私は、広告デザインをするデザイナーも、ある程度は、コピーライティングやマーケティングについての知識があった方がいい、と思っています。
確かに、デザイナーは、感性やデザイン・テクニックを学ぶ方が、優先かもしれません。
しかし、コピーライティングやマーケティングを知っておくことで、結果的に、良い広告デザインを作ることができます。
逆に、編集デザインと広告デザインを、同じアプローチでデザインしたら、あまり良い結果は得られないと思います。
特に、広告デザインでは、売り上げなどのお客さんの反応が、とても大事です。
そのため、反応のとれる広告デザイン、効果のある広告デザインを作るために、コピーライティングやマーケティングについて、学んでおきましょう。
今回は、マーケティングとセールスの違いについて、お話しようと思います。
今、自分が作っている広告デザインが、マーケティング的な意味合いを持っているのか、または、セールスとしての役割を持っているのかを、理解しておきましょう。
そうすることで、おのずと、デザインでの表現方法や、力を入れるポイントが違ってきます。
ここを外すと、まさに的外れで、効果の薄い広告デザインになってしまいます。
マーケティングとセールスの定義については、いろいろ言われていますが、ここは、わかりやすく、私の解釈で、お話ししましょう。
商品やサービスは、お客さんに購入してもらって、はじめて売り上げが発生します。
この流れをいかにスムーズにするかが、広告の大きな役割の一つです。
広告というのは、商品やサービスを広く宣伝して終わり、というものではありません。
いかに、一人でも多くのお客さんに、たくさん購入してもらうか、というのが大事です。
そして、その一連の流れは、マーケティングとセールスで構成されています。
この二つを明確に区別しておかないと、なかなか商品の購入まで結びつきません。
簡単に説明すると、マーケティングは、お客さんを目の前に座らせる役割を持っています。
そして、セールスとは、目の前のお客さんに、商品を買ってもらう役割を持っています。
これを一度にやろうとすると、なかなか大変なので、現在では、それぞれのステップに分け、役割を持たせることで、スムーズな販売へとつなげます。
もう少し具体的にいうと、マーケティングは、お客さんの興味をひき、関心を持たせることが大事です。
これだけ、商品やサービスがあふれている時代ですから、お客さんに商品を知ってもらう、ということだけでも、大変です。
同時に、興味関心を持ってもらい、さらに、好感度を高めてくれると、購買意欲が高まります。
その状態の後に来るのが、セールスです。
興味を持ったお客さんに、いかに購入してもらうかが、セールスの腕の見せ所です。
そのためには、価格を提示し、お得感を出したり、商品についての詳しい情報を説明して、必要性を伝えたりします。
昔は、このマーケティングとセールスを、一つの広告で完結させたりしていましたが、現在では、それぞれの役割を持った別の広告を作る方が、有効だと思います。
少なくとも、ネットビジネスの世界では、それぞれで、別のアプローチ方法を取っています。
このように、マーケティングとセールスでは、役割が違います。
今、自分が作成している広告デザインが、はたして、マーケティング要素が強いものなのか、それともセールスの役割を持ったものなのか。
このような視点を持って、広告デザインをするだけでも、出来あがるものは、大きく変わってくると思います。
ぜひ、広告の目的ということにも関心を持って、デザインをしてください。