プラークは食べかすではありません。



口の中にいる細菌の塊がプラークなのです。



より正確に言えば、口腔内常在菌が合成する粘着性の高い

菌体外多糖がプラーク(dental plaque)である。



プラークは虫歯の原因でもあるが、歯肉辺縁に付着すると

炎症反応を起こす。



つまり、歯肉炎の始まりだ。


【 歯肉炎から歯周炎へ進むケースを写真つきで説明したページ 】  




  《神田錦町歯科・新御茶ノ水駅から徒歩3分》





歯肉炎と歯周炎をまとめて歯周病と言っていますが、

一般には歯肉炎から歯周炎へすすむケースが多い。



つまり、はじめ炎症が歯肉に限定されていたものが、

治療されずに炎症の範囲を広げて歯周炎になってし

まう……ということです。



虫歯の場合でもそうですが、やはり早い段階での手

当てが必要です。



歯周病を引き起こす直接の原因はプラーク。



プラークコントロールという言葉は、テレビのCMなど

を通してよく知られています。



しかし、実際に患者さんにうかがってみるとプラークの

意味を取り違えていらっしゃることが多い。




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【 「歯肉炎」と「歯周炎」 】



歯周病が大切な歯を失う原因のひとつであることを、このブログでも

繰り返し指摘してきました。



そこで、これから二週間ほど、これまでの記事を簡単にまとめながら

歯周病に関する知識を整理してみます。



歯周病は大きく分けると、歯肉炎歯周炎になる。一文字違いだが、

この二つは病態がまったく異なる。



炎症が歯肉に局限していれば歯肉炎。



深部歯周支持組織にまで炎症が及んでいれば歯周炎である。




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