2023年4月から始めた新企画で、せっかく「昭和の遺産」を持っているのに、情報を公開しないのはもったいない。
と言うことで、鉄道模型ではありませんが、「箱絵」と「説明書」を公開していこうと思います。
現行で発売されているプラモデルの「不明なパーツ」や、「思い出の車両」など、お話ししていただけると幸いです。
今回は第8弾になります。

 

フジミ模型としては、「ギャランΣ」に続き2回目になります。

フジミさんは途中からシリーズ名が変わって再度出す形が多く、シリーズ物の初期が「インチアップハの字」シリーズでした。

名前の通り、ホイールをデカくして2インチアップデカくする方式で、確か16インチだったかな。箱絵は19インチに見えますけどね。発売の時代は、純正ホイールから社外のアルミホイールにすると「違法改造で車検が通らない」という理不尽な時代で、昭和の末期頃にエアロパーツやマフラー、車高等も条件付きで改正されて、今に至ります。

セドリック430は、角張ったボディーがかっこ良く、この顔つきは窓が全開すると何も無くなる「ピラーレス・ハードトップ」で、開放感が凄かった時代でした。

この頃は「L型エンジン搭載」で、1989CCターボのL20ETと2798CCのL28Eというエンジンでしたね。(2Lノンターボと1.8Lモデルもあったかも)

 

プラモメーカー:フジミ模型(株)(当時)

シリーズ:インチアップ・ハの字・シリーズ No.2

発売年:1983年5月

メーカー:技術の日産

車種:セドリック 2000・ハードトップ ターボ・ブロアム

サイズ:1/24

おまけ:無し

改造パーツ:ステアリング/ドアミラー/インチアップホイール/扁平タイヤ/つり革

     /窓開け状態可能(ウインド切断)/サンルーフ追加可能(屋根切り取り)心臓に悪いな。

     /ノーマル・ハの字シャコタン・ホッドロッド選択可能だったはず。

※今の人から見たら、謎用語が多いかもしれません。

※技術の日産に吹いた人は「昭和のおじさん・おばさん認定」です。

 

関連記事

●インチアップ・ハの字・シリーズ

 【昭和のプラモ】003 フジミ IUH09「ギャランΣ 2000GSR」


じつは説明書の方が正しいサイズ(笑)

フジミさんは基本的に「Aシャシ」「Bシャシ」のどちらかに、ボディーを合わせて作るという特殊な形状で、妙に平ぼったい「デフォルメボディー」だったんですよ。ただし模型自体が「ワイドボディーで車高が低くかっこいい」という感じで、私は嫌いじゃ無かったんですよね。

関係ないけど窓に貼るステッカーに「弥生」と言うのがあって、これがいまだに謎だったりします。

 

これは「Aシャシ」ですね。フロントのサスペンションに当たる部分に取り付けるスペンサーを、接着して上下の余計な部分を切らないと直ぐ折れるので、そこは苦戦した記憶があります。

ん?ノーマル車高の取り付け方しか乗ってませんね。A5のパーツを上側の突起に2ヶ所付けるとシャコタンに・・・。

平ぼったいボディも相まって、低すぎたのかな。

 

あれれ、リアも「ハの字シャコタン」になってませんね。これ説明書誤植じゃ無いかな?

なぜか「ロールバー付き」シートもバケットっぽいけど、専用パーツのランナーなので、それは無いかな。

 

「サンルーフ」も穴を開ければ取り付け可能だったようです。

「フェインダーミラー」「ドアミラー」は選択式。

そっか、1983年5月発売か、国鉄末期の昭和58年ですね。関係ないけど・・・。

 

この「インチアップ・ハの字」シリーズ、番号が不明なんですけど、横絵である程度発売順番がわかってました。

フジミの430セドリックは、これ一台しか手に入らず。兄弟車の430グロリアはたしか手に入らなかったんですよね。

No.1が「角形クラウン」(なんとレザー布屋根の2ドアが存在していた)だったのは覚えていますが、それも買えなかったかな。

このシリーズはすぐ次のシリーズになってしまい、手に入らない物が多かったです。反面、このシリーズまでしか生産していない物も、多かった記憶があります。

 

フジミ模型さんの古い製品を探すのも、結構面白かったなぁ。

 

以上、「セドリック430 ターボ・ブロアム」でした。