壽延寺(京都市東山区) | 三日月の館

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所在地  京都市東山区北御門町254
山号   興福山
宗派   日蓮宗
本尊   一塔両尊(釈迦如来・多宝如来)
創建   元和2年(1616)
開山   圓乗院日柔上人

 

十禅の森跡に建つ寺です。

 

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【壽延寺(あらいぢぞう)】

当山は、開山圓乗院日柔上人によって元和2年(1616)3月富小路高辻に創建されました。
その後、明暦元年(1655)に当地に遷座され現在に至る。
又、この地は、平安の昔桓武天皇の勅願によって、王城鎮護のため坂上田村麿をして地主五条十禅宮を祭祀された十禅の森の古跡であります。
開基は、法華経の信仰厚く仏信を以て精舎を建立された興福院壽延居士であります。
楠公の家臣摂津国三島の郡目垣村(茨木市目垣)の住人、酒造業を営む村田家四代目当主であり、当山第二祖慈光院日航上人の代に逝去されました。
(一部抜粋)

 

壽延寺は、六波羅の地、北御門町にあります。

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路地のような狭い参道。

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参道右に大黒堂。

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隣りに当山開基檀越顕彰之碑。
壽延寺は、摂津国で酒造業を営む村田家四代目当主によって建てられた。

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その隣りは十禅大明神。
平安時代、この辺りには十禅の森があり、牛若丸(源義経)と弁慶が主従の誓いを立てた場所と伝えられている。

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参道途中の洗心殿に「あらいちぞう」。
本名を浄行大菩薩といい、体の悪い部分に水をかけたわしでゴシゴシ洗いながら一心に法華経を唱えると、病気が平癒するとか。

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隣りに蛇形大辧財天女。
江の島弁財天の分身だそうです。

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参道を進む。
本堂前北側に妙見堂。

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妙見菩薩をお祀りしている。
妙見菩薩は天体に有る北斗七星を神格化した事で北辰妙見とも呼ばれる。
お釈迦様が菩提樹の下で早暁に北斗七星を見て大悟したという伝説から、釈妙見の星とも言われ、厄除開運の霊験あらたかな守護神として人々の信仰を集め、特に眼病に効き目があると言われている。

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本堂でお参り。
中央に一塔両尊(釈迦如来・多宝如来)を祀る。

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向かって左側には鬼子母神像。

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右側に傳教大師作と伝えられる油湧大黒天。
門前から南へ続く現在の大黒町通の名称の由来となっている。

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屋根の上に獅子。

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境内の中庭。

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五条大橋旧跡の碑があると聞いて来たのですが、五条十禅宮舊跡の碑だった。

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たわしを買って、こすって帰りますか?

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最後に御朱印。

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六波羅にある壽延寺でした。

 

(おまけ)

 

参道を戻る。

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境内を出る。

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山門を出た所の通りが大黒町通。

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北を東西に松原通(旧五条通・清水道)がある。

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松原橋(旧五条の橋)を渡る。

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南にあるのが今の五条大橋

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高瀬川に架かる橋も松原橋。

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河原町松原の交差点。

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「松原の羽衣」の碑。

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河原町グリーン商店街が案内板を兼ねて建てたオブジェだそうです。

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一筋北の高辻通を進む。
雁金町附近。

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この辺りが壽延寺の舊地と云う。

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舊地を示すものは見つけることが出来なかった。

 

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