安楽寺(京都市左京区) | 三日月の館

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所在地  京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21
山号   住蓮山
宗派   浄土宗
本尊   阿弥陀如来
創建   鎌倉時代初期
開基   住蓮上人・安楽上人

 

カボチャ供養で有名な、法然上人ゆかりの寺です。

 

【安楽寺】

住蓮山安楽寺と号する浄土宗の寺院である。
鎌倉時代の初め、現在地より東1kmあたりに、法然上人の弟子、住蓮上人と安楽上人の2人が鹿ヶ谷草庵を建てて人々に念仏を布教していた。
たまたま、後鳥羽上皇の官女の松虫姫と鈴虫姫が教化を受けて、密かに出家する出来事があった。
上皇の立腹を受け「専修念仏停止」の宣下によって、両上人は死刑、法然上人は讃岐国(現在の香川県)に、親鸞上人は、越後国(今の新潟県)に配流された。
これがいわゆる建永2年(1207)の法難である。
下って室町時代の末、天文年間(1532~1555)に、両上人の供養のため、この地に伽藍が再興されたのが当寺である。
本堂には阿弥陀五尊像を安置し、傍らに住蓮・安楽両上人と松虫、鈴虫両姫の座像や法然上人張子像などを祀っている。
毎年、7月25日に「中風まじない鹿ヶ谷カボチャ供養」が開催されることでも有名である。

京都市

 

法然院から南下した所にあります。

燃えるような紅葉。

根元に「浄土礼讃根元地」の碑。
法然上人の弟子、住蓮上人と安楽上人が、唐の善導大師の『往生礼讃』に譜曲を附し、六時礼讃声明を完成させた。

茅葺き屋根の山門。

絵になりますね〰

境内へ入る。

脇に変なオブジェ。

???

進むと、交差点。
右へ曲ると、住蓮上人・安楽上人の供養塔。
真っ直ぐ進むと、松虫・鈴虫両姫供養塔。
左へ曲ると、本堂。

右へ曲がる。

住蓮上人・安楽上人の供養塔。

辞世の句。

 

(住蓮上人)

 

 極楽に 生まれむことの うれしさに 身をば佛に まかすなりけり

 

(安楽上人)
 
 今はただ 云う言の葉も なかりけり 南無阿弥陀仏の み名のほかには

 

交差点へ戻って、真っ直ぐ進む。

供養塔前の門。

松虫・鈴虫両姫供養塔。

交差点へ戻って、本堂へ。

東側に歌碑。

新客殿「椛(もみじ)」
カフェになっていました。

西側には仏足石。

本堂から入る。

本堂と客殿の間の庭。

客殿(書院)は国の登録有形文化財です。

御朱印はここで。

書院から庭を眺める。

書院の庭。

 

 

書院を出る。

渡り廊下。

書院南側の庭。

手水鉢に浮かぶ紅葉。

渡り廊下にはベンチがあり、まったり出来ます。

本堂西側へ。

西側の様子。

お地蔵様。

縁。

戻る。

戻る。

本堂を振り返る。
通常は非公開。
春と秋、そして7月25日のカボチャ供養時に公開される。

境内から見た山門も絵になります。

境内を出る。

参道を見る。

門前に戻って来ました。

境内には中沼葵園先生の墓があったそうです。
中沼葵園(了三)は、幕末の儒学者で、門人に西郷従道、桐野利秋、川村純義、千葉貞幹、松田重助らがあり、中岡慎太郎も入門している。

最後に御朱印。

哲学の道を通って帰りました。

ここは西日が差す頃に訪れるのがいいかも。

 

(おまけ)

 

南天の季節。

静寂が戻り、本来の哲学の道に。

再び安楽寺へ。

駒札の脇の碑。

以前本堂に使われていた瓦を積み重ねた塀。

参道の石段。

初冬の紅葉。

苔に降り積もる紅葉。

石段に降り積もる紅葉。

石段を登る。

山門。

すでに拝観停止となった境内。

石段を見下ろす。

再び山門。

茅葺き屋根。

再び参道の石段。

もう一枚。

別角度。

安楽寺を後にしました。

この季節の安楽寺がどうしても見たくなりました。

 

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