ハリー・ポッター論 不死鳥の騎士団篇3 | 神鳥古賛のブログ

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古典。読めば分かる。

ウィーズリー家の父親、即ち、米国人のレジスタンス、ヴォルデモートの勢力に襲はれて負傷せり、これを率先、察知したるはハリー・ポッターにして、ハリーみづからが襲ひしが如くに感じたるとなり。

この事、第四作「炎のゴブレット」の迷路の試練に通ずるものなるべし、この作に於いては更に掘り下げて、ハリーみづから死喰ひ人となりゆくか否かの境ひ目にあるなり。

かくて、ハリーはスネイプによりて心を平常に保つ訓練を受く、我れは率直との評を受くる性格なれば全てを明るみに為す、我れの考へなどは筒抜けなるべし。

ロシアは世界の覚醒者なれば、他国の心理を読むが如きは容易なるべし、第二次大戦中は我が国の軍部を徹頭徹尾、手玉に取りたるとぞ。

全ては夢かうつゝか定かならぬ構成を取りたれど、後ちにハリーはスネイプの読心術を破り、スネイプの触れられまじきなん過去を見る、これ即ち、日露戦争の屈辱なるべし。

さて、ハリー達は「必要の部屋」に於いて防衛術の訓練を重ねゐたり、ここに「不死鳥の騎士団」のメンバーを撮せし写真ありき、その中にネビル・ロングボトムの両親も居たりけり。

その両親の様には東洋人の面影あらん、その父親は我が実父に似、その母親は我が姉に似たるか、戦前の日本人のレジスタンスとは何者を指すや、菅原千畝辺りを想定したるか。

その日本を磔の呪文もて死に至らしめたる某国の闇の魔法使ひとはシリウスの姉にあたり、こは、戦前の日独同盟を指すならんか。

まことに、当時の日独同盟は死に到る病なりしなるべし。

第二次大戦の時にヴォルデモートの持たざりし預言とは、本編に於いてはヴォルデモートには必要なき預言なり、こは、機密事項なるなれ。

(参考、神鳥古傳ー新潟篇ー7)