わたしと同世代の方なら、使ってらした方も多いのではないでしょうか。
<詳説日本史(1985年発行)>
日本史の教科書、「詳説 日本史」(山川出版社)。
進級や卒業の都度、教科書の類は一切処分してきましたが、高校時代わたしが最も勉強したと自負する科目が日本史でして。(全国模試で成績上位者に名前が掲載されたことも) これだけは手放すことができませんでした。
<涙ぐましい努力の跡>
今じゃすっかりその知識は抜け落ちてしまいましたが(なんせあれから数十年・・・)、唐招提寺金堂はしっかり覚えていて
<唐招提寺金堂(上)と興福寺阿修羅像(下)>
初めて見たときは感無量・・・
改めて見ると興福寺阿修羅像や法隆寺釈迦三尊像、室生寺金堂も載ってまして、
<法隆寺釈迦三尊像(左)、室生寺金堂(右)>
目の前にしたときの不思議な既視感にも納得です。(今更・・・)
さて、なぜ今になってこの「詳説日本史」を本棚から引っ張り出してきたかというと、最近買った雑誌の古代史特集の記事がイマヒトツ理解できなくて・・・ 「ここは1度基本に戻ろう」と思ったわけですが、さすが!端的に書かれているから流れがわかりやすい。
ふと思いつき、縄文時代の項を確認してみると、「生活基盤は打製石器を使用していた先土器時代と同じく狩猟・採集の段階」「住まいは竪穴住居で、早期の集落は2~3戸で形成された小規模なもの」とあり、三内丸山遺跡(1992年より本格発掘調査開始)や上野原遺跡(1986年発見)がいかに縄文のイメージを覆す大発見だったか思い知ったり・・・
一昨日には佐賀県大和町の七ヶ瀬遺跡で「三種の神器」がセットで出土したというニュースもあり、今後日本の成り立ちがどのように解明されていくのかわくわくです。
新型コロナが収まったら、また色んな史跡を訪ねてみたいなぁと思います。*^^*
おまけ
「詳説日本史」を補う「日本史用語集」。こちらも捨てられなかった・・・!
<「日本史用語集」>
表紙にある白いシールは当時よくわたしが描いていた自画像(名前の代りに貼っていた模様)。ページを開くとメモ紙がバラバラ出てきました。
<用語集に挟まっていたメモ紙>
自分なりにまとめた勢力図、それと漢字練習かな?
日本史は漢字1字間違っただけでアウトでしたからね。
おや?これはなんだ?
< 頭に包丁がぶっ刺さった人・・・?>
相当煮詰まっていたようですね。^^;