2023年4月から始めた新企画で、せっかく「昭和の遺産」を持っているのに、情報を公開しないのはもったいない。
と言うことで、鉄道模型ではありませんが、「箱絵」と「説明書」を公開していこうと思います。
現行で発売されているプラモデルの「不明なパーツ」や、「思い出の車両」など、お話ししていただけると幸いです。
今回は第24弾になります。
フジミとしては5車種目になります。
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●インチアップ・ハの字・シリーズ
No.02【昭和のプラモ】008 フジミ 日産「セドリック 430ターボ・ブロアム」
No.04【昭和のプラモ】013 フジミ ニッサン「シルビア 2000ハッチバック・ターボ」
No.09【昭和のプラモ】003 フジミ IUH09「ギャランΣ 2000GSR」
No.10【昭和のプラモ】018 フジミ マツダ「ファミリア 1500 XG」
プラモメーカー:フジミ模型(株)(当時)
シリーズ:インチアップ・ハの字・シリーズ No.11
発売年:1983年7月
メーカー:日産
車種:スカイライン(R30・前期型)2000 GT-TURBO 2Dr.HT
サイズ:1/24
おまけ:無し
改造パーツ:ステアリング/ドアミラー/インチアップホイール/扁平タイヤ/つり革
/ロールバー/バケットシート/跳ね上げ式マフラー
/窓開け状態可能(ウインド切断)/サンルーフ追加可能(屋根切り取り)
/ノーマル・ハの字シャコタン・ホッドロッド選択可能だったはず。
R30形スカイラインはプラモデルとしては、ほとんどのメーカーが扱っていた人気車種であった。
これは前モデルの「ジャパン」まで続いていた、サーフィンラインが消滅し、かわりにサイドモールが装備され、横が直線化したデザインになり、すっきりとしたイメージとなった事も有った為、模型メーカーがごそって製作したのではないかと思う。現在は「サイドモール」もほとんど省略されてしまい、残念に思う。
エンジンに関しては、「L20のターボ」としては2代目となるが、このR30が最後となった。
模型の話しになるが「R30前期型(フジミ製)」は、途中で金型回収して後期形となったため、現在では製作できなくなったようで、発売できなくなったレアモデルに当たる。
そしてシャシに合わせたのかわからないが、妙に横長の平ぼったいボディーにも、特徴が有った。
デフォルメしているのだが、そのデザインは結構好きだったので、フジミの「R30スカイライン」は、かなりの数買ってしまったorz
シャシは共通部品の「金型A」を使っていました。
説明書には記載されていませんが、使わない部品を流用すると、「跳ね上げ式マフラー」「ロールバー」も追加可能。
運転席・助手席は、流用のバケットシートとなっていた。
ミラーは「フェインダーミラー」「ドアミラー」の選択式で、たしか「スカイライン初のドアミラー」が装備されたと思う。
汚れた時用の「ライト用ウインドウォッシャー」は、現代には無い「昭和の装備」とも言える。
そしてなぜか「スリッパ」が付属。言われてみれば、クルマから降りる時に靴を履く、「土足厳禁」としていたクルマも数多く見かけたと思う。
R30スカイラインというと、「RSシリーズ(FJ20エンジン)」が有名だが、数的には「GTシリーズ(L20エンジン)」の方が、圧倒的に走っていました。1800CCの「Tiシリーズ(CA18)」と言うのもあり、テールが横長の物も存在したのを記憶しています。
おまけ
たしか高校の友人からの貰い物だったと思うが、当時のカタログです。
この値段は今ではありえませんが、「1.8LのTi」ベースの物になってます。
売れ筋の「4ドア・セダン」になります。
横のウインカーが、前期型の特徴でも有りました。
※後期形は回り込んだバンパーになり、ウインカーが上に移動しています。
もしかすると、「千葉県限定仕様」だった可能性は有りますが、色々な「迷な要素」も含まれていますね。
以上、「R30スカイライン 2000GT-TURBO、金型潰してしまった貴重な前期型」でした。