は娘のことを意識しなくてもいいという雰囲気になりました。


場面緘黙という言葉も出さず、病気であるという言葉も出さずに、みんなと一緒だ・・・みたいな伝え方だと、結局何も変わることはないのかもしれません。。ショボーン



他の子たちにとっては、娘を特別扱いしないという理解は進んだものの、特にサポートをしようとか、何か手伝おうとかそういう雰囲気にはなりませんでした。



フリースクールだと、他の子たちも何らか困っていたり、悩んでいて学校に行けなくなったわけで、その中で特別扱いしてもらうのも違うかもしれないし、でも親としては話すことが苦手だけではなく場面緘黙という病気であることをみんなにわかってもらったほうが良いのではと思いました。



うーん、場面緘黙のカミングアウトとしては、なんかちょっと違うのかも。。


フリースクールでのカミングアウトは難しいなと感じました。ショボーン

 

 

 

 

 

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