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ドッシーと申します
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こんにちは、トッシーです。
先週末のこと。
リビングでゴロゴロしながらスマホを見ていたら、妻が急に「ねぇ、これ見て！」って画面を突きつけてきました。
「コストコの年会費、1年以内に退会すれば全額返金されるから、実質タダで使い放題じゃね？」
……え？
「実質タダ」の甘い罠に飛びついた夫婦
「マジで？それってヤバくない？」
妻も僕も、目がキラーンと輝きました。
だってコストコの年会費、今年5月に値上げされて5,280円になったばかり。
それが「使うだけ使って、1年以内に退会すれば返ってくる」なんて…
「これ、錬金術じゃん！」
僕ら夫婦は、まるで宝の地図を見つけた海賊のようにハイテンションに。
「よし、今度のハワイ旅行の前に入会して、帰ってきたら退会しよ！」
「年会費もタダだし、現地のコストコでお惣菜買えば外食代も浮くし！」
完璧な計画だ……そう思ってました。
その時は。
妻の一言で、計画は崩壊した
興奮冷めやらぬ僕に、妻が冷ややかな目を向けてこう言いました。
「ねぇ、トッシー。そんな上手い話、あると思う？」
「いや、でもネットに書いてあったし…」
「調べてみなよ。絶対何かあるから」
妻の「絶対何かある」センサーは、過去の経験上、かなりの確率で的中します。
（僕が隠しておいたヘソクリが見つかった時です）
コストコ退会再入会を繰り返すとどうなる？調べてわかった衝撃の事実
重い腰を上げて、僕はコストコの規約を読み始めました。
すると……。
【衝撃①】退会後12ヶ月間は再入会できない
規約にはこう書いてありました。
「会員資格を解約した場合、解約日から12ヶ月間は新規入会ができません」
つまり、「今年ハワイで使って退会→来年また入会」っていうのは、不可能。
1年間の「空白期間」が強制的に発生するんです。
【衝撃②】コストコ再入会拒否は家族も道連れ
さらに読み進めると、もっと恐ろしいことが。
「同一住所に居住する家族も、同様に12ヶ月間の入会制限が適用されます」
つまり、僕が退会したら、妻も娘も、1年間はコストコに入れない。
「えっ、じゃあ『夫が退会→妻が新規入会』っていう裏技も無理ってこと…？」
そうなんです。
住所で紐付けられているから、家族全員が”連帯責任”を負わされる。
僕が勝手に退会して、妻と娘が1年間コストコに行けなくなったら…
妻の目が、確実に笑わなくなります。
コストコブラックリスト入りした人の「悲劇」
「まあ、12ヶ月待てばいいんでしょ？」
そう楽観視していた僕に、さらなる追撃が。
海外のフォーラムを見ていたら、こんな書き込みを発見。
「5回目の入退会で、永久に再入会を拒否された」
……永久？
どうやら、入会と退会を繰り返していると、コストコのシステムが「この人、制度を悪用してるな」と判断して、ブラックリストに入れられることがあるらしい。
しかも、このブラックリストに載ると、
- 本人だけでなく、同一住所の家族全員が入会不可に
- 理由は教えてもらえない
- 異議申し立てもほぼ無理
「えっ、じゃあ僕らが『賢い節約術』だと思ってたことって、実は出禁予備軍の行動だったの…？」
何回で危険？入退会繰り返しの限界
明確な基準は公表されていないけど、ネット上の情報をまとめると…
- 2〜3回まで：警告なし（たぶんセーフ）
- 4〜5回：黄色信号（システムで監視されてる可能性）
- 6回以上：赤信号（強制退会のリスク大）
「じゃあ、今回ハワイで使って退会して、来年また入会して…ってやってたら、数年後には出禁じゃん！」
そうなんです。
短期的には得しても、長期的には全てを失うんです。
返品履歴も全部記録されている
海外のコストコ元従業員（10年勤務）の証言で、こんな情報を発見。
「会員証には、過去の購入履歴だけでなく、返品履歴も全部記録されてる。返品が多すぎる人は、システムでフラグが立つ」
全部バレてる。
つまり、
- 「ちょっと使ってみて、気に入らなかったら返品すればいいや」
- 「1年使い倒して、最後に年会費を返金してもらおう」
こういう行動は、全てデータとして蓄積されている。
そして、ある一定のラインを超えると…
「この会員、ヤバいな」
と判断されて、強制退会させられる可能性がある。
【重要な区別】
- ✅ 会員費の返金：制度として認められている（グレーだけどセーフ）
- ❌ 商品の過剰な返品：完全にアウト（ブラックリスト直行）
妻の冷静な一言で、目が覚めた
一通り調べ終えて、ため息をついた僕に、妻が言いました。
「ねぇ、そもそも、なんでコストコ行きたいの？」
「え？それは…安いから？」
「じゃあ、年に1回しか行かないなら、そもそも会員にならなくてもよくない？友達に連れてってもらえばいいじゃん」
正論。
そうなんです。
僕ら夫婦、実は年に1〜2回しかコストコに行かない。
それなのに「年会費を取り戻す」ことばかり考えて、本質を見失っていた。
「それにさ、5,280円ケチって、娘も将来『出禁だと言われた』って恨まれたらどうすんの？」
完全にその通りでございます。
エグゼクティブ会員だったら、もっと悲惨
調べていて気づいたんですが、コストコには上位会員の「エグゼクティブ会員」というのがある。
年会費は10,560円（ゴールドスターの倍）だけど、購入金額の2%がリワードとして戻ってくる制度。
このリワード、年間最大11万円まで受け取れる。
でも、このリワードを受け取る条件が…
「リワード付与時点で有効なコストコ会員であること」
つまり、1年間たくさん買い物して、数万円分のリワードが貯まったとしても、
退会した瞬間、全部パァ。
目先の小銭を追いかけて、大金を失う典型的なパターンです。
結局、選んだ答えは…
「本当に必要な時だけ、素直に年会費を払って入会する。そして、使わなくなったら退会する。でも、入退会を繰り返すような真似はしない」
なぜなら…
1. ブラックリスト入りのリスクが怖すぎる
永久に家族全員が出禁になるなんて、娘に申し訳ない。
「パパ、なんで私たちコストコ行けないの？」なんて言われたら、泣きます。
2. 12ヶ月ルールで結局不便
「来年また行きたい」ってなった時に入れないのは困る。
3. コストコは”保険”じゃない
年会費を「預金」みたいに考えてたけど、それって本末転倒。
コストコは、使い倒してこそ価値がある会員制倉庫店。
4. 5,280円と引き換えに失うものが大きすぎる
- 家族の信頼（妻の冷たい視線）
- 将来のアクセス権（ブラックリスト）
- リワードなどの特典（数万円分）
こう並べてみると、圧倒的に割に合わない。
じゃあ、どうすればいいの？
僕なりの結論。
パターン①：年に3回以上行く人
素直に会員になって、使い倒す。
年3回、1回あたり2万円買えば、年間6万円。
コストコの商品は通常のスーパーより10〜20%安いから、年間6,000〜12,000円の節約。
年会費5,280円は余裕で元が取れます。
パターン②：年に1〜2回しか行かない人
会員の友達に連れてってもらう。
コストコは、会員1人につき同伴者2名まで入店OK。
だから、友達に頼めば年会費ゼロで買い物できます。
（お礼にランチ奢るくらいはしましょうね）
パターン③：お試しで1回だけ行きたい人
1年以内に退会すればOK（でも再入会は1年後）。
これは制度の本来の使い方なので、全く問題ありません。
「試してみたけど、自分には合わなかった」って正直に伝えればいい。
ただし、1年間は再入会できないことだけは覚えておいてください。
皆さんは、こういう「グレーゾーン」の節約術、どう思いますか？
それでは、また！