ハリー・ポッター論 不死鳥の騎士団篇2 | 神鳥古賛のブログ

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古典。読めば分かる。

映画「ハリー・ポッター」の第五作「不死鳥の騎士団」に於ける闇の魔法防衛術の教師には、魔法省より遣はされたる、魔法省大臣コーネリウス・ファッジの忠実なる臣下、ドローレス・アンブリッジてふ高級次官は就任せり。

こは、明らかに日本を批判的に描きたるキャラクターなるべし、権威に拠りすがつて大勢におもねり、不思議の国のアリスの如くに非現実的世界に住めるかにピンクの衣装を纏ひ、戦争の近づけるに非武装をもつて満足なさんとするなどなど。

更には、ホグワーツ魔法学校の監査役に出世しては規制の条令を乱発して、既成の秩序を墨守せん事を欲し、自由を恐れて発展を阻害する現在の官僚政治そのものゝ如し。

この日本の非常識的勢力の象徴の如きアンブリッジによりハリー・ポッターは虐待を受けたれど、これ官僚マフィア政党極右集団による我れへの人権侵害を表せしやも知れず。

また、ここに表されし魔法省は国連を示唆するものにはあらざるか、当時、我れの国連事務総長への道は開かれありしと覚しき事実との関連性を覚ゆればなり。

この国連事務総長と関連付けられたる事柄に基づいて、その反面教師として性格付けられたる、第二作「秘密の部屋」のロックハートの如きキャラクターとしてアンブリッジは描かれたれ。

その、アンブリッジの話し振りも、まづ咳払ひをして周りの関心を引き寄せて話を始むる特徴あるものにて、気取れる如く勿体振りたる如き、日本の国連大使などの様を伝ふるものか。

アンブリッジ、がんじがらめの規制強化と生徒への虐待とにより、黄金の玉座に座れる己れに陶酔しきりなり。

かゝる小国日本の暴走を食ひ止めん為に、ハグリッドの兄弟たる巨人のグロウビーなるものを頼らんとせり、これ即ち、中国による歯止めなりき。

(参考、神鳥古傳ー新潟篇ー3)