オホーツク支部高等学校陸上競技大会! | 陸上競技クラブ オホーツクAC/キッズ監督 金子航太のブログ

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走幅跳が専門のアスリート「金子航太」が,毎日のいろいろ「ん?」って思ったことを,コーチの視点とアスリートの視点から綴ります.

オホーツク支部高等学校陸上競技大会が5月16〜18日の3日間に北見市の東陵運動公園陸上競技場にておこなわれました.

 

この大会は全国高等学校対校陸上競技選手権(通称:インターハイ)へつながるスタートの試合になります.

オホーツク支部を勝ち上がり,北海道大会で勝ち上がればインターハイへの出場となるのです.

中学校とは異なり「記録」ではなく,「順位」で次のステージへ進めるかどうかが決定されます.

 

陸上競技なので「記録」は絶対的に必要.

その上で「順位」にもこだわらなければいけません.

あくまで次へ進むために必要なのは「順位」.

そのために必要な戦力は今までとは異なってきます.

 

オホーツクキッズ出身の高校生たちはどのような活躍をしてくれるのか.

現在の高校3年生が1年生の時から始まった「サポートアスリート制度(Jチームを卒団しても練習へ参加ができる)」によって高校生達の成長にどのような影響を及ぼしているのか.それらを見れる大切な大会でもあります.

 

・・・と,言っても卒団生もサポートアスリート達(以下サポアス)も同じ教え子達なので,みんな次のステージへ進んで笑顔で陸上競技を楽しんで欲しい.みんな,頑張れ〜!!

 

大会は選手宣誓から始まります.

2024年度の選手宣誓にはサポアスの相馬夏好が選出されました.

噛まずに言えててひと安心.

競技も頑張れ〜!!

 

3日間を終えてのオホーツクキッズ関係の結果をまとめると・・・.

優勝は11個,入賞は23個.

素晴らしすぎる結果になりました.

 

毎日,発狂するほどに嬉しい結果が続出・・・高校生達の成長に熱い思いが溢れてきます.

頑張りは本当に比例する.正しいと信じることを全力で取り組める.そんな素晴らしいアスリート達であるからこその成長です.

 

男女走幅跳でアベック優勝.

男女混成(八種競技・七種競技)でアベック優勝.

男女ハードルでアベック優勝(110mH,100mH)

男女砲丸投でアベック優勝

 

オホーツクキッズらしい種目で大活躍をしてくれました.

 

その中でも最もオホーツクと全国を驚かせてくれたのが相馬夏好のやり投げ.

オホーツク高校新記録となる48m52の圧勝.

2024年度日本高校ランキング3位の記録で2023年度のインターハイの優勝記録を上回るほどの素晴らしい投擲でした.

素晴らしい振り切りでした.

北海道大会ではやり投げ第一人者の北口榛花選手(やり投げ PB:67m38)の持つ大会記録更新を狙ってもらいます.

 

オホーツクキッズ関係で全国クラスの結果を残してくれたのは2021年の永井優会の競歩で日本高校ランキング3位でインターハイでの第7位入賞.

同じく2021年の高宮成生の砲丸投15m49が日本高校ランキング19位.

2022年の西迫篤志の走幅跳が7m29で日本高校ランキング35位ながらもインターハイでは決勝に進出.

 

偉大な先輩達に続いて,オホーツクキッズ初の全国優勝を狙って欲しい.

最高位は永井優会の2021年の全国高校での準優勝.頑張れ!

 

夏好のアスリートとしての強みは1人で黙々とやるべきことを続ける力があること.特別な能力,特別な武器があるわけではありません.高校1年生時から毎週必ず金子宅のトレーニングジムに通い,1人で黙々とウエイトトレーニングをおこなってきた成果だと思います.

 

部活のみではなく,自分に足りないものをしっかりと見つけて,プラスαを1人でもおこなっていくことができる.それが夏好のアスリートとしての強みです.

 

おめでとう!!!

久しぶりに鳥肌が立ちました.

 

男女混成競技では3年生の酒井柊優が足の痛みがある中で意地の優勝.

3年生組は大会にかける思いが下級生とは違って重みがあります.北海道大会で満足のできるパフォーマンスをしてインターハイへの切符を掴み取って欲しい.

 

男子110mHではついに松田優飛が覚醒!

いつもどこか不安げで心配性なハードラーがスタートから積極的にハードルに向かっていき素晴らしい走りで見事な優勝!

第2位も1年後輩の井田悠仁.2人揃っての向かい風の中での15秒台は大きな収穫です.

何回も動画を見返してしまう・・・.

課題は2人とも明確です.北海道大会に向けて仕上げていってもらいます.

嬉しいな〜.おめでとう!

 

男子砲丸投では岩崎鼓太郎が13mの大台突破!

最終投擲にしっかりと記録を伸ばすことができました.

高校2年になってから競技のこと,トレーニングのことで「どのようにすれば遠くへ投げられるようになるのか」を深く考えながら取り組むことができてきています.

アスリートとして一皮剥けてきました.

 

男子棒高跳でも第2位ながらも豊原隆介が中学3年生以来の4mジャンプ成功!

4m20も跳べる高さを跳んでいました.インターハイを目指して頑張れ.この代はまず隆介が全国を決めなければだめ!

 

きつい練習をグッとこらえながら,後輩達の躍進に焦りを感じながらもそれを刺激に大きな成長を果たした上級生組の成長がめちゃくちゃ嬉しいです.みんな,よくやった!!

 

ルーキー組もインターハイ圏内の好記録が続出.

ここでは書ききれませんが,順調に高校デビューを飾っています.

筆頭は石田晴大の走幅跳.

素晴らしいジャンパーの先輩方を抑えて1年生優勝.

跳躍審判主任の金子の策略であえてのトラックレースが終わり会場が静まり返った状態でのプレッシャーをかけさせた6本目の試技にさせましたが,しっかりと自己ベストを超える跳躍を見せてくれました.

注目されて結果をさせるのは跳躍人としては最も大切なこと.ナイスジャンプでした.

 

良かった結果もあれば良くなかった結果もあるのが勝負.

悔しい思いをしたメンバーは必ず次に繋げていこう.

成功も失敗も必ず理由はある.理由を探し出して次に繋げよう.

 

全員の結果はこちら.

 

【オホーツク支部高等学校陸上競技大会】

サポートアスリート

酒井柊優

八種競技 4503点 自己ベスト 優勝

11"56-6m30-10m91-53"73-19"84-47"79-1m64-5分09秒61

やり投げ 50m14 第3位

 

岩崎鼓太郎

砲丸投 13m06 自己ベスト 優勝

円盤投 27m48 自己ベスト 第8位

 

豊原隆介

棒高跳 4m00 第2位

 

加藤遼太

走幅跳 6m65 第3位

100m 予選12"22

    準決勝11"51

    決勝11"36 自己ベスト 第5位

 

松田優飛

110mH 15"78 自己ベスト 優勝

 

石田晴大

走幅跳 6m85 追参 公認6m72 自己ベスト 優勝

100m 予選12"58

    準決勝11"84

    決勝11"60 第8位

 

井田悠仁

八種競技 4237点 第2位 自己ベスト

11"78-6m16-10m54-57"400-16" 80-32m19-1m70-5分34秒31

110mH 15"79 自己ベスト 第2位

 

中崎楽久

走幅跳 6m34 追参 公認6m28 自己ベスト 第4位

200m 予選24"99

    準決勝24"34 自己ベスト

 

本田櫂晴

走幅跳 6m04 第8位

 

西迫知希

棒高跳 NM

 

井上大和

1500m 

予選4分37秒57

決勝4分14秒84 自己ベスト 第8位

 

800m

予選2分09秒22

決勝2分06秒35 自己ベスト 第7位

 

相馬夏好

やり投げ 48m52 自己ベスト 優勝

円盤投 27m26 優勝

砲丸投 11m12 優勝

※やり投げはオホーツク高校新記録,オホーツクキッズ歴代最高

 

相馬可夏子

七種競技 3697点 優勝

17"75-1m44-8m58-27"82-5m03-27m25-2分41秒77

100mH 予選15"57 自己ベスト

    決勝15"59 −1.0 優勝

 

田辺采子

やり投げ 36m64 第3位

円盤投 24m35 第3位

砲丸投 10m83 第2位

 

近藤アンナ

走幅跳 4m87 自己ベスト 優勝

三段跳 8m92 

 

富永咲愛

棒高跳 2m70 優勝

 

高橋芽衣

800m 2分53秒58 第7位

 

卒団生

丹羽圭一郎

八種競技 3077点 第8位

11"95-5m55-5m64-55"17-22"22-15m58-1m40-5分12秒74

200m 予選25"32

    準決勝24"39 自己ベスト

 

飯島空輝

棒高跳 3m30 第5位

 

野村柚果

400mH 1分10秒48 第2位

400m

予選1分05秒25

決勝1分03秒37 自己ベスト 第3位

 

宮下琉汰

400m 予選56"85

 

穴澤日菜

走幅跳 4m33 第6位

100mH 予選18"03

     決勝17"91 第7位

やり投げ 33m22 第4位