【昭和のプラモ】029 ARII+LS「メカドック・シリーズ」の第一弾ちらし | 日常と、鉄道模型の部屋・待避所

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30代後半に鉄道模型スタートした後発組。国鉄型中心の車両収集と昭和認定を主体とする(おい)ブログ。そんな昭和のオヤジ趣味のページ。(Yahoo!ブログ転属組)

月曜日と言うことで「昭和のプラモネタ」・・・いや、最近やってなかったけど。

引っ越しの片付けしていると、余計な物が見つかるんですよ。許してね。

 

「メカドック」というのは、次原隆二先生が、1980年代後半に「週刊少年ジャンプ」に掲載した漫画で、昭和の車を題材とした、車のチューンナップショップ「メカドック(メカニカルドクター)」が、町工場時代から有名ショップと色々な形で基礎って有名になっていく話で、当時車好きだった私ものめり込んだ口。

はい、メカドックを連載時に読んでいた方、「昭和のおじさん・おばさん認定」です。

なんかディスクトップPCの背景が、ジャンプなのはホント偶然です。

 

個々に登場している「スカイラインR30」は、奥多摩有料道路(現、奥多摩周遊道路・東京都)で、マツダ・シャンテ(軽)にロータリーエンジン+ターボを積んだ、化け物と戦っているシーンで、少年誌での連載としてはかなりリアルでした。

右下のマツダ「サバンナRX-7」は、「キャノンボール・トライアル」という、千葉の九十九里浜から神奈川の江ノ島を目指すという、週刊誌主催のレースの一コマですね。

 

一つお断りしておきますが、当時の描写ミスで「スカイラインRS」が、GTのグリル(L20エンジン仕様)になっていたのは、

読んでいる人も暗黙の了解になっていましたので、そこは突っ込まないであげてください。

※これ初期登場のNAで戦ってました。たぶん出た当時だったんだと思います。

 

人気もあったのか、フジテレビ系列でも放映されました。

時間帯が「TV禁止の夕方(実家時代)」だったことで、見ることは出来なくて、後にDVDで見たんですけどね。

ちなみに私は、漫画では無く「プラモデルで知った口」だったんですけどね。

 

「メカドックのプラモ」というのは、先に「マルイ」が出していて、2番目が「ARII+LS」で、3番目が「フジミ模型」だったと思いますが、2番目の登場でした。

これ、わかります?「マイクロエース(有井製作所)」と「エルエス」という模型会社が、共同で発売したんですよ。

しかも、模型の金型と発売元がぐちゃぐちゃだったという、恐ろしいシリーズで、最終的には30種超えたプラモデルを発売した、大プロジェクトでした。

ちなみに当時の模型の話ですが、「アリイ」は倒産したメーカーの金型を買い取る形で、多くの車種を所有。これは今の「マイクロエースさん」が、「河合商会さん」の倒産後に「ポポンデッタさん」が買い取らなかった「箱庭シリーズ」等の金型を買い取ったのと、同じ構図です。

一方「エルエス」さんは、1980年前半頃までの車は模型化していたんですが、その後が出なかった記憶があります。(車の模型ね)ただしそれなりに、かなりの数の車両を出していたことで、今回の第一弾は、「エルエス主体」のシリーズで、第二弾が「アリイ主体」の構成だったと思います。

まぁ後半は、登場しない車両がラインナップされてましたが・・・。

その後、「エルエスさん」も倒産して、マイクロエースさんが金型を買い取る形となり、「オーナーズクラブ」というシリーズを出していくんですが、それは今度にします。

 

●01 セルボパトカー 1/20 ARII(金型はLS)

当時ミニパトの婦警さんだった「早坂優」が、違反車を取り逃がした事を皮切りに、町工場の「メカドック」に依頼。

ただし合法で勝てるように(車検厳しい時代でホイール交換も違反)という無理難題を「軽量化で勝つ」というエピソードでした。

 

●02 セリカXX(エアロタイプ) 1/20 エルエス(金型は同社)

キャノンボールトライアルに登場したメカドックの車両で、解体屋からボロボロのセリカXXを、直してチューンナップして勝負に挑む。このレース、かなり感動なので読んで欲しいから辞めときます。

 

●03スカイラインRS 1/24 ARII(金型はLS)

先ほど話した奥多摩有料道路での登場車両。

なんと模型は、「GTグリルでステッカーはRS仕様」という、原作と同じ仕様で発売してきたのには、当時驚きました。

いや、模型が先だったから、「なんでGTグリル?」と思ったのですが、漫画を見て納得してました。

ちなみに説明書には、「スカイラインGT-RS」となってました。良い思い出ですよ。

 

●04 ケンメリパトカー 1/24 エルエス(金型は同社)

メカドックにオイル交換を依頼した時に、登場した車両で、数回出たか忘れましたorz

 

●05 ホンダ シティR 1/24 ARII(金型も同社)

レギュラー登場の「小野小町」の愛車「赤いヨタハチ」を、「サツマイモが走ってる」と言われたことに激怒。その時の相手がCITYだったことからメカドックに「女性仕様」にしてもらい、勝負する話に登場した車。

 

●06 スカイラインRSパトカー 1/24 エルエス(金型も同社)

これは便乗発売品で、漫画には登場していない。ちなみに「横浜市警」となっているのは、アニメが横浜を舞台としたためです。ちなみに「早坂優フュギュア付き」・・・いや、全部フィギュア付いてました。

 

●07 スカGパトカー 1/20 ARII(金型はLS)

高速隊の「那智徹」率いるパトカーで、漫画ではシルビア110形だったのだが、アニメではスカイラインになっていたような・・・違ったかな?

 

●08 スカイラインRS(車両写真はスカGーRS) 1/20 エルエス(金型も同社)

こっちの方が、奥多摩有料道路レース仕様かな?

厳密に言えば、サイズが違う(1/20と1/24)ので出来れば1/24に統一して欲しかったところですが、最後の頃は1/32まで出てました。

 

発売予定の方が、漫画には重要な車両達が登場し、そしてARIIの持っている金型(自社・オオタキ・ニットー等)を使い、とんでもない車両数になっていく。

「パルサーエクサ改ミドシップ仕様」「ポルシェシルエット(シルエット軍団)」「セリカ・ターボ(ダルマ)ホイールから飛び出す●○付き」「RX-7シルエット(LSの通常部品+ボディー新規金型)」「フェアレディーS30」「スカイライン・ジャパンシルエット」・・・残念ながら、人生の転機があり、すべて集めることは叶わなかったが、子供時代に「夢」を与えてくれたシリーズでした。

またパッケージ(+説明書)も、かっこよかったので、そのうち登場させますね。

 

以上、「強化したブレーキディスクは、グッドだ!」でした。

※通じた方は昭和のおじさん・おばさん認定です。