今回の木地は、金と黒で装飾します。
前回17で迷いながらもボーロを塗り分けました。
今日は彫刻木地に箔を水押ししましょう。
凹凸に箔を置くって、面倒です。
順番としては、高いところ凸から
低いところ凹に箔を置いていきます。
つまり水が流れる順番です。
この額縁は外側寸法が16センチ程度です。
金箔はおおよそ2cm角くらい、小さめにカットしました。
凹凸の箔水押しのコツとしては、
水を塗る場所を見極めるのが大切。
凹の谷底まで箔を入れるためには
凸に水が付いていると、そこで箔が
ひっかかって奥まで入りません。
Vの字の中に入れるなら、Vの片面だけに
水を塗って箔を差し込む必要があります。
片面ずつ箔を置いてもよいし、
上手になれば片面に水を塗って、大きな箔を入れて
横から水を垂らしこんで反対側も箔を付ける、
なんてこともします。
むむう、文章で説明するのも難しい。
「何が何やらよく分からん」説明ですね。
百聞は一見にしかず、そして
百見は一経験にしかず、と言えましょう・・・。
箔の技術についてご興味のある方は
どうぞお越しください。