詩仙堂(京都市左京区) | 三日月の館

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所在地  京都市左京区一乗寺門口町27
山号   六六山
宗派   曹洞宗
本尊   馬郎婦観音
創建   寛永18年(1641)
開基   石川丈山

 

 

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【詩仙堂】

正しくは、六六山詩仙堂丈山寺と号する曹洞宗の寺院である。
もとは、江戸時代の文人・石川丈山が、寛永18年(1641)に隠棲のために建立した山荘「凹凸窠(おうとつか)」(でこぼこした土地に建てた住居の意味)で、昭和41年(1966)に寺に改められた。
詩仙堂の名は、狩野探幽らの筆による36人の中国の詩人の肖像と、丈山自らが書いた各詩人の詩が四方の壁に掲げられた「詩仙の間」に由来する。
丈山は、三河国(現在の愛知県)安城に生まれ、徳川家康に仕えていたが、禄を辞して京都に住み、詩作に励むとともに林羅山ら一流の文化人と交わり、茶道においては煎茶の奥義を極めた。
晩年はこの地で悠々自適の生活を行い、寛文12年(1672)に90歳の天寿を全うした。
回遊式の庭園には白砂と皐月の刈り込みが美しく、藤、花菖蒲、杜若、紫陽花、萩、山茶花など、四季それぞれに美しい姿が楽しめる。
東には滝が配置され、鹿や猪が庭園を荒らすのを防ぐため、また一説には山荘の静寂を慰めるために丈山が考案したといわれる僧都(添水、鹿おどし)の音が、静かな庭園に風情を添えている。
毎年5月23日には、丈山忌が営まれる

京都市

 

最寄駅は叡山電鉄一乗寺駅。

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駅の入り口には、最寄駅であることを示す「石川丈山先生舊跡 詩仙堂」の碑が建っています。

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駅から東へ進む。

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この通りは曼珠院道と名が付いています。
川端通から蛇行しながら曼珠院まで続いています。

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一乗寺下り松と八大神社大鳥居のある所で曼珠院道とお別れ。
狸谷山不動院へ向かう坂道を登って行きます。

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しばらく進むと山茶花の大木が見えてきました。

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山門前に「石川丈山翁舊跡」の碑が建つ。

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山門(小有洞)。

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参道の数十段の石段を登る。

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昼でも薄暗い参道。
山門前とは別世界。

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参道突き当りに料金所。

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老梅関から入る。

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老梅関から見た 凹凸窠門 。

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凹凸窠門 から老梅門を振り返る。

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現在、凹凸窠門 からは入れないので脇の入り口から入る。

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入り口には「死生大事」の木板。

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入り口から凹凸窠門へ。

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凹凸窠門を入った所にある仏間。
ご本尊があるのかな。

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嘯月楼から庭を見る。
まったり出来る最高の場所。

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秋は紅葉を背景として美しい。

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以前は庭の隅に樹齢350年の素晴らしい山茶花の大木があったのですが…
10年程前に台風で倒れてしまったとのこと。
今は二代目が植えられている。

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桃山城の欄間だそうです。

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隣は詩仙の間。
中国の詩人三十六人の画像および詩の額が四周に掲げられている。

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読書室である至楽巣(猟芸巣)から嘯月楼と庭を見る。

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ダイアナ妃も訪れたという。

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凹凸窠を出る。
至楽巣の脇の井戸。

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覗いてみる。

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庭へ。

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嘯月楼を見る。

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百花塢の庭園へ。

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嘯月楼を振り返る。

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燃えるような紅葉。

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丈山が考案したといわれる僧都(添水、鹿おどし)が静かな庭に鳴り響く。

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百花を配した百花塢。
塢とはどての意。

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茶室「残月軒」

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庭は三段になっている。
下段の庭。

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下段の庭から見たの紅葉。

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十方明峰閣。
(坐禅堂)

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酔芙蓉。
朝は白く、夕方にかけてだんだん赤くなっていくという。

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百花塢へ戻る。

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藤棚。

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十方明峰閣から来た方角を振り返る。

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流葉はく(さんずいに陌) 。

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大きな鯉が隠れています。

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柿の木。

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しばらく眺めていたら日が暮れて行った。

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拍子木が鳴ったらおしまい。

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詩仙堂を後にする。

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出口へ。

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振り返る。

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出口。

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参道を進む。

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山門(小有洞)へ。

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暗い参道を抜け現実の世界へ戻る。

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紅葉の季節もいいですが、観光客の少ない季節にゆっくりと庭を眺めながら過ごすのもおすすめ。
日常の喧騒を忘れます。
ちなみに、お寺ですが御朱印はありません。

 

(おまけ)

 

帰り道にあった和洋菓子のお店「一乗寺中谷」。

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でっち羊かんが有名

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だそうです。

 

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