【入線整備】215系「湘南ライナー」~着席定員増を狙った不運な通勤電車~ | 日常と、鉄道模型の部屋・待避所

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30代後半に鉄道模型スタートした後発組。国鉄型中心の車両収集と昭和認定を主体とする(おい)ブログ。そんな昭和のオヤジ趣味のページ。(Yahoo!ブログ転属組)

2021年2月19日、3月のダイヤ改正で「湘南ライナー」が「E257系」に置き換えになるという。

この時点での置き換え対象は「185系」と「215系」の2種で、置き換え後は520円の「ライナー券購入」から720円の「特急 湘南」へ変更になりました。アプリ購入で若干安くはなるものの、「疲れたから今日は座って帰る」層にとっては、手軽に乗れなくなったのは事実です。

この「E257系置き換え」がネックでして、たまに乗っていた「臨時快速鎌倉号」(別料金不要)が「臨時特急鎌倉」となり、特急料金を取る形に変わり、実質乗れなくなったのと同じです。

 

この日は撮影だけで、実際に乗車したのは「185系」の方でしたが、貴重な「東海道貨物線経由(羽沢周り)」だったので、楽しみでしたが、実際はほぼトンネルなので景色は楽しめなかったという・・・。

 

撮影駅は「藤沢」で数少ない「NRE」ではない「大船軒」が経営している立ち食いで、期待していたんですが・・・。

 

味は「NRE仕様」でした。

*NRE(日本レストランエンタプライズ)は国鉄時代に食堂車を経営していた会社で、現在はJR東日本の子会社になってます。

コストダウンの関係か、何処に行っても味は同じで、国鉄時代から残っている立ち食いそばが消えかけているため、残っている駅そばを食べるのが楽しみだったりします。

NREの味は、万人受けする味なのでたまに食べますが、せっかくなら違う味のそばを食べたくなるのは必然でしょう。

 

話が脱線しました。

 

ということで、この日乗ったのはこちらでした。

 

翌日の2月20日、今度は東京側から乗車することになります。

 

この日は「E215系」の方で、このダイヤ改正で引退となるとのこと。

そうなると一度は乗車して内装を撮影しないと、後悔します。

 

乗車してびっくり、外観からは「グリーン車と同じかな」と思いましたが、片持ち式の固定お見合い型・・・。

さすが通勤電車です。

 

同じく、藤沢まで乗車。

貴重な体験となりました。

 

と言うことで模型の話。

こちらは2022年2月に発売したTOMIX製で、ちょうど乗車した1年後に発売されました。

それまではマイクロエース製が発売されていましたが、中古でもプレミア価格だった関係から手が出ず。そんな中TOMIXから発売された車両でした。

それから放置していたので、日付に間に合わせる形で整備しました。

 

215系はオール二階建て車(クモハ除く)で、当初「通勤車の着席増」を目指して開発登場。

実際に運用してみたら、乗車に時間がかかり遅延が発生したため、通常運用から外れて「ライナー運用」「臨時快速列車」等に使われる形となり、使われない時間は車庫で寝てました。

二階建てにした関係で、日本では珍しい「プッシュブル方式」で、前後2両ずつ(ユニット式)が動力車で、それ以外の中間車が付随車となりました。(4M6T)

 

模型としても目立つ存在で、「顔無し」とも呼ばれているとかいないとか・・・。

 

運用範囲が限られているため、すれ違う車両も限定されます。

 

E231系1000番台初期車「湘南新宿ライン」(TOMIX製)

東海道線・高崎線・宇都宮線ではお馴染みの顔ですが、増備と同時に「湘南新宿ライン」が先に統一となり、東海道は113系&211系で、新宿周り(山手貨物線経由)が先行して新型車になりました。

「湘南新宿ライン」開通当初は、「113系」「115系」「211系」「215系」「219系」「E231系」と、面白い顔ぶれで、たまに横浜方面にも「115系」が来たりして、面白かったですね。

 

話が脱線しました。

 

10両固定なので、自宅では長すぎますが、オール二階建ては目立ちますね。

ちなみに「先頭車が動力」だったりします。

 

こんなすれ違いも、もう見ることは出来なくなりました。

 

そんな個性的な車両でしたが、すでに全廃。

模型の中では活躍してもらいます。

 

以上、「着席増の夢、消え去った215系」でした。