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貴婦人とチーズケーキ

1930年代当時はピンナップなどのセクシーアートチーズケーキと呼んだ。
これはロシアの有名なオペラ歌手の脚線美を見たアメリカの雑誌編集者が
チーズケーキよりもいいじゃないか!」
と思いつきの賛辞の声をあげたことによる。


ケーキよりも甘美で、チーズよりもなめらかな、そんな脚を持つ女性達の写し絵。


と、ここらへんは荒俣宏先生の著作の棒引。


実をいうと、感動社はチーズケーキというものを食べたことがないのだ。


ほら、チーズって小洒落たパーティーなんかでサラミと一緒に並んでいるギザギザのあれだろ。


あんなのがケーキになるんかい?
で調べてみたところがさ、
1ピース、千六百円!


せんろっぴゃくえんって、あんた。
うちの近所の「満腹タイガー」って店、いやラーメン屋なんだけど。
そこの辛ネギとメンマと煮卵と豚の角煮がのっかってる具材ぜんぶのっけ贅沢ラーメンが九百五十円だよ。
ランチで餃子を付けても千百円だ。


秦の始皇帝の晩餐会並みの豪華さだ。


チーズケーキってのは代官山あたりを歩いている貴婦人の食べ物かい。
いや、貴婦人てのは代官山はうろつかないか。


じゃどこに行けば会えるのだ?貴婦人。


ラーメンと餃子をわっしわっしと食べる青年、
いやさ感動社のことだけど、
それを見つめる貴婦人。


「爺、あのわっしわっし召し上がっている高貴な方は誰かしら?」
見つめ合う二人。
道ならぬ恋。
人知れず北への逃避行。


いや「満腹タイガー」貴婦人を見たことはないな。
だいたい貴婦人はわっしわっしとか言わないしさ。

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そんなわけで夏休みの貴婦人を描いた。

考えてみりゃあ貴婦人なんつーのは毎日が夏休みみたいなもんだ。

違うか。


それじゃあ。