神楽女湖でハナショウブを鑑賞した後、火男火売(ほのおほのめ)神社を訪ねました。

 

<火男火売神社入口の鳥居>

 

昨年12月鶴見岳山頂に登ったとき(ロープウェイでです。^^;)火男火売神社上宮が鎮座しているのを見て、

 

<火男火売神社上宮(2017年12月撮影)>

 

「上宮ということは下宮があるのかな?」と思い、その後調べたら鶴見岳中腹に中宮、山麓に下宮があることが判明。いつか訪ねてみたいと思っていたところ、前日やまなみハイウェイで別府入りする際偶然この鳥居を発見しまして。

先に訪ねた神楽女湖の名の由来が火男火売神社にあったことといい、度重なる偶然にちょっとびっくりです。

 

入口の案内板によると、この先駐車場があるとのことで車で乗り入れたのですが、

 

<鳥居そばの案内板>

 

車1台通れる程度の細道(一応舗装はしてある)。あせる

しかも一部路肩が崩れている所もあって、本当にこの道で合ってる?と途中不安になるほど。

広々とした駐車場に着いたときはほっとしました。(笑)

 

<火男火売神社駐車場>

 

車が結構止まっていたので安心してその先を進んだのですが、道標もないし道行く人の姿もない・・・汗(後で知ったのですが火男火売神社は鶴見岳の登山口で、車の多くは登山者のものでした。)

 

<神社への道>

 

再び不安になり始めた頃、入口案内板に描かれていたものと思われる2本の巨大な杉の木を見つけました。

 

<門杉(奥に見える建物は社務所)>

 

根元を見ると案内標識があり、どうやらこちらが参道入口のよう。

 

<門杉の根元にある案内標識>

 

杉の巨木の間には細長い石段が、山中に吸い込まれるように伸びていました。

 

<火男火売神社参道。先が見えないあせる

 

5分ほど登ると御霊水が。

 

<御霊水(手水舎)>

 

手水で身を清め、さらに石段を上り御社殿へ。

 

<火男火売神社御社殿>

 

拝殿の前にはろうそく立てがあり、ちょっとお寺っぽいなと思ったのですが、案内板に()付で「御岳(おたけ)権現社」と表記されていたことを思い出し、「そうか、山岳信仰か。」と合点しました。

 

火男火売神社は鶴見岳の2つの峰を男神女神・2柱の神として崇め祀ったのが始まりで、その創祀は771年だとか。867年1月20日鶴見岳が噴火した際は朝廷から豊後国司への命で神前で般若心経が読まれたそうで、境内に観音堂と、

 

<観音堂(額に「聖観世音菩薩 行常寺」とあります)>

 

宝塔があることも納得です。

 

<御嶽権現社宝塔>

 

<宝塔に刻まれたやさしいお顔の仏さま>

 

拝殿の前で二礼二拍手一礼でお参り。

 

<拝殿>

 

祀られるのは男神・火之加具土命(ホノカグツチノミコト)、女神・火焼速女命(ヒヤキハヤメノミコト)。言わずと知れた火の神さまですが、こちらでは一遍上人が鶴見権現の導きで鉄輪温泉の石風呂を開いたことから温泉の神さまとしても信仰されているようです。

 

お参りした後御社殿を拝見。

 

<本殿>

 

至る所に見事な彫刻が施されていて、しばし見とれてしまいました。*^^*

 

<本殿脇障子に彫られた狛犬(もう片方には虎が彫られている)>

 

御社殿そばに祀られる稲荷神社にお参りして帰路につきます。

 

<稲荷神社>

 

再びやまなみハイウェイを快走し、

 

<やまなみハイウェイ>

 

湯布院でお昼ご飯をいただいて、

 

<湯布院にある「こはるうどん」さん>

 

<相方チョイスの「そば定食」。湯豆腐付>

 

<かねしチョイスの「地鶏鍋うどん」。鶏のお出汁うまうま~♪>

 

湯布院ICから大分道に乗り、さっくり帰ってきました。

 

山に温泉にご当地グルメ、大分を大満喫した2日間でした♪

(1日目の山歩きの記録はこちら→

<くじゅう&別府の旅 完>

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。*^^*

 

・火男火売神社(中宮):大分県別府市東山1区

・こはるうどん:大分県由布市湯布院町川上1476