登城日 2005年 4月 6日(水)晴
難易度 ☆
場所 静岡県静岡市清水区蒲原字城山
蒲原城は蒲原丘陵から孤立した城山層を要塞化した山城で、築城時期は室町時代の前期の頃か。
築城者は今川氏が駿河守護として入国した後、その一族によって築城したものと思われる。
文献上には特定の城主はなく、戦乱の折城代、城番が置かれた。
永享13年(1441)正月における牟禮但馬守範里、天文13年(1544)から同14年にかけての飯尾豊前守、永禄4年(1561)の佐竹又七郎、同雅楽助、永禄12年(1569)、同年今川氏の盟友関東北条方の北条真三郎守城の折、多郭を大改築したが、同年12月6日武田氏の攻撃にあい落城、蒲原城は武田方に移る。
その後、天正10年(1582)2月徳川勢による落城まで武田氏の治下にあって当地の土豪、地侍による「蒲原衆」を編成しこの地を治めたが、天正18年(1590)3月、小田原征伐の折徳川勢の着陣を最後に廃城となった。
現在小字名に残る城関係の地名には的場、狼煙場、橋台、陣出ケ谷、根古屋、柵がある。
(現地説明板より)
蒲原城はJR東海道本線新蒲原駅の北に聳える城山にありました。
鳥瞰図。
北の善福寺側に搦手口があり、こちらからが比較的行きやすいです。
腰曲輪の石垣。
結構しっかり残っています。
反対から。
石垣があちこちに残っています。
善福寺曲輪説明板。
善福寺曲輪から本丸方面を見る。
物見台から見下ろす。
本丸から見た善福寺曲輪。
本丸と善福寺曲輪との間の堀切。
反対側。
物見台から見下ろしています。
堀切。
本丸。
ここは二ノ郭だったかな?
麓には蒲原御殿があった。
一部、東名高速道路建設に伴い消滅してしまったのは残念。
桜咲く季節に行くと、とても綺麗です。