歯肉が部分的に炎症を起こすとき、その原因の筆頭はプラーク

つまり細菌の塊だ。



さらに、このプラークの約50パーセントが2日間で石灰化

ると言われている。



プラークが石灰化して歯石となる。



少し前に歯科医院で歯石を取ってもらったから、もうしばらくは

自分の口の中に歯石はつかないだろう……と考えたくなるかも

知れないが、プラークが取り除かれていなければ、その半分が

2日後には歯石になってしまうのだ。





  《神田錦町歯科・新御茶ノ水駅から徒歩3分》



  【 読んでみませんか?……『週にいっぺん、歯の話』 】





《古代人と虫歯》


甘いものを今ほど食べられなかった昔の人……特に砂糖が

精製される時代より前……は虫歯になる人も少なかっただろ

う、と我々は考えます。



けれども、日本の古代人には意外なほど虫歯が多かったの

だそうです。弥生人がそうだし、出土した縄文人の顎や歯か

らも虫歯のあとが発見されていると言います。



その訳は、食べ物の多くがでんぷん質で、粥状もしくはクッ

キーのような形で口にしていたためであろうと推測されてい

ます。



クッキーのような食べ物が口の中で歯に付きやすく、歯と歯

の間にもたまりやすいことは、我々も経験でよく知っています。




  《神田錦町歯科・新御茶ノ水駅から徒歩3分》



  【 歯のかぶせ物……その土台の形を整える。】




週末なので、ウィークデイのテーマ(歯周病)にこだわらず、

歯科のマメ知識をお届けします。



クインテッセンス出版株式会社……という版元から出ている

『歯科の歴史おもしろ読本』(長谷川正康著)

を参考にさせていただきます。



わたしたちは、今でこそ虫歯がどうして出来るか知っていま

すが、マスコミュニケーションが登場する以前には

「歯を食べてしまう虫(歯虫)がいるから虫歯になるのだ」

という考えがかなり有力だったのだそうです。



東洋でも西洋でも、だいたい18世紀ごろまではそう考える人

が多かったらしく、想像で描かれた歯虫の絵なども残されて

います。




  《神田錦町歯科・新御茶ノ水駅から徒歩3分》



  【 歯科のこと、知っておいて損はありません。】