いきなり昭和な書き出しです。昔、林家三平という噺家が高座にあがるなり、「そんなわけで、体、気をつけてくださいよ」っていって、お客が笑っていました。
今年の漢字は 金 | みんななかよく (ameblo.jp)
の記事の続きです。 この記事は「今日は漢字の日」というアメブロネタのまとめ記事ですが。
直接には、伊藤浩士さんのこの記事を見て思いついた、オリンピックと今年の漢字の関わりという雑談。
ネタにするのは、これまでの「今年の漢字」。
主催元の資料です。
これまでに今年の漢字に「金」が選ばれたのは4回あって、いづれもオリンピックの年。
胴元の漢字能力検定協会によると、こんな理由。
2000年
シドニーオリンピックでの金メダル。南北朝鮮統一に向けた"金・金"首脳会談の実現。新500円硬貨、二千円札の登場など。
2012年
「金」に関する天文現象の当たり年。数多くの「金」字塔が打ち立てられた1年。「金(かね)」をめぐる問題が表面化。
2016年
リオ五輪に沸き、東京五輪に希望を託した「金」(キン)と、政治と「金」(カネ)問題に揺れた年。スポーツ界に新たな金字塔、マイナス金利初導入、シンガーソングライターの金色衣装などにも注目が集まった。
今年の分はまだ記載がなかったから、新聞報道。
2021年
東京五輪・パラリンピックでの日本人選手の「金」メダル獲得のほか、米大リーグの大谷翔平選手やゴルフの松山英樹選手、将棋の藤井聡太竜王が打ち立てた「金」字塔、新型コロナウイルス禍での飲食店への休業支援「金」などが挙げられたという。(毎日)
金メダル数の推移は以下です。 ついでに今年の漢字も併せて。
2000 シドニー 5 金
2004 アテネ 16 災
2008 ペキン 9 変
2012 ロンドン 7 金
2016 リオデジャネイロ 12 金
2021 トウキョウ 27 金
出典
オリンピックでの日本のメダル獲得総数 (ouenbu.com)
2004年は災害の多さがオリンピックより印象に残ったということでしょうか。2008年はペキンだから、人々の反中姿勢も影響したかな。
今年の漢字の募集、選んだ文字と理由を書くようですから、「金メダルの金」というのって書きやすいんじゃないですかね。
カネのほうは、いつの年でもいろいろあるでしょうし。
こういうのに応募する人って、みんなの乗りそうなものに自分も乗ろうという心理が強いんじゃなかな。
もう少しすれっからした人物は、株 なんて字を選ぶ。
小池知事の今年の漢字は「株」 コロナや日経平均最高値 | 共同通信 (nordot.app)
話は元に戻って、前までの年は、「金字塔」とか理由付けにも苦心してますが、ことしの場合は、調整金だの給付金だのの印象も強かったんじゃないですかね。
追記 伊藤浩士さんのコメント欄で、10万円の給付金は去年ですよとご教示を受けました。 今年の年末、お金の「金」がみんなの印象に残ったとしたら、現金だクーポンだと騒ぎになった、子育て世帯への臨時特別給付金、ってことになるかな。 あんまり応募理由に書きそうではないですね。