再び国道442号線に出て朝地の交差点から県道57号線に。ランチは「道の駅あさじ」近くにある(道を挟んでほぼ真向い)「カレーのお店 アラマンダ」さんで。

 

<カレーのお店 アラマンダ>

 

手作りと伺っていましたが、なかなかスパイスの効いた本格派カレー。牛すじカレーは、赤ワインに漬け込みじっくり煮込んだお肉が口の中でホロホロほぐれ、とっても美味。飛び出すハート

 

<牛すじカレー>

 

他にも野菜カレーやカツカレー等々、トッピングも豊富で辛味を増すこともできるので自分好みのカレーが楽しめそう。全メニューにサラダが付くのもうれしいです♪よだれ

 

お食事の後は「道の駅あさじ」へ。こちらは二十数年前初めて車を買った頃訪ねた道の駅。 

 

<道の駅あさじ>

 

そうそう!この銀色のドーム屋根!懐かしいなぁ。あの頃はただただ車で行けることが楽しくて。道の駅目当てにあちこち出かけていたっけ。爆笑

一際目を引くこの建物は「スケルトンログ工法」という丸太を用いた特殊な方法で建てられたもので、柱がありません。

 

<丸太材を独自の接合金物で接合したアーチ構造>

 

開放的な館内には特産品がたくさん並んでいるのですが、この建物目当てに来られる方もいらっしゃるとか。確かにちょっと見ない建物ですよね。

駅裏には公園があり、中九州横断道路が見えました。

 

<中九州横断道路>

 

熊本市と大分市を直結する延長約120kmの高規格道路。現在大分側は竹田IC~犬飼ICの25Km、熊本側は大津IC~阿蘇西ICの12Kmのみの運用ですが、全線開通したら豊後大野までのアクセスもぐっと楽になりそう。

 

「道の駅あさじ」で一息ついたら県道46号線を緒方方面へ、原尻の滝に向かいます。

 

<「道の駅原尻の滝」近くにある原尻の滝入口>

 

<道の駅原尻の滝(車はこちらの駐車場に)>

 

豊後大野の地はその大部分を約9万年前の阿蘇火山噴火による火砕流に埋め尽くされており(Aso-4)、溶結凝灰岩の浸食によってできた渓谷や滝など美しい景観が見られること、加工しやすい凝灰岩の特性を活かした石橋や摩崖仏などの石造文化が残ることなどから日本ジオパークに認定されています。

 

<火砕流から溶結凝灰岩ができる仕組み(原尻の滝説明板より)>

 

<道の駅あさじに移築保存される中渡橋(町指定有形文化財)>

 

豊後大野ジオパークには21カ所のジオサイトがあり、

 

<「道の駅原尻の滝」にあるジオサイトマップ>

  

【先ほど訪ねた普光寺摩崖仏もジオサイトのひとつ】

 

中でも「日本の滝百選」にも選ばれる原尻の滝は、そのメインともいえるスポット。

辺りはのどかな田園風景が広がり、「こんな平たい場所に本当に滝があるの?」と意外に思いますが(実際初めて来たとき何かの間違いじゃないかと案内標識を疑いました/爆)、「道の駅原尻の滝」から遊歩道を進んで行くと―

 

<原尻の滝>

 

いきなり大地がストン!と落ち、飛沫をあげ豪快に流れ落ちる大瀑布が現れます。幅120m、高さ20m、そのスケールは「東洋のナイアガラ」と称されるほど。遊歩道から滝下に下りることもできるのだけど、

 

<下から見た原尻の滝>

 

風圧がすごくて、ここまで近づくのが精いっぱい・・・(←ビビり)

川下で水しぶきを浴びながらダイナミックな展望を楽しんだ後は、滝の正面に架かる「滝見橋」へ。

  

<滝見橋>

 

その名の通り、原尻の滝全景が見渡せ爽快!アップ

 

<滝見橋から見た原尻の滝>

 

しかし幅1m程の細い吊り橋なので、人が行き交うと結構揺れる・・・!滝汗

スマホを落とさないよう要注意だな。(シャッター押すタイミングも難しいあせる

 

<滝の反対側には緒方川が流れる>

 

橋の先には滝上の潜水橋に通じる遊歩道が。引き返さず、このまま進みます。

 

<対岸から見た原尻の滝>

 

潜水橋は普通に軽トラが走っていくあたり、観光用というより一般に生活道路として用いられている模様。

 

 

<滝上に架かる潜水橋>

 

潜水橋から滝の上流を見ると、幅広の川が平野部をゆったり流れていて

 

<滝の上流(川中に建つ鳥居は緒方三社のひとつ・二宮社のもの)>

 

改めてその落差に驚かされる。

 

<滝上から見る>

 

<甌穴のような窪みも見られる>

 

このような平野部に見られる滝は珍しいそうで、いったいどうやってできたのか?

説明書きによると、火砕流が冷えて固まった溶結凝灰岩には縦にたくさんのひび割れが入っていて(柱状節理)、川がこの柱状節理に沿って溶結凝灰岩を倒しながら浸食することで形成されたとか。

 

<滝が形成される仕組み(原尻の滝説明書きより)>

 

原尻の滝は観光名所であるだけでなく、農業用水の取水が行われており、緒方の地にとって米作りに重要な場所だそう。

 

<滝上で取水する緒方下井路の案内>

 

辺りに見られる豊かな田園風景は、滝の水によってもたらされたものなのですね。

美しい景観だけでなく、地質を活かした暮らしとそこに育まれた文化―

豊後大野がジオパークに認定される由縁をつくづく感じました。にっこり

 

<緒方町の麦はビールに♪>

 

本当は原尻の滝近くにある緒方宮迫東石仏も見てみたかったのですが、時間の都合で断念。最後に「道の駅きよかわ」に行きました。

 

<道の駅きよかわ>

 

こちらはお初の道の駅ですが、ピンクの幟にピンクの自販機と桃色一色!

 

<桃色の自販機>

 

というのもここ清川町は桃の産地でして。

 

<駅内には桃神社もある>

 

果物はあまり食べないけど(あ、バナ活はしてる←どうでもいい個人情報)、桃だけは大好きなかねし。こちらが桃推しの道の駅と伺い訪ねてみたいと思っていたのです。

残念ながらこのときはまだシーズンでなく、お目当ての桃はGetならず。代りに清川町のブランド桃「クリーンピーチ」を練り込んだソフトクリームを。

 

<桃ソフト>

 

歩き回った後だけに、桃の甘味が体に沁みました。にっこり

  

帰りは来た道を戻り日田ICから大分道に。ICから豊後大野までの道のりは遠いけど、九州の名だたる山々を見ながらのドライブはなかなか楽しい。ルンルン コースとしても美しいのではないかしら。

 

<国道502号線から見えた祖母山>

  

<国道442号線にて、正面にくじゅう連山(この角度で見るのは新鮮キラキラ)>

 

<国道442号線から、草原の向こうに阿蘇山>

 

魅力いっぱいの豊後大野。雪舟の描いた名瀑として知られる沈堕の滝や、造りが秀逸という菅尾磨崖仏も見てみたいし、きっとまた訪ねようと思います。ニコニコ(できれば宿泊希望)

 

クローバー おまけ クローバー

何かを彷彿とさせる郵便ポスト。

 

<原尻の滝そば「そうめん流し 流舞」さんにて>

 

黄色に ピンクやグリーン、ポストにも色々あるんだなぁ。

 

・カレーのお店 アラマンダ:大分県豊後大野市朝地町下野786 HP

・道の駅あさじ:大分県豊後大野市朝地町大字板井迫1018-1 HP

・原尻の滝:大分県豊後大野市緒方町原尻

・道の駅原尻の滝:大分県豊後大野市緒方町原尻936-1 HP

・道の駅きよかわ:大分県豊後大野市清川町砂田1574-1 HP

梅雨の晴れ間となった6月10日(水)、豊後大野にドライブに出かけました。

 

<久しぶりの晴れ間(国道442号線にて)>

 

豊後大野市は大分県南部に位置し、くじゅう連山、阿蘇山、祖母・傾山系の山々に囲まれる緑豊かな地域なのですが(面積は約603㎢と、県内では3番目に広い市らしい)、九重ICからも大分米良ICからもなかなか距離があるゆえ、かねし生息地からはアクセスが難しく過去に1度訪ねた切りという、謎多いエリアです。

 

<赤枠内が豊後大野市(ヤフーマップより)>

 

相方と日田で合流、小国を経由して国道442号線で竹田方面へ。

 

<瀬の本の交差点を直進(左は九重方面、右は阿蘇方面)>

 

瀬の本の交差点を通過すれば大好きなくじゅうエリア。このルートを走るのは昨年5月の久住高原キャンプ以来。

 

 

約1年振りとあって、ワクワクが止まらない。ラブラブ

「TAOの丘」入口近くにある無人販売所で薪を買ってから、

 

<TAOの丘近くにある薪の無人販売所>

 

展望所へ。

 

<久住高原展望台からの眺望>

 

この日は見通しが良く、なだらなかに広がる久住高原の向こう阿蘇五岳まできれいに望めました。

 

<阿蘇五岳を望む>

 

反対側には、くじゅうの山々がぐっと迫るダイナミックな展望。

  

<くじゅう連山(左から扇ヶ鼻、肥前ヶ城、久住山)>

 

よく見ると山頂付近がピンク色に染まっています。

 

<久住山ズーム>

 

「ミヤマキリシマだ!」

 

【ミヤマキリシマ咲くくじゅう連山】

  

そういえば今年は当たり年だって言ってたっけ。山頂の染まり具合からも見事な咲きっぷりが想像できます。(く~ぅ、見に行けないのが心底悔やまれる。アセアセ ←膝関節痛持ち)

 

「九州の屋根」の眺望を楽しみつつ、さらに国道442号線を走行。

 

<国道442号線から見るくじゅう連山(左から稲星山、鳴子山、大船山)>

  

<途中休憩した「道の駅竹田」>

 

竹田市に入り国道57号線にぶつかると間もなく豊後大野。道は朝地方面と緒方方面、二手に分かれますがここは朝地へ。まずは普光寺(ふこうじ)を訪ねます。

57号線から案内標識に従い脇道を走っていくと第二駐車場が。

 

<普光寺第二駐車場>

 

”第二”というからには”第一”駐車場があるのかもしれませんが、この先道がかなり細くなっているので安全策として車はこちらに止めることに。(実際大半の方がこちらに止めておられるようでした。)

 

第二駐車場そばに立つ案内板には「左が参道、右が歩道」と書かれており、いずれの道も普光寺に通じるよう。

 

<普寺光案内板>

 

そこで行きに参道、帰りに歩道を通ることに。参道は階段がありちょっと足場は悪いですが(蜘蛛の巣がかかっているあたり通る人はあまりいない模様)、石仏さまや石灯篭が見られ、いかにも霊場らしい雰囲気が感じられます。

 

<普光寺参道>

 

駐車場から5分ほどで普光寺に到着。

 

<普光寺>

 

筑紫山普光寺は鎌倉時代の創建と伝わる高野山真言宗の古刹です。古くは普光山筑紫尾寺と称していましたが「筑紫尾(ちくしお)」が「畜生(ちくしょう)」に聞こえることから、江戸時代初期筑紫尾を山号とし、普光寺と名前が改められたそうです。

  

<本堂(御本尊は大日如来)>

 

<本堂前の撫で仏さま>

 

こちらの撫で仏は地蔵菩薩さま。昔は木彫りでしたが、しきりに参拝者が頭をなでるため仏さまの頭が凹んでしまったそうで。見かねた大阪の商人が宝暦10年(1760年)現在の青銅製のお地蔵様をつくって寄進してくださったとか。青銅製ならいくら撫でられても凹む心配はないですね。というわけで、わたしもなでなで。(笑)

相方に教わるまでわたしは知らなかったのですがこちら、摩崖仏で有名とのこと。

山門前から谷を挟んで見渡すと―

 

<山門前からの眺め>

 

すごい! 正面に大きな仏龕(ぶつがん)、その右手に投入堂、そして左手には大きなお不動さまが。その光景はまるで異世界・・・!

 

<普光寺摩崖仏>

 

普光寺の摩崖仏は像高が8mとも12mともいわれ、全国でも最大級。不動明王を中心に、向かって右に矜羯羅童子(こんがらどうじ)、左に制咤迦童子(せいたかどうじ)が彫られています。その巨大さは遠目で見ても歴然、圧倒されます!

豊後大野にはたくさんの摩崖仏があるのですが、その多くが阿蘇火山の4回目の火砕流(約9万年前)に彫られているのに対し、こちらの磨崖仏は3回目の火砕流(約12万年前)に彫られているのだそう。

 

<過去4回の阿蘇山大噴火について(境内説明板より)>

 

またの名を紫陽花寺とも呼ばれる普光寺。

 

<境内には約2000本ものアジサイが植えられている>

 

【アジサイコレクション】

 

お寺と地域の方々が守られてきた美しい花々(正確にはガクか)を愛でながらお不動さまのもとへ。

 

<不動明王像近影>

 

ちょうど日が高い時間帯だったので、まるで後光が差しているよう・・・キラキラ

火砕流が固まってできた阿蘇溶結凝灰岩は柔らかく加工しやすいことから多くの摩崖仏がつくられたのでしょうが、本来憤怒の相をもつお不動さま、800年という長い年月風雨にさらされお顔は丸みを帯び、やさしい表情に。

 

<おやさしいお顔ながらしっかり牙は見て取れる>

 

そのせいかこれ程の大きさにも関わらず威圧感はなく、見守られている感すら感じる・・・ただただありがたく手を合わせました。お願い

 

摩崖仏の下から階段を上って仏龕に。

 

<たくさんの石仏さまが鎮座する仏龕>

 

最奥には大日如来像を祀る祠があり、岩壁には不動明王を中心とする三尊像が見られます。(下画像、三尊像の右に大日如来像があるのに切れちゃった、痛恨泣

 

<仏龕の壁に見られる不動明王像と矜羯羅童子像、制咤迦童子像>

 

仏龕の前に張り出した懸造りの舞台からは境内が一望。

 

<懸造り舞台から見た普光寺>

 

眩しい新緑(深緑?)、清々しい空気、時折聞こえる鳥の声―

こうして身を置くだけで心が洗われるよう・・・

 

最後に投入堂に。

 

<投入堂(護摩堂)>

 

現在仏さまは安置されていないようですが、岩壁に多聞天さまのお姿を拝することができます。

 

<投入堂の岩壁に見られる多聞天像>

 

ちなみに投入堂からお不動さまを振り返るとこんな感じ。

 

<投入堂から摩崖仏を振り返る(手前ちらりと見えるのは懸造り舞台)>

 

重機もない時代によくぞこれ程のものが造られたものだと、つくづく先人達の智恵と技術に感嘆するばかりです。(眼福・・・お願いキラキラ

 

<アジサイと摩崖仏>

 

<御朱印(アジサイがきれいあじさい)>

 

・普光寺:大分県豊後大野市朝地町上尾塚1225

・道の駅竹田:大分県竹田市米納663-1 HP

 

 十六の景 ミヤマキリシマ咲くくじゅう連山

 

<三俣山西峰から主峰に向かう途中の眺望(2009年6月撮影)>

 

玖珠郡九重町から竹田市北部にかけて広がるくじゅう連山は、九州本土最高峰の中岳(標高1,791m)をはじめ、標高約1,700m級の山々が連なり「九州の屋根」とも呼ばれています。春の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と1年を通して美しい景観を楽しむことができますが、特にミヤマキリシマが咲く6月は格別で

 

<ミヤマキリシマ(2009年6月撮影)>

 

山肌がピンク色に染まる様は圧巻です。

 

<ピンク色に染まる三俣山(2018年6月撮影)>

 

<ミヤマキリシマが咲く三俣山近影(2009年6月撮影)>

 

<三俣山西峰から大船山を望む(2009年6月撮影)>

 

【紅葉が美しい大船山】

 

変形性膝関節症と診断され山歩きは断念せざるを得なくなりましたが、この時期になるとソワソワしてしまい、なんとか見に行けないかと画策してしまいます。(笑)

 

<左:肥前ヶ城と右:扇ヶ鼻、真ん中にうっすら阿蘇山(2018年6月撮影)>

 

<天狗ヶ城から、ミヤマキリシマ超しに見る御池(2018年6月撮影)>