しばらく山歩きから遠ざかっていましたが、「今年こそはミヤマキリシマを見たい。」と、6月2日(土)、大分県九重連山のひとつ中岳に出かけました。
大分自動車道九重ICから四季彩ロードを経て県道40号線を長者原方面へ車を走らせていくと正面に三俣山が。くじゅうに来たなぁと思える瞬間です。
<三俣山がお出迎え♪>
本来ミヤマキリシマが目的なら平治岳に登るべきなのでしょうが、なんせ約3年ぶり(!)の山行。坊がツルを超えていく自信がなく・・・ 比較的登りやすい牧ノ戸峠登山口を選択した次第です。^^;
しかし問題は駐車スペース。人気コースだけに確保するのは至難の業、しかも諸事情によりどうしても着くのが8時過ぎになってしまう。 着いてみるとやはり駐車場は満車―
だったのですが。ちょうど目の前1台の車が出ていくところで(「ここ空くよ。」とドライバーの方が指で合図してくれました。)、運良く止めることができました。神様ありがとう・・・
しっかり準備をし、体をほぐしたところで8:40、牧ノ戸峠登山口を出発。コンクリート舗装された道を足慣らしを兼ねてゆっくり登り、まずは展望台へ。
<展望台からの眺望>
右手にゆったり構える三俣山、眼下に長者原が望めます。
<長者原方面を望む(右手にあるのが三俣山)>
さらに登って沓掛山の稜線に。ピンク色に染まる星生山が見えてきました。
<沓掛山から星生山を望む>
舗装路はここまで。これより山歩きらしい道を進みます。(笑)
岩の間をすり抜け、登り、下り・・・
尾根道に出ると視界が開け、星生山の山肌がぐん!と迫ってきました。
<ピンク色に染まる星生山の山肌>
ミヤマキリシマはちょうど見頃のようで、辺り一面ピンクに染まる様は圧巻!
<ミヤマキリシマ>
今年は桜の開花が早かったのでどうかな?と思ったのですが、虫害もなく状態は良いように思いました。
ついミヤマキリシマに目を奪われがちですが、くじゅうは草花の宝庫。他にも様々な花が見られます。
<ツクシドウダン>
<ベニバナニシキウツギ>
<ツクバネウツギ>
<マイヅルソウ>
<左:イワカガミ、中:ヒメハギ、右:ハルリンドウ>
花を愛でながら、青空の下登山道を東へと進みます。
<登山道を行くかねし>
やがて扇ヶ鼻分岐を通過。左手に星生山、
<星生山>
右手に扇ヶ鼻と肥前ヶ城を望むロケーションは最高♪ いかにも山歩きって感じです。^^
<肥前ヶ城(左)と扇ヶ鼻(右)の間に阿蘇山を望む>
わたしがこのコースで1番好きな西千里ヶ浜(平坦で歩きやすいという理由からです/笑)を過ぎれば、最初の休憩ポイント・久住分れまではもう少し。
<久住山の頂を望む西千里ヶ浜>
最後の岩場を慎重に超えて、
<星生崎下の岩場を行くかねし>
山間の窪地・久住分れに到着。
<久住分れ(建物は避難小屋とトイレ)>
目の前にそびえ立つ久住山の頂、
<見事なまでの三角形の頂・久住山>
足元に広がる久住高原、その向こうに横たわる阿蘇五岳・・・
<久住分れから阿蘇山を望む>
やっぱりくじゅう最高ーー
息を整えたところで、中岳に向かって出発しました。(後編に続く)
<久住分れからまずは天狗ヶ城(左に見える頂)を目指しまっス!>
・牧ノ戸峠:大分県玖珠郡九重町田野