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ドッシーと申します流れ星

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こんにちは、トッシーです。

 

日曜の朝、リビングでゴロゴロしていたら、 妻が仁王立ちでこう言いました。

 

「トッシー、クローゼット整理して」

 

……はい?😨 今日、サッカー見る予定だったんですけど……

 

重い腰を上げて、 奥の方まで手を突っ込んで整理し始めました。

 

すると。

 

ホコリまみれの段ボールの奥から、 ボロボロの黒い手帳が出てきたんです。

 

12年前の自分がいた

表紙を開くと、 震える文字でこう書いてありました。

 

「2013年4月1日 社会人1年目」

 

……あ。

 

これ、25歳の時の日記だ。

 

12年前。 就職したばかりで、 毎日が地獄みたいだった、あの頃の。

ページをめくると、 当時の自分の叫びが溢れてました。

 


「4月15日 また上司に怒られた。 メール1通書くのに1時間かかる。 同期はサクサク終わらせてるのに。 俺、向いてないのかな……」


「5月20日 深夜2時。まだ報告書終わらない。 書いても書いても、赤ペンで返ってくる。 『意味不明』『論理が飛躍』って。 もう辞めたい」


「6月3日 送信ボタンが押せない。 30分も画面見てる。 このメール、大丈夫かな…… 怒られないかな……」


 

「……そうだった。俺、文章まったく書けなかったんだ」

妻に見せてみた

リビングに戻って、 妻にその日記を見せました。

 

「ねぇ、これ見て。 12年前の俺の日記なんだけど……」

 

妻がパラパラとページをめくりながら、

「へー、そんなことあったんだ。 トッシー、頑張ってたんだね」

 

と、軽く流されそうになって、

**「6月15日」**のページで、妻の手が止まりました。

 


「6月15日 『ゴミ雑記』始めた。 ネットで見た方法。 誰にも見せない、読み返さない。 書いたら即削除。

最初は意味不明だったけど、 とりあえず今日の愚痴を全部書いた。 『上司ムカつく』『辞めたい』『俺バカ』 めちゃくちゃな文章だけど……

なんか、少し楽になった気がする」


 

妻が顔を上げて、

 

「ねぇ、これって…… 今、やってるやつと同じ?」

 

「……え、バレてた?😅」

 

「夜中にスマホでカタカタやってるじゃん。 何書いてるのかなって思ってたけど、 こういうことだったんだ」

 

「それで書けるようになったの?」

妻が不思議そうに聞いてきました。

 

「でもさ、ゴミ箱に書くだけで、 本当に仕事の文章が書けるようになるもんなの?」

 

「いや、それだけじゃなかったんだよね……」

 

僕は日記の続きを見せました。

 


「7月3日 文章術の本を5冊買った。 『PREP法』『結論から書け』 『一文は短く』……

全部やろうとしたら、 逆に書けなくなった。

守るべきルールが増えすぎて、 頭がパンクする。

これじゃダメだ」


「7月18日 セミナーにも行った。 3万円。高かった。

でも、講師の添削が 上司の赤ペンとそっくりで、 またトラウマが蘇った。

帰り道、吐きそうになった」


 

妻が目を丸くして、

 

「え、そんなに色々やってたの? プレッシャーで書けなくなってたってこと?」

 

「いや、違うんだよ」

本当の理由は、もっと単純だった

日記の最後の方のページを開きました。

 


「8月10日 気づいた。

俺が書けないのは、 『技術』が足りないからじゃなかった。

『読み手が怖い』からだった。

上司の顔、 同期の評価、 『こんな文章でバカにされないか』 って不安。

それが全部、頭の中で渦巻いて、 指が動かなくなってた。

ゴミ雑記で気づいた。 誰も読まない場所なら、 俺、いくらでも書ける。

つまり、問題は 『書く能力』じゃなくて、 『恐怖』だったんだ」


「8月25日 『自分の言葉で書く』を試した。

最初から丁寧語で書こうとせず、 まず友達に話すつもりで書く。 それから敬語に直す。

メール1通、3分で書けた。

……マジか。 こんな簡単なことだったのか」


「9月15日 上司に褒められた。

『最近、分かりやすくなったな』

信じられない。 赤ペンの量が、明らかに減ってる。

俺、変われたのかな」


 

妻が、日記を閉じて言いました。

 

「……トッシー、努力家だったんだね」

 

そう言って、 僕の頭をポンポンって撫でてくれました。

 

「ヨシヨシ、頑張ったね」

 

「……恥ずかしいからやめて😅」

 

「いいじゃん、偉いんだから」

 

久しぶりに、 妻に褒められて、 なんだか照れくさかったです。

そして、妻の一言

 

「じゃあ、年末の親戚への年賀状の一言メッセージ、 トッシーが書いてね✨」 

 

「おじいちゃんには丁寧に、 いとこには親しみやすく、 それぞれ書き分けてね😊 期待してるから!」

 

 ……。

 

「それと、おじさんへのお礼のLINEもお願い✨」

 

……。

 

プレッシャーUPしてきたああああ!!!😱

結局、成長は終わらない

……サッカー、見れなかったな。

 

それでは、また!