今年の暖房(2022年) | ヒートショックのない家を建てる

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高齢の母のために考えた家を建てた経験を通して、注文住宅全般、特に換気関係について考えます。

 除湿の時期が終わってダイキンのデシカント式除湿乾燥機カライエの効果を記事にするのに手間取っている間に、冬がやってきました。

 

 今年はカライエを除湿に使って、夏に床下を暖めることが出来たお陰で、床下の温度を24℃ぐらいに保つことが出来ています。

 昨年の夏は床下冷房だったので床下を冷やすことになってしまい、夏の間に基礎が冷やされたので、床下の温度は22℃ぐらいでしたから、今年の床下の温度は2℃上がっています。

 

 これに伴って居室の温度も昨年よりも高く保つことが出来ています。

15時ぐらいまで室温があがっており、日射取得ができているのがわかる。

 

 暖房は主に空調室のエアコンを使っています。

午後の温度が平坦な所はエアコン暖房が作動していない時間帯。

エアコン暖房が作動しているところは温度が上がっている。

変動は大きいがこれを床下に入れることで温度が安定する。

 

 この空調室で作った暖かい空気を床下に吹き込みます。

基礎の温度が安定しているので床下の温度は変動が少ない。

床下の温度が上がると基礎に熱が吸収されるため、温度が一定に保たれる。

 

 基礎は熱容量が大きく、ほとんど温度変化がありません。

 

 南向きに掃き出し窓があるリビングの温度を見ると日射取得もしっかりできています。

 

 昨年は部屋の奥まで入る日差しが気持ち良かったが、今年は暑いと母は感じているようです。

 これは室温が昨年の22℃から今年は25℃に上がったからだと思います。

 

 そこで、母にもう少し温度を下げようかと言ってみましたが、このままでいいという返事でした。

 室温を下げる事には抵抗感があるようです。

 母は89歳になり基礎代謝が落ちているのがその理由の一つだと思います。

 

 部屋が暗くなると言って嫌がっていた外付けブラインドを下ろすことが、今年は出来る様になっていました。

 本当は暑い時だけ外付けブラインドを下ろす様にして、日射取得をもっと増やして欲しいのですが、今の所、1日中下ろしたままになっています。

 

 毎年、冬の室温が上がっています。この家を建てる前は18℃ぐらいで十分だと思っていました。

 やはり、快適さを一度経験してしまうと元には戻れないようです。