【模型紹介】331 DD51+コキ107「さよなら紀勢貨物」 ~紀勢線を走っていた紙輸送貨物~ | 日常と、鉄道模型の部屋・待避所

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購入順に紹介している「模型紹介シリーズ」、2014年2月にTOMIXから発売した製品。

今回は「さよならDD51紀勢貨物」になります。

2013年3月のダイヤ改正までは、関西線・紀勢線経由で、北越紀州製紙(現:北越コーポレーション)からコンテナ貨物による紙輸送が実施されていた。それ以前は「ワムハチ」だったようで、そちらも模型的には再現したくなってくるが、今回は割愛。

その最終日の運用が、1年後に模型化されたのがこの製品だった。

 

先述の通り以前は「ワムハチ」での輸送だったので、コキも比較的新しい物が折り返していた。

もちろん最終日の「さよならセット」なので、「コキのナンバー」および「コンテナのナンバーも再現」という、マニアにはたまらない差別化もしている。

 

しかも一部ながら、「新規金型のコンテナを製作」しており、今まで「塗り替えのタイプ」だったものが、この金型製作で正しい製品になったらしい。

たしか実物の製造元が、「J-TREC(和歌山工場)」と「CIMC(中国の海運コンテナ製造メーカー)」の2社がほぼ締めていたと思われるが調べていない。

このため、「コキの順番」「番号付きコンテナを乗せる位置」など、説明書に記載されておりこだわりが感じられる製品でした。

「50周年記念コンテナ」に続く、2例目ですね。

 

また最終日に牽引した「DD51 852号機」も製品化された。

 

「852号機」なのだが、東日本大震災で東北本線・常磐線の線路が壊滅状態となり、その際に「青森経由の盛岡ルート」と「磐越西線経由の郡山ルート」で急遽運行されたが、その時に貨物輸送の実績の無かった「磐越西線経由」で、DD51重連の先頭に立った事により有名になった経緯がある。

JR東日本の「磐越西線優先復旧」の協力の下、初回輸送時には峠で空転が発生。JR東日本会津若松常駐のDE10が救援に向かい、事なきを得たという話があり、絵本としても発売されている。

そう、この絵本を読んだ人がすでに高校生か就職をしているほど時が進んでいる。早い物である。

 

話が脱線しました。

 

震災の話をしましたが、近年「北海道沖」「福島沖」「千葉東方沖(住んでいた一宮海岸沖)」「関東大震災」「南海トラフ地震」「熊本地震」「鹿児島地震」等、数年内に起きる可能性が高いやばい状態が各地に出ており、この際電気が寸断された場合、ディーゼル機関車が威力を発揮するが、実車の方は数を減らしている・・・。大丈夫なのかな。

 

 

【331】DD51+コキ107「さよなら紀勢貨物」

メーカー:TOMYTEC製<98915>

発売:2014年2月(新品)

導入時期:2014年3月2日

形式:JR貨物・愛知機関区 DD51「852号機」+コキ107×7両 

両数:1+7両

編成:DD51 852/コキ107-734/731/732/728/729/730/733

室内灯:付けて無いぞう

改造:カモメナックルカプラー(機関車片側)/TNカプラー(片側)/カトーカプラー(コキ中間)/EH200ナックルカプラー(コキ両端)/反射板塗装

 

導入経緯

これの発売時、じつは「北越紀州製紙紀州工場」のボイラー用リサイクル燃料を運ぶ仕事をしていた。これは横浜にある港から船積みまたは陸送で輸送されるのだが、その港と工場間を往復する仕事でした。

その関係もあり「さよなら紀勢貨物」は購入対象でした。

その時点では「DD51 852号機」が、語り継がれる実績があったのは知らなくて、むしろ「車番が被らないコキ」の方が気になってました。

 

すれ違いは「キハ48 東海色」

実際の線路は、単線で山間も通る貨物列車なので、今のレイアウトには不似合い。

いずれ追加する部分に、「単線ローカル風景」「若干の海岸線」を設ける計画ですが、いつになるのか・・・。(引っ越しが先?)

 

●紀勢線キハ48(TOMIX製)

当時ブロ友の一人に、中央西線や高山本線の山間を撮影してる方がおり、たまに出てくる「東海色のキハ」を2016年頃に購入。ただしこの製品発売も、どうやら2014年2月だったようで、このセットに合わせる形だったのかもしれません。

行き先は以前行った高山本線の「美濃太田」のままですが、まさかここで役立つとは思っていませんでした。

当時「キハ48」か「キハ25(新形式)」の二択だったっぽいです。

 

はい、撮影のために、高架駅部分を無理矢理ローカル駅にしてました。

拡大の撮影すれば、雰囲気だけは出せるんですよ。

 

元々この長さでの運用が中心だったようで、自宅的には手頃な長さです。

 

当時(2014年3月)の在籍数。

急行型 6両/特急形 194両

通勤形 375両/近郊型 120両/気動車 27両

蒸気機関車 2両/電気機関車 112両/ディーゼル機関車 18両(DD51 12両目)

貨車 383両(コキ107 59両)/緩急車 22両/特殊貨車両 2両/事業用車 17両

客車 418両

私鉄通勤車 20両/私鉄特急 32両/私鉄機関車2両/私鉄貨車9両

外国形 17両

合計 1776両(後日追加した車両分含む)

うちM9モーター146個目(連日増加するのであったorz)

 

あれ、この時点でDD51が12両いるの?「DD51」もスパイラルに突入していたようですorz

 

本当はこんな感じの単線区間が、イメージが強い場所なんですけどね。

 

DD51も、国鉄形機関車の代表格ですから、模型としても必須な機関車ですね。

相方のキハは、異種連結が多い車両でも有りますが、なぜかうちの場合「塗装違い」が多く在籍しているという・・・。

 

余談ですが、なんか反射板が片側取れてるなと思ったら、ケースの発泡スチロールが当たってましたorz

ちょっとだけ切りました。

 

そうそう、パッケージはかっこいいんですよ。

TOMIXのインサートはオリジナルも作れるので、一時期作ってましたが最近作ってないですね。

最近は、内パッケージの写真をスキャナーで取り込み印刷。それを切り出してインサート前に挟むという手抜きしていたりします。(HG除く)

 

もう残念ながら、葉桜の季節に突入しましたねorz

 

と言うことで、紙輸送の貨物列車だった「紀勢貨物」の紹介でした。

茶色のワムハチでも再現してみたい気がしますね。

 

以上、「消えてしまった紀勢貨物列車」でした。